三月の私の仕事

 『正論』で長篇連載を始めます。『WiLL』で巻頭論文を出します。

 『正論』は今年創刊40周年を迎えるそうで、その記念事業がいろいろ行われるようですが、そのひとつとして私の長篇も位置づけられています。長篇という以上相当長いことになりそうで、約束は一応2年半、30回となり、1回が約30枚ですから計900枚が予定されています。

 全集刊行と並行します。果してやれるのかどうか。どちらも終ったとき私が80歳を越えていることは間違いなく、天が私に二つの事業の完結の機会を与えてくれるでしょうか。天命を祈ります。

 この達成の第一回目は5月号で、「戦争史観の転換――日本はどのように『侵略』されたのか――」の「第1章 そも、アメリカとは何者か?」の①です。第1章は①~④が予定されています。

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 『WiLL』5月号の巻頭は山折哲雄氏の話題の「皇太子殿下、ご退位なさいませ」(「新潮45」3月号)に対し、私の考え方をきちんと述べたものです。戦後民主主義を肯定評価する山折氏の「人間天皇宣言」に関する認識の間違い、皇室の危機の本来の理由を書かずに「退位」論のみを唐突に語るこの論文の不可解さを存分に批判したうえで、問題の本質を再論しました。題して「皇太子殿下の無垢なる魂を守れ」です。

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「三月の私の仕事」への2件のフィードバック

  1. 宮崎正弘氏のメルマガに書評がありましたので、

    このまま外国人労働者を放置しておくと、日本は確実に破壊されるだろう    警鐘を乱打する西尾氏の古典、中国に絞っての改訂バージョンが登場  ♪西尾幹二『中国人に対する「労働鎖国」のすすめ』(飛鳥新社)@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@  このまま外国人移民を、とくに労働移民を無造作に受け入れていけば、日本の精神の紐帯はかくじつに破壊される。いや、現実的にはすでに多くの場面で日本が破壊されている。 会社の会議を英語でおこなって得意がるバカ企業が目立つが、そのうち中国語でやるようになるだろう。 我が国の税金で東大に中国人が千名も留学しており、やがて日本国籍を取る者が増えれば、数十年先に官僚トップ、国会議員は隠れチャイナで横溢する日がくるだろう。中国はおそるべき対日侵略を、この移民問題に潜ませ、気がつけば日本国家は朦朧として足場を失い、日本文化の独自性を喪失、日本の精神陥没という凄まじき惨状に陥っていたことがわかる。目先の労働不足のために国を売った政治家、官僚。その旗振りを演じた堺屋太一、石川好らの軽薄無国籍言論人の責任が問われる。 本書はEUの労働問題ならびにアメリカの不法移民を論じて、これが明日の日本の姿だと警鐘を乱打した『労働鎖国のすすめ』(1989年カッパブックス)に、中国の一章を書き足された増補改訂バージョンである。加筆の一章分だけでも82ページ分の分量がある。とくに表紙のデザインにおもわずゾッとさせられる。イナゴの大群が美田を食い尽くす。 イナゴの羽の裏は五星紅旗、それが日ノ丸を食いちぎり、穴を空けてボロボロにしているという、いやにリアリスティックは構造である。  このイナゴの大群の典型的な事件がふたつ、現実に日本でおきた。 西尾氏はつぎを指摘する。 第一は北京五輪直前の聖火リレーが日本国内で行われたが、とくに長野。「中国の巨大は五星紅旗がコース周辺を埋め尽くし、ささやかな抗議をしていた日本人や在日チベット人に、中国人が巨大な旗竿をふりかざして殴る、蹴るの乱暴狼藉を働き、重傷まで負わせた」ところが日本の警察は中国人の横暴を無視した。この大量動員は「中国大使館と密接に繋がっていた」のだった。大使館の指導の下、五千人の中国人がバスを仕立てて長野にやってきたのだ。 第二は逆に「東日本大震災時には、中国人が我先にと大挙して、日本を逃げ出すということがおこった。これも中国大使館が数十台の大型バスを東北四県に派遣し」、ネットや携帯電話網を通じ空港などにあつめての集団脱走劇。つまり何かが起こると、「在日中国大使館が司令塔になり、統一行動をする」という「不気味な行動」ぶりが露呈したことである。 今後、このイナゴの大群をいかにして日本から排斥するか、いやそんなことが出来るのか。深刻な問題が示された。    ◎  

  2. ピンバック: 西郷隆盛

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