この文章は、西尾幹二インターネット日録管理人が書いています。
西尾先生がお亡くなりになってから、もう丸二年が来ようとしている。
この日録を管理しなくなっていた。
そんな折、西尾先生の全集の最終巻が届いた。全集第22巻Bである。
国書刊行会との約束が22巻だったけれど、どんどんページが足りなくなって、約束の22巻で済ますのに、結局A.Bという離れ業で先生の希望が聞き入れられた。本当は全24巻なのだ。
最初、西尾先生の全集を出してくれるという話が持ち上がったとき、相談された私は、普通は亡くなった後に出すのに、生きている内から出してくれるなんて、有難いことだから是非受けて欲しいと答えた覚えがある。
その全集の最終巻が22巻Bなのだ。
なんでもかんでもデジタルの時代、紙の全集の意義は余りにも大きい。そのことに後世の人はきっと気が付くだろう。こうして書物という実体になって残った西尾先生の全集が、どれほど後の日本人にとって宝物になり、栄養になり、役に立つだろうかと思うとき、この日録でほんの一辺でもその手助けになれたことを幸せに思う。