産経新聞への私の対応(四)――共同謀議の可能性――

 福地惇理事のお話によると、3月28日の理事会が終って、関係者が居酒屋に集合する約束だった。すぐ帰宅に向かった人は別として、会合に出ると約束していてなかなか来ない人が何人かいた。八木秀次氏、新田均氏など何人かの理事である。

 彼らは別の天麩羅屋にいるということで、事務局の鈴木尚之氏が携帯を入れて早く顔をみせてほしいと言い、やっと八木、新田の両氏は一時間半も遅れて会合場所に現れた。八木氏は「あゝ、天麩羅を食い損なった」と言って席につき、「お待たせしました」の挨拶の一言もないので、福地氏は例によって礼儀を知らない無礼な奴だと思ったので遅れた時間を覚えているという。

 この一時間半が問題である。ここで彼らは誰と会い、何をしていたのか。産経の渡辺記者や前事務局長の宮崎正治氏と密談をこらしていたのかいなかったのか、それはまだ分らない。渡辺氏は私に理事からの取材は電話で行ったと伝えている。彼らは天麩羅屋で密談し、産経新聞を誘導する電話の内容を練りあげたのかもしれない。

 いずれにせよ、当夜ウェッブ産経に、そして翌3月29日の東京朝刊に、「八木氏が会長復帰へ」というまだ決定されていない内容が大見出しで掲げられ、「宮崎氏事務局復帰も検討」「西尾幹二元会長の影響力を排除することも確認」という、理事会の議事内容と反する事実が表現された。

 渡辺記者は種子島会長からは勿論電話取材をしているが、八木派の理事以外の他の一般の理事からはどうやら取材していないらしい。

 問題は3月29日の記事だけでなく、3月1日、2日、9日と立てつづけに八木氏を支持する一方的な偏向記事が連続して出て、産経の会社としての意志を示すかのごとき誤解を広い読者に与えた。11日と12日の評議員・支部長会議を前にした微妙な時期であっただけに、「つくる会」会員一般に、これらの記事が「圧力」として作用したことを疑うことができない。

 産経の住田社長は私にも、田久保、高池の両理事にも、つねづね、「つくる会」の人事には干渉しないだけでなく、関心をもってもいけないと社員には注意していると語っている。渡辺記者の偏向記事は異常で、際立っていた。高池理事が渡辺氏に「一方の話ばかり書いている」と電話で直接抗議したこともあった。私もじつに異様だと思っていたが、自分の名前が出るとき以外には何も言えないので黙っていた。

 渡辺記者に対しどういう処分がなされるかは産経の問題である。八木、新田の二理事が天麩羅屋で共同謀議をしていたか否かについては「つくる会」の理事会に調査権がある。物事を自分に有利に運ぶために報道機関を利用した罪は重く、悪辣であり、調査の結果いかんでは、「つくる会」からの二理事の追放処分が当然の措置となる。

 一連の怪メール、ファクスによる脅迫も八木氏のみに有利になるための工作で、いずれ天下の白日にさらす必要がある。

 尚これとは別件だが、2月28日の理事会の投票に関して、不在者票はカウントされなかったが、それはそれとして、「八木宛」とされる中西輝政氏の用紙はあらかじめ「八木会長殿」と一任する旨の文言が印刷され配達されてきて、すぐサインだけして送り返せというものだった。3月冒頭に中西氏ご本人から直かに聴いた人の証言による。遠くにいて、事情の分らない理事の票を偽装工作までして集めたという姑息な手がとられていたのである。尚、工藤美代子氏の委任状は手書きで藤岡氏の自宅に直送されている事実も確認されている。

 ところで、「日録」の4月4日付けの同記事(三)のコメント欄に「松田」という名で書きこまれているご意見は『諸君!』論文に関連して述べられている内容だが、私の気持ちに添うものなので、ここにあらためて掲示させていたゞく。

過去録を読んで、過去に教科書リライトに関してどういう軋轢があり、それが今回のすったもんだの背景をなしていたことも分かりました。

(中略)

 ただし、この一件そのものは、今回の産経新聞記事による誹謗中傷事件とは分けて考えるべきだと思います。なぜなら、産経新聞は扶桑社の出版案内でも社内報でもなく、一般売りされている全国紙だからです。
 今回の捏造誹謗事件の要点は、事実報道を旨とする新聞という公器において、一団体や一個人に対して事実とは反する報道を意図的、ないし過失によって行なってしまった。この生じてしまった報道被害に対して、産経新聞はどう対応をとるのかとらないのかということであります。その捏造記事の背景に自社関連会社の利害があったかどうかは、この際関係ないのであります。問われているのは、むしろ産経新聞の新聞としてのクオリティそのものであります。

 ここで、また長野県知事の捏造記事事件を例にとるのは、多少いやらしいかもしれませんが、わかりやすいので挙げます。長野県庁ホームページで音声ファイル公開されている知事定例会見をときどきお聴きになっている方はご存じでしょうが、あの記者会見(表現道場)において、朝日新聞も信濃毎日新聞もつねに田中知事に対して敵対的であり、ネチネチとつまらない質問を際限なく繰り返しています。これは朝日も信濃毎日も地元長野県企業から広告をとっているので、地元企業やその代表である県議会と対立する田中知事に間違ってもいい顔はできないからであります。つまり、朝日新聞は本来は田中知事とは利害を異にする会社なのであります。ですから、捏造記事事件においても、田中知事の抗議を受けて記者を処罰するということはしたくはなかったはずですが、やはり公正中立で事実報道に徹する新聞という建て前から、解雇という異例とも思える厳しい処置に踏み切ったわけであります。この際、朝日新聞と田中知事の間にはさまっている利害は関係ありません。むしろ相反するからこそ、ポーズとしても厳しく出ざるをえなかったのです。

 ですから、今回の産経新聞・西尾幹二問題に関しても、産経新聞がその子会社である扶桑社と利害を共にするからといって、新聞としてモラルに反する結果となってしまった記事やそれを書いた記者をそのままにしていいということにはなりません。朝日新聞事件からもわかるとおり、そこになんらかの利害の関与が疑われる場合にこそ厳粛に襟を正さなければならないのです。それがまっとうな会社というものです。ましてや、W記者は西尾ブログで抗議されるや、勝手に飛びだしてきて、2ちゃんねらーまがいのウソにウソを重ね、会社の顔に泥を塗った社員なのです。これをそのままにした日にはなんぞ、うちの新聞はどうせ三流紙でありんすから、記者もこんな程度でようござんす、え、うちの記事なんてしょせん扶桑社の出版案内程度のもんでござんす、と自分で言っていることになってしまいます。けれども、こうした事前了解がおそらくは産経新聞上層にはなかっただろうことは、W記者が名指されてもいない段階で、泡を食って飛びだしてき、直接交渉でもみ消しをはかったことからもわかります。よって、当該記者に対しては、なんらかの処罰が産経新聞自身による社内調査によって科される可能性が高いと思われます。そうでなくっちゃなりません。

 4月2日付の(二)のコメント欄にある「松田」さんの文内に朝日新聞の事件が次のように説明されている。

最近の似たような例では、長野県の田中知事が朝日新聞記者の捏造記事によって被害をうけ、記者が処罰されました。報道被害を受けた者が、好むと好まざるとにかかわらず、相手に抗議せざるをえないのは、それが新聞という何百万も刷って世間に配布される公器によるものであるからです。しかも、匿名記事・伝聞ときてはもはや放置できないでしょう。
・長野県知事記事捏造での朝日新聞のおわび

4/5 一部修正

「産経新聞への私の対応(四)――共同謀議の可能性――」への28件のフィードバック

  1. 名誉毀損のことなら、それを受けたことと抗議していることを簡潔に載せればいいわけで、天麩羅屋で一時間半だの、誰々が覚えているだの、そこまで執拗な詮索をして、それをブログに載せる必要があるのでしょうか。どうもそういう事実を晒して、つくる会を攻撃をしているようにしか思えません。名誉毀損は個人的なことなのに、つくる会の内部告発の口実にしていませんか?

    >一連の怪メール、ファクスによる脅迫も八木氏のみに有利になるための工作で、いずれ天下の白日にさらす必要がある。
    >3月に入ってから「つくる会」の周囲には精神的になにか異様なものが漂っている。「つくる会」がこれからいかに再出発しようとしても、こういうただならぬ空気を抱えた侭で自由で、暢びやかな活動が果してできるのであろうか。私はそれを心配している。

    これはあなたの名誉毀損となにも関係がないと思います。つくる会にもう関わりたくないのなら、どうしてこういうことを書くのでしょう。いや、私は不正が嫌いだからだ、というかもしれませんが、本心としては、つくる会に未練もあり、また気になってしょうがないのでは……。変なたとえですが、日本人が嫌いだと言いつつ、内心気になってしょうがない韓国人みたいな、そんな印象をうけます。もっとも先生は、つくる会の設立当初からのリーダー格として10年近くやってこられたわけですから、お気持ちは分かります。しかし態度は潔くすべきです。なんだかんだで執着しているようではみっともありません。そもそも「西尾幹ニ元会長の影響力排除」云々が名誉毀損だと騒ぐほどのことでしょうか。でたらめを書いていますよ、馬鹿馬鹿しいですね産経は、とブログにかいてあとは個人的に産経に抗議して終わりにすればいいじゃないですか。それ来たとばかりにあれこれ言いだすのは情けないです。

    ほかのコメントにもありましたが、もうきっぱりとつくる会とは縁を切り、著述に専念されるべきです。これだけブログにしつこく書かれていると、未練があると思われても仕方ありません。

    ちなみに私はつくる会の回し者ではありませんよ。
    ただの大学生です。

  2. 永吉氏

    それは妙なお考えですね。まるで「お前は無関係なのだから、余計な口出しなどせずに黙っていろ」と主張しているように感じられます。なんだか、先日朝日新聞が三笠宮寛仁親王殿下に対しての論調を連想し、思わず首を傾げました。

  3. 永吉さんへ

    「院政」及び「西尾幹ニ元会長の影響力排除」云々はかなりネガティブな表現で、読んだ人は西尾幹二氏に悪い印象を持ってしまいます。西尾さんがここで反論しない限り、その印象は定着してしまったでしょう。実際に記事は西尾さんに対する個人攻撃のようにも受け取れ、十分に名誉毀損の対象です。

    ちなみにあなたは回し者にしか見えませんよ。

  4. お二人が返信してくださってます。ありがとうございます。

    >大御所さん
    私は黙っていろと言っているわけではないんです。先生が、関係しないでいくと書かれたから、ちゃんとそうすべきではないか、と言っただけです。
    もし西尾さんが「前言は撤回する。やはり会を放っておけない。今後も発言してゆく」というのならそれでもいいんです。ただ縁を切るといっておきながら横目でジーッとみているようなのは、純粋に態度としてみっともないですよ、ということです。

    >ジョニーさん
    まあ、結局は西尾先生の判断ですので、私もこれ以上はいいません。ただ私はそう思ったということです。

    それから私は本当につくる会の回し者ではないですよ。ここには書き込めませんけど、西尾先生が疑われるのであれば、メールで身分を明かしても構いません。
    ただの学生ですよ。

  5. >永吉さま

    そうですね。
    西尾先生は表面的には否定なさるでしょうが、「つくる会」のことを心底心配しておられるのは間違いありません。
    日本のことも、この国はどうしようもない・・・・・とよく悪し様に言われますが、愛情いっぱいです。
    同じように「つくる会」のことも、たぶん気になってしようがないのでしょう。

    それは当たり前です。

    そこが西尾先生の良さです。

    それに、現実に脅迫まがいのものが来たりすれば、降りかかる火の粉は払わなければならないでしょう。その手段は、言論活動しかないのです。自分が書きたいと思うことを、書きたいときに書けるのは自分のブログしかないのです。

    西尾先生は、今後もつくる会についても発言されていくと思います。(私の予言ですが・・・・)
    先生が関係しないとおっしゃるのは、会の内部からという意味です。教科書問題は靖国問題や拉致問題と同じで、いまや日本の主権にかかわる問題になっています。歴史認識について語れば、自ずとつくる会に関係してくるのです。

    今回の一連のエントリーは、安心して任せられるつくる会になってほしい一心からだと思います。

  6. >長谷川様。
    先生のご性格なのかもしれませんね。著作を拝見してもそんな気がします。ただブログにしろ著作にしろ、読者はあくまでその通りに受け取ります。
    言論人として誤解がないように努めることは必要だと思います。

    >一連の怪メール、ファクスによる脅迫も八木氏のみに有利になるための工作で、いずれ天下の白日にさらす必要がある。
    これなのですが、西尾さんにも脅迫が来たことを読み逃していました。私はてっきり名誉毀損に関連づけているのかと思い
    ました。前のコメントの誤解、すみません。ただ、それでもやはり変だと思うんです。

    先生は脅迫されたから怒っているんですよね。その内容が八木さんに有利になるとか、それはどうでもいいはずでは……
    自分が脅迫されたことよりもそっちのほうが大事なんだなあと思ってしまいます。結局はつくる会に口出ししたいと受け取られても仕方ありません。

    また、つくる会もつくる会です。
    誤報を垂れ流したり、脅迫ファックスまで送っている疑いもあるようだし、何をやっているんでしょうか。お互いに不毛なことは止めて欲しい。
    このいざこざは会員や、西尾ファンだけでなく、一般人も見てるんですよ。保守派はこういう奴らか、という印象をもたれたらどうするのでしょうか。反日左翼は喜ぶだろうし、マイナスだらけです。10年もやっていたら内紛のひとつぐらいあるかもしれませんが、今回はお互い余計なこじらせをしているように思います。

    つくる会も西尾さんも、本来の目的に戻ってください。
    ただそれだけです。

  7. 物書きを商売とする先生の立場に立脚して考えますと、長谷川さんがおっしゃるように、自分に降り懸かる火の粉は取り払わなければならないのは当然なんです。ただしそれよりも本当に注意を払わなければならないのは、勝手に歩き回る噂に対してです。
    口にだして行う抗議は目に見えますから、他人に解りやすい反論ができますが、裏側にある見えない言葉には憶測が必要となるのは当然です。
    いずれにせよ産経は偏向報道をしたわけですから、様々な角度からその実体を調査するのは避けられません。そこで、長谷川さんがおっしゃられた先生の会や産経に対する感情ですが、これがまさしく長谷川さんが見た先生に対する憶測です。それはある程度先生をリードする部分はありますが、あくまでも長谷川さん個人の感情なわけです。
    それをどう周りが思うかは長谷川さんの生き様そのものの評価になるわけですから、つまりは長谷川さんの歴史を評価するのと同じ意味となります。
    そこで・・・
    >永吉さん
    あなたの真っすぐな意見も理解できますが、貴方が述べられた言葉すべてはそのままあなたの歴史を形作る覚悟はございますか?
    それが言葉の世界の掟であるわけです。
    もしもその覚悟がないならば問題が生じるかもしれません。

  8. 永吉さんへ

     私の今までの人生で理解のできない現実が後から後から追いかけてきます。つくる会を離脱宣言して3ヶ月近くになるのに、警察公安情報と称する怪しげなメール、理事の一人を侮辱するためにその親族の経歴をもち出す古い新聞記事、そして10行ほどの脅迫文句、私と福地さんを分断させるために、私が彼を疑わずにはいられないようにする巧妙に仕組んだ言葉の数々。全部ファクスで送られてきます。器械の文字記号が消されている。

     内容からみて複数の人がからんでいる。ニヤニヤしながら作成されたに違いない。そしてきわめつきは、私が理事の一人を支援すべく数ヶ月前に書いた文章に添え書きしたその人の反論がそのままファクスで送られてきた。その理事はもう八木氏に屈服した、これが証拠書類だ、と記した別の紙が届けられる。彼が自分の身を守るために相手にこれを渡したことは間違いない。

     これらの一部が送られて来たのは何と4月1日ですよ。つい最近です。つくる会はいまやたしかに異常です。彼らは何をやっているのか。私の知らない処で威したり威されたりし合っている。少しみな気がふれているのではないか。

     今までにこんなことは一度もなかった。どんな論争も表街道で行われた。小林よしのりさんと火花を散らしたのも互いに堂々と論陣を張った。今のような陰険でいやらしい動きはなかった。

     永谷さん、私はこれらを黙秘すべきではないと今は考えだしている。

     とことん一度表に出さなければ再生はない。

     支部会員のみなさんはよく「円くおさめる」という。間違っているのではないか。なぜ「膿を出せ」といわないのか。

  9. 西尾先生
    1.今回の会からの脱退と以降の騒動に関する、先生の見解を拝見してきましたが、先生のお考え・お立場を指示させて頂きます。
    2.様々な物事に対する、率直な疑問・判断・見解等を何の衒いもなく、自分の気持ちに正直に(相手への世俗的な思惑も無しに!)披瀝されておられることは、明らかです。
    3.ただ、何人の方が述べておられるように、先生の貴重なお時間を、もっと生産的な(我々国民を、あるべき日本人の方向へ導いて頂く)面に使って頂きたいと願っております。
    お腹立ちは、ご尤もですが。

  10. 上記コメントの補足です。
    1.1.に於いて、「支持」と書くべきなのに、ミスをしました。西尾先生の信奉者である私が、拙速で書いたとはいえ、汗顔の至りです。
    2.先生は、以前から、小泉氏を批判される言論活動をされています。
    北朝鮮・金正日に対する及び腰の対応等に対してですが、一方、産経新聞は、小泉氏を支持する立場を明確にしています。
    言論を主張する立場としては、潔いのですが、私は、小泉氏という、「改革」と、おまじないを唱えるだけ、本当に国民の立場に立った政策を採らない(経済的自殺者のため、毎日のように、電車が止まっています)、詐欺師紛いの政治家を、嫌っています。
    3.このような、小泉氏崇拝の産経新聞では、西尾先生に対する圧力をかけることや、策謀を施すことを、厭わないのかも知れません。
    (まさか、陰謀好きな飯島氏が、西村代議士や偽メール事件に
    介在したような事迄は、無いと思いますが。)

  11. 西尾先生、作る会を救うことが出来るのは先生しかいない、と思っています。先生が会を離れたのは誤りだったと確信します。

    作る会の初期の頃、西尾先生、藤岡先生や小林さんらが中心になって活動されていた頃が懐かしい。作る会がどこへ向かうのか、心配で堪りません。

  12. ピンバック: なめ猫♪
  13. 私も長谷川さんのコメントと同じく、西尾先生は大変愛情の深い方だと思います。そして、さぞ大変な思いをされていることだろうと思い、胸が痛いです。
    しかし、このまま悪事を放置することは、それを認めたことになるため、面倒でもその時点で正しいことを主張しておかなければならないと思います(悪事がまかり通る世の中は最悪です)。
    そして西尾先生の発言に対して、つくる会や産経新聞が、どちらに傾くか、よ~く注目すべきだと思っています。
    必ず実態が見えると思います。

  14. ピンバック: 移ろうままに
  15. ピンバック: 移ろうままに
  16. 西尾先生お願いです。
    腐敗したつくる会などそのうち死滅します。
    西尾先生がいないんだから当たり前です。
    放置してください。

    先生が説明なさらなくても私たちファンは事態をよく解っています。
    せっかくの日録が穢れてしまいます。
    著作の執筆活動に戻ってください。
    作品楽しみにしています。

  17. ピンバック: 今日の易占
  18.  初期の頃から参加していたけど、その頃から、どこかおかしいところがありましたよ、この会は。。。

     それを、懸命に「粉飾」して隠していたわけですが(当時から、西尾先生の「真実の発言」はすぐに潰されていた)、今になって、ついにそれが表面化してきたというカンジですね。。。

     この会に集まっている「自称保守」の運動上がり(?)の人間は、どこか振る舞いがおかしかった。。。(本当の「知識人」だった、故・坂本多加雄先生などは、少し違っていたけど)

     反共=正義であるという誤った思い込み(あくまでも相対的にマシなだけ)、それで自己正当化して自己批判ができないこと等が、ここまで人間の人格を狂わせてしまったように思えますね。。。(まあ、どの理事も、私は最初からあまり信用していなかったけどw)

    (一般人の方が、よっぽどマトモだ(苦笑))

    追伸、
     「つくる会」という小さな世界だけ見ていると、世の中おかしくなったと心配されるかも知れませんが、その他の大多数の一般人は至極まっとうに生きておりますので、あまり憂慮する必要ないかと思われます(^^

    (論壇がおかしいだけであり、日本人全体がおかしいわけではない。。。それに、最近の若手の政治家の方が、知識人よりもよっぽど誠実だと思えるし、実際、頭のおかしい理事連中の方が、並の政治家よりもよっぽどえげつないコトやってるしな(苦笑))←(T市早苗、Y本一太、S村太蔵、等々のブログを参照すれば、それは一目瞭然。。。もう、政治家をけなして、それだけで自己正当化できる時代は終わったね♪)

  19.  参加した動機は、それぞれ違うんですよね、当たり前ですけど。。。

     西尾先生の憂慮は、つくる会に集まった人間が、日本の最も良心的な人間だという誤った「思い込み」に基づいていますが、それは本当に正統な根拠があるのでしょうか?

     ヒドイ勘違いで、「これで俺は正義の味方になれるぞ? 自己正当化して日頃の憂さを晴らしてやれ! 自分だけ高みに登って、周りを見下して悦に浸ろう」と思って参加している連中だっているんですよ、実は、かなり。。。(私は、そういう人間を冷静に見抜いていたけどね)

     それで、本当に良心的な人間が敬遠して近づいて来ない、あるいは、離れていってしまう、それが、運動を拡大できない最大の原因だったのではないでしょうか?(頭のおかしい人間に、誰がついていくのか?)

     いつも、やれマスコミがどうのとか、政治家がどうしたとか、「外部」に責任を転嫁していたけどね。。。(会がしっかりしていたら、少々の妨害くらい跳ね返せるでしょ? 最初から、妨害はあるのを見越していたのだし。。。(--ゞ)

     つくる会の将来というか、保守論壇の将来自体が、一方的に自閉して終わっているじゃないかなぁと思いますね(あんな雑誌、一般人の誰が読むのか?)

     若い人も参加していると言いますが、私から見たら、ただの保守オタクとしか思えませんね。。。

    (教科書記述の是正は、「知識人」よりもよっぽど誠実な政治家の方に期待しましょう。。。私は、さりげなく、有名人ブログのコメント欄などで、(私なりの)正しい歴史認識を広める努力をしていますw)←国民は「無知」かもしれないが、人格はちゃんとしているからね。。。閲覧人数はすごいので、つくる会の運動より効果を上げているかも?(笑)

  20. 本当に良心的な人間が敬遠して近づいて来ない、それが、運動を拡大できない最大の原因

    尊野ジョーイ氏によるコメントは
     ●歴史教科書の記述を正そうとする人間が「正義」であるとは限らない
     ●つくる会に集まった人間が、日本の最も良心的な人間だという誤った「思い込み」
     ●本当に良心的な人間が敬遠して近づいて来ない、それが、運動を拡大できない最大の原因
     ●外部」に責任を転嫁
     ●保守論壇の将来自体が、一方的に自閉して終わっている
     ●ただの保守オタク
     ●論壇は閉鎖的で、新しい意見を受け容れない
    など至言がちりばめられていると思った。

  21.  まだ、続いていたのですね、この問題。非常に残念です。ただ、産経の記事については私も極めて異常なものに感じたことを思い出します。「特に西尾氏の影響を排除」という部分にです。そんなことを理事会で合意して、公表したのだろうかと感じたものです。それがまた、こともあろうに産経新聞の活字になっていることにも何だか信じられない思いでした。
     曲がりなりにも西尾氏は、つくる会の立ち上げから一貫して柱として活動継続しれこられた方ではありませんか。歴史の見中心になってきた方ではありませんか。産経新聞にとっても正論大賞のメンバーであり、正論メンバーだからです。
     しかし、つくる会のことで産経がウソを書くなどということは考えられないことで、そのときはつくる会のごたごたはそこまで進んでいるのかと思いなおしたのですが、いまこのブログを読んで誰かが一定の狙いをもってリークし、「義侠心に駆られた」記者が飛ばしたという可能性も否定できないことが分かりました。
     だが、これが飛ばし記事だとして、記者とてこれだけのことをしでかすには事前に余程の意図とか、先入観というものがあるはずです。
     そのことでちょっと気になるのは、実は、私が知る限り、この問題では産経新聞の西尾氏に対する感情は極めて悪いようにみえることです。つくる会騒動が勃発したあと、今回の問題の発端は「西尾氏の八木氏の活躍に対する嫉妬」が原因ではないかという議論を複数の産経関係者から聞いたからです。
     産経社内にそういう世論が醸成されているのだとすれば、産経記者の勇み足も合点がゆきます。
     私は西尾氏と八木氏の確執についてはこのブログを読むぐらいしか知りませんから、どっちを支持するということは簡単にはいえません。ただ、西尾氏がこのブログで意見を公開されていることは実にフェアな態度だということだけは言っておきたいと思います。匿名の意見にさらされることは誰であっても大変しんどいことです。
     それと大事だと思うことは、産経新聞の責任です。ここまで西尾氏に名指しに批判されている以上、産経新聞には批判に明確に答える義務が生じたというべきでしょう。
     仮に悪意や思い込みに基づく記事であったなら、当該記者は当然のこととして、ことの重大性からいって産経幹部が責任をとるべき内容だと思います。これまで産経が産経抄でも社説でもどれだけ朝日のでっち上げ報道をどれだけ批判してきたか。私どもはそれに共鳴して産経を呼んでいるわけで、産経だけは説明責任を果たす必要がないというのでは通らないと思います。
     もちろん産経には産経の言い分があるでしょう。それを何らかの形で明らかにし西尾氏の批判に答えるべきでしょう。
     それこそこのブログにも出ていた住田社長の出番かも知れません。 

  22. 「成長の家」は、そんなに悪辣の団体ではなかった。

    谷口雅春氏が存命ならば、西尾先生の邪魔をするような事はなさらんのじゃないか?宗教家にして、GHQに正面から喧嘩売った人を他に知らない。

    問題は、谷口師を上回る人材が輩出していない事だ。西尾先生を凌駕する後継も皆無である。藤岡氏にして荷が重い。

    樺島さん等にしてみれば、日本の國軆を守って来たのは我らだ という気持ちがある。

    全ての原因は、西尾先生にある。国民は、西尾先生のカリスマに注目していたのであるから。これは非難ではない。物理的生命は永遠ではないから、西尾先生も引退するしかない。会長職は激務である。西尾先生を超える人材の輩出は、20年30年後に期待しよう。その時、日本が独立国であることを祈る。

    博識であって、情熱があり、しかも、言行一致で保守思想を体現する学者はもういなくなったのだ。

長谷川 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です