12月18日発売予定の次の本をご紹介します。総和社という出版社からで、編集担当の佐藤春生さんが書いてくださった内容案内は次のとうりです。
予約すると「おまけ」がつくことになっているそうですので、注意して読んでください。今の時代にふさわしい新しい出版の形式です。その形式に適った革新的で、チャレンジングな内容の本のつもりです。
一口でいえば、今お読みくださっている「西尾幹二のインターネット日録」が本になったのです。当ブログの管理人長谷川真美さんの永年のご努力に感謝し、彼女とともに喜びたいと思います。
テーマに応じて再構成し、新しい表現や未発表の論文を多数入れていますので、必ずしもブログと同じ内容ではありません。2008年の憂国忌における私の二時間半に及んだ講演の全部が収録されていますし、出版記念会パンフにおける小林秀雄をめぐる小さな論争もブログにのっていないものです。
2009年『諸君!』4月号の、話題になった私と秦郁彦氏との論戦を、秦氏のお許しを得て全文掲載できましたことは幸運でもあり、またこの本の記録性に厚みをもたらしました。
とまれ編集者の紹介文をおよみたまわりたく存じます。
12月18日『西尾幹二のブログ論壇』発売!
11月20日より予約受付開始!!
著●西尾幹二
版型●四六判・並製
定価●1600円(税込)
頁数●400頁予定
発売日●12月18日『西尾幹二のブログ論壇』内容紹介
■西尾幹二の本を初めて読む方へ
『西尾幹二のブログ論壇』を読むと・「ブログ論壇」の可能性が分かります
・「雑誌ジャーナリズム」の衰退の理由が分かります。
・「皇室」のことがよく分かります
・「昭和史」の偏向ぶりが解ります
・「三島由紀夫」と「江藤淳」の対立軸が理解できます
・「小林秀雄」と「西尾幹二」の違いが分かります
・「GHQ焚書」の実態が分かります
・「保守」の弱点が判ります
・「ニーチェ」の魅力が分かります
・そして「西尾幹二」の魅力が分かります!最新の“論争”をすべて収録!
「学界」「論壇」にとらわれず、「右」「左」というイデオロギーに左右されない、“素心の人”西尾幹二はこれまで幾度となく論争となる問題を抽出してきた。西尾幹二の問題提起に対し、『文藝春秋』や『正論』でさえ真っ向から取り組めなかった議題も、一方ネットでは賛否両論盛んに議論され、あたかも「ブログ論壇」の様相を呈している。
単行本未収録の論文「読書の有害について ニーチェ『この人を見よ』の言葉より」「私の受けた戦後教育」「限界を超えた『芸術と実行』の分離の理念(2008年度三島由紀夫憂国忌記念講演)」を加え「皇室」「昭和史」「GHQ焚書」「保守」についてなど、最新の論争の記録をすべて収録!
■目次より
「朝まで生テレビ」皇室問題に出演する/「朝敵」と論難されて/『保守の怒り』の求めるもの
「弱いアメリカ」と「皇室の危機」/観念教育のお化け 大江健三郎「戦後世代と憲法」
「田母神俊雄=真贋論争」秦郁彦VS『諸君!』二〇〇九年四月号論戦/『諸君!』四月号論戦余波
死を迎える前に私も全部を語っておく/小林秀雄に腰掛けて物言う人々
佐藤優さんからのメッセージ/加地伸行氏の直言/渡部昇一さんとの対談そのほか編集者から一言
秦郁彦、保坂正康、半藤一利などいわゆる「昭和史家」への批判論文から始まった第二章「歴史は変化し動く世界である」の大論争が『ブログ論壇』のメインとなります。本書は有名無名を問わず、西尾先生以外の方の文章も収録しておりますが、すべて先生が選ばれた文章で、名文も多いです。渡辺望さんが書いてくれた序文は本書の解説にあたる文章ですが、それに留まらず、西部邁氏へ根本的な批判などもあって、独立した論文として読み応えがあります。
これまでの西尾先生の作品とはちょっと違うものが出来上がりましたので、ご期待下さい。『西尾幹二のブログ論壇』アマゾン先行予約キャンペーン開催!
発売日11月20日~12月20日 11月20日より、アマゾンでご購入いただいたお客様へは、西尾幹二、宮崎正弘、渡辺望の三氏による『西尾幹二のブログ論壇』出版記念特別放談の限定映像を、もれなくプレゼントいたします!
11月20日~12月20日のキャンペーン期間中にご購入いただいたお客様は、限定プレゼント『西尾幹二のブログ論壇』スペシャル放談映像(約90分)」がございます。【プレゼント応募方法】
応募期間:11月21日(水)~12月20日(日)
1. Amazon.co.jpで『西尾幹二のブログ論壇』を予約/ 購入します。
2. 購入後、Amazon.co.jpから注文確認メールが届きます。17桁の「注文番号」をご確認ください(例 000-0000000-0000000)。
3. 下記の応募フォームに必要事項(お名前/ メールアドレス/アマゾン注文番号)を記入して送信します。
4. 映像ファイルをダウンロードするためのサイトのURLとパスワードをご登録いただいたメールアドレス宛に返信いたします。< 著者について
西尾幹二(にしお・かんじ)
評論家
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業、同大学大学院文学修士、文学博士。電気通信大学名誉教授。著書に『ヨーロッパの個人主義』『ニーチェ』『ニーチェとの対話』『江戸のダイナミズム』『決定版 国民の歴史』『GHQ焚書図書開封』1~4、他多数。訳書にニーチェ『悲劇の誕生』『この人を見よ』、ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』など。
【西尾幹二のインターネット日録】