緊急公告 (一)

――ご存知のかたは質問にお答えください――

 中西輝政氏が『Voice』8月号にお書きになった小泉首相再訪朝時の、金正日との会談における「10分間の空白」を、私はいま大変重大視し、目下その関連の論文を執筆中です。以下に中西氏の『Voice』8月号の論文「小泉首相の退陣を求める」91ページから必要な個所を引用します。

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 報道によれば、ごく最近に明らかになった話として、「5・22訪朝」に同行した外務省の藪中アジア大洋州局長が、昼前後に、突然、うわずった声で東京の細田官房長官に国際電話をかけてきたという。藪中局長は会談が一時間半ほどで打ち切られ、金正日が席を立って出ていったことを伝えた。細田長官が「君たちが同行していながら、何でそんなことをした」と叱責すると、藪中氏は「私たちにも止めることができない状況があったのです」と答えたという。

 中でも問題となったのは、その後の小泉首相の行動である。席を立たれたので慌てて後を追った小泉首相は、金正日から「二人だけなら十分だけ話す」といわれ、別室に二人だけで入っていった。他に入ったのは北朝鮮側の通訳だけで、外務省の人間は同席できなかったと伝えられている。

 もしこの報道が正確なら、この間、両者の間でどのような会話が交わされたのか、話によっては、欧米では「国家への反逆(裏切り)」の嫌疑さえ云々されよう。そこに”空白の十分”が生まれたわけで、まさに「金丸訪朝」と同じパターンである。場合によっては小泉首相に何か個人的な「弱み」があって、それを持ち出された可能性も考えねばならない。これはとうてい、民主主義国の指導者がなすべき外交ではない。

 本来ならば、首相が最後の一線を越えそうなときは、外交官が体を張っても止めるものである。それでも止められなかった場合(いわば「殿、ご乱心」の状態だったのかもしれない)、法的訴追をしたり、告発したりする。イギリスの監視機関もそのためにあり、”空白の十分”をつくってしまった日本は、国家としてのギリギリの安全装置も機軸も失ってしまったのである。

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 中西氏にお尋ねした処、情報の出所は二つあります。一つは外国人の外交筋です。日本がどのくらい情報を知っているかを試す意味と、日本に親切に警告する意味の両方があったように思うと氏は私に語りました。

 もう一つの情報はテレビ朝日の5月24日か、25日か26日かの、ニューススクランブル(正午12:00~)で自明のこととして語られていたのを中西氏がメモしたのを基礎にしている。従って、氏は「空白の十分間」は誰もが知っている明白な事実と思っていたそうです。

 しかし、何日経ってもこれが重大ニュースになりません。それどころかマスコミの表からはいっさい消えてしまいました。5月25日か26日かを境にまるで雲がかき消えるように消滅してしまったのです。不思議でなりません。私が報道関係筋に聞いても知らぬ存ぜぬです。官邸筋の秘匿意図が働いているのかもしれません。それほど重大な事柄なのでしょう。
 
 以下のことでご存知のかた、至急Commentsに書きこんで下さい。

「10分間の空白」について
 1)テレビで聞いて自分も知っている。
 2)そのときのビデオを持っている。
 3)中西氏以外のなにかで別に読んだ記憶がある。
 4)そのときの関連の活字をもっている。
 5)その他

 ご協力をよろしくおねがいします。

「緊急公告 (一)」への63件のフィードバック

  1. この「空白の10分」に関しては、私の身の回りでもその報道を目撃しているものがおおく、ソースうんぬん陰謀論うんぬんの議論には飽き飽きしていました。しかし、です。当方の知り合いの懸命な努力によって、その内容が確かに放映されていたことが分かりました。6月1.

  2. 「10分間の空白」について
     
    ここで読むまで知りませんでした。

  3. 今回の件とは直接的には関係ないかもしれませんが、テレ朝の報道と言えば、
    5月22日、再訪朝の当日夕方、臨時ニュースで
    「安否不明者の中に2名生存者」というテロップが出たのをよく憶えています。
    あれは誤報だったということになったようですが、何故そんな誤報が出たのか、非常に気になっています。
    5月22日の前後は、テレ朝では奇妙な報道が相次いでいたので、
    今考えると「北朝鮮に何か特別なパイプがあるのかな」と思います。
    この前のサンプロ、田原訪朝も含めて。

    「正論」2003年6月号の誌上で、北朝鮮に2年以上に渡って拘束された元日経記者杉嶋氏が
    TBSに北朝鮮と通じている人間がいたことを暴露していますが、
    テレ朝にも“スパイ”がいるのではないかと考えています。

  4. 2chで見ました。 どこかのソース(たぶん朝鮮日報か世界日報)が付いてましたので、該当日の2ch過去ログを探してみれば良いと思います。

  5. 「10分間の空白」について

    5)その他
    知りませんでした。ショックです。

  6. 初めて知った・・・が、戦後、中共の深慮遠望な工作要綱を読むにつけ
    我が国の現状の情けない主体の無さに合点がゆく・・・・
    ネットがなければ、国民は知らないまま隣国の謀略に落ちて行くのだろう
    しかし、全国民にこの有り様を知らせることは出来ないだろうか・・・
    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801Bchina.html

  7. 初めまして、内容が内容だけにハッキリさせておきたいと思ったので書き込みます。

    「テレビ朝日の5月24日か、25日か26日かの、ニューススクランブル(正午12:00~)で自明のこととして語られていた・・・」

    とありますが、これは番組名を間違えたものなのか、あるいは放送局ならびに放送時間を間違えたものなのか、いったいどちらなのでしょうか?

  8. 西尾幹二インターネット日録関係者各位殿
     
     私は、中西輝政氏の『Voice』8月号で初めて知りましたが、この「10分間の空白」については本当に驚きました。しかし、日本のマスメディアの現状では「大問題」になるか「完全黙殺」か、いずれの場合でも本質的な解明はされないはず、といつもながらに、斜に構えているだけでした。しかし、このたび西尾先生の緊急公告を拝見し、重大事であることを再認識させて頂きました。ありがとうございます。

     つきましては、私の独断で申し訳ありませんでしたが、「チャンネル桜・掲示板」にこの緊急公告全文をご紹介させて頂きました。事後報告で誠に恐縮ですが、よろしくお願い致します。

  9. 貴方のような立派な人物が、事実かどうか分からないことを、あたかも本当にあったかのように騒ぎ立て、敵に利する売国行為をするとは、とうとうその能力も地に落ちたかと言う感がひしひしとします。まずは、その情報が真実かどうか確かめるべきであろう。

    まさか、ニュースのコメンテーターが言ったから真実なのだとは言うまい。先の首相のレイプ疑惑といい、何故自国の威厳を落とすような噂のみを信じるのか。愛国者の仮面をかぶった売国奴とは貴方のような人のことを言う。

  10. タロウさん

     西尾さんは「その情報が真実かどうか確かめるべく」情報提供を呼びかけているのですよ。

     自国の威厳を落としかねない行為をしているのは小泉首相ではないかというのが西尾さんの言いたいことで、どちらが「売国奴」かは、出来上がった原稿を読んでから判断してはいかがですか?

     何でそんなにしゃかりきになって小泉さんを弁護するんですかね。

  11. 1)テレビで聞いて自分も知っている。

    いつの事か思い出せないが下記が参考になるかも

    2chからのコピペ

    *****************************************************************************
    462 :日出づる処の名無し :04/08/18 08:28 ID:c3fd7cdx
    >>445
    6/17にワイスクの夕刊キャッチアップで、夕刊フジだか日刊ゲンダイだかの記事を紹介してたよ。
    それ一回しか見てない。
    実況スレの過去ログチェックもしたけど、5月24-26日にそういうカキコはなし。
    5月24-26日というのは勘違いじゃないの?

    400 名前:LIVEの名無しさん :04/06/17 13:06 ID:/zH8yZis
    夕刊キャッチアップ
    日朝会談で「10分間の怪しい密談」(どこの記事か不明)官邸関係者によると
    日朝会談当日、平壌の薮中局長から細田官房長官へ電話が入り、会談があっさり打ち切られた
    ことを聞くと官房長官は激昂した。薮中氏は「最後は私達も外された。密談になった。」と話した。
    通訳だけで何が話し合われたのか。最初に日本側のカード全部が切られたから会談は終始
    向こうのペースであった。そんなムードでの密談であり中身は想像に難くない。
    援助の要請は1500億円という説もあり~在日商工人によるミッション派遣構想?もどうたらこうたら
    この記事本当?
    川豚「この記事よく読むと通訳は両方いるはず~(何言ってるのかよくわからず)
    機密として保存されているから事実としては考えにくい」
    ******************************************************************************

  12. タロウさん
    すでにコウタロウさんがお書きですが、次の文言を読めば情報確認が目的であることが素直に読み取れはずです。まあタロウさんの文章そのもの立派な方が売国奴だと書いているのだからわけがわかりませんが。

    「10分間の空白」について
     1)テレビで聞いて自分も知っている。
     2)そのときのビデオを持っている。
     3)中西氏以外のなにかで別に読んだ記憶がある。
     4)そのときの関連の活字をもっている。
     5)その他

    もしかすると別サイトの管理人さんがベタベタ貼り付けろ(いわば情報収集ではなく小泉打倒の宣伝目的でしょうか)と書いてあったから勘違いされたのかな。

    西尾先生
    VOICEでの中西論文しか知りません。

  13. タロウ様

    現役首相ないし現政権を「ある程度擁護をしようとする姿勢」には何の違和感もありません。しかし今回のような、事実とすれば重大な問題である「10分間の空白」のような事態が発生した場合、現役首相であろうとなかろうと、日本国の安全という見地から、その真相は徹底的に究明されなければならないことも自明のことでしょう。

     その事実(真相)を確認しようとして、官邸、外務省、関係マスメディア等々に問い合わせても、要領を得ない回答しかない場合、このような緊急公告をする以外に一体どんな方法がありますか。

     実際の権力も、情報収集能力もない一介の国民各層にとって、その選択肢は意外と少ないものです。さらに、大メディアは、自己保身に不都合な情報は一切黙殺しますから、「あることもないこと」にされ、逆に、一部の反日メディアのように「ないこともあること」にされてしまうことはタロウさんもご存じのはずです。これは本当に恐ろしいこのなのですよ。お分かりになりますでしょう。

  14. 自ら情報源を特定して、その上で十分に信じるに足ると判断して
    から意見を発表するのがマナーでしょう。
    事実か否かも分からないうちから騒ぎ立てるのは、デマと言われても
    反論しようがないのではないでしょうか?
    また「報道関係者に聞いても知らないので、政府が隠匿しているので
    は?」のくだりは典型的な陰謀説であり、もしこのことが事実だとし
    ても、現段階でそこまで述べるのは行き過ぎです。

    だいたい、言いだしっぺの中西教授が情報源を公開できないというのは
    問題がありすぎです。謎の外国人とテレビ朝日がソースだなんて今日日
    中学生でも信じませんよ。
    まあ、だから情報を募っているのでしょうが、いずれにせよこういうや
    り方はフェアじゃないと思いますね。

  15. 皆様、早速の書き込みありがとうございました。

    番組名、番組放映月日の違いがあるかもしれません。
    しかも、関東と関西では同じ番組でも放映時間にズレがあるようです。

  16. 私がはっきりさせたいのは、
    文中の「ニューススクランブル」というのは

    ・(放送局と時間からみて)ワイドスクランブルと間違えたのか
    ・ニューススクランブルのままでいいのか

    どちらなのかということなのですが?

    個人的にはおそらく前者だとは思っていますが、
    ニューススクランブルという番組は実在するので
    皆さんに「10分の空白を報道した内容を見たのか」、
    「そのビデオを持っているのか」をお聞きしている以上は
    どちらであるのはハッキリさせたほうがいいと思って
    書き込んでいるのです。

  17. 1)TVで見て知っていました。
    ニュースで取り上げられないのは実に不思議であったのですが
    官邸の圧力でもあったのですかね

    こんな事もありましたし
    http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20040519k0000m010161000c.html

    経済ネタで恐縮ですが読売新聞が2001年12月4日から「防げ小泉デフレ」
    という連載記事を載せた事があります。
    Yomiuri Weeklyも小泉首相の経済政策を批判する特集を組んだ事があります。
    残念ながら連載当時に危惧された状況になってしまいましたが
    現在、読売新聞もYomiuri Weeklyも小泉内閣の経済政策批判を
    載せなくなってしまいました。

    本来であれば「それ見た事か」と読売新聞が特集を組んで
    真っ先に批判すると思われるのにです。

    どうも小泉政権に関してはマスコミが及び腰に見えて仕方有りません。
    森前首相はあんなに批判していたのに・・・

    経済に関しては大本営発表ばかりです。
    外交に置いても同じであろう事は想像に難くありません。

  18. さえき様

    私は、「マナー基準」「フェア基準」あるいは「陰謀説非荷担基準」等々に基づく価値判断により、「マナーが悪い、デマである、行き過ぎである、フェアじゃない。あるいは陰謀説に荷担するは中学生並である」との批判を受けようとも、それらの基準に優先する価値として、「国家の安全保障に関する疑義を質する権利(表現行為)」を西尾幹二氏(メディアも)は有すると考えます。そうであるならば、今回のようなケースの場合は、この価値判断に基づき「現役首相の国家反逆の疑義を質する行為(表現)」は正当化し得ると考えます。

     その上、今回のケースが「アンフェア」といえるケースであるのか否か、私はアンフェアではない、と考えます。ご存じのように現行法体系では「首相に対する監督・弾劾手続」は存在しません。そうである以上、今回のような疑義が生じたらメディアがこの疑義を追求するしかないのです。そのメディアが完全沈黙してしまったら、一体どうすればいいのですか。国会で野党が追及できますか?できませんね。何の根拠もないのですから。

     そのような状況のとき、自らの氏名を公表して、つまり今回の件で生ずる一切の責任を負う、その覚悟を以て、「その疑義に関するテレビ放送などの根拠資料を公募するための“緊急公告”すること」が、一体どうして「アンフェア」なのですか。逆にフェアで勇気のある行為ではないですか。私ならそう評価いたします。また「マナー基準」「陰謀説非荷担基準」等々に関していえば、それらも大事な価値基準であると考えられますが、今回のケースがこの基準に著しく違背するとは思いません。

     小泉首相は否定する権利も、名誉棄損で告訴する権利も有しています。いたずらに沈黙を貫くのではなく、国家の責任者として説明責任を果たすべきである、と私は考えます。

  19. >みけさま
    「ワイドスクランブル」のようです。

    ただし、どうもその番組ではなかった可能性もあるようなので

    「日付も22日夕方以降
     番組も定かではありません」
    となってしまいました。申し訳ありません。

  20. 取材源秘匿は記者であれ、学者であれ情報を扱う人間の基本なのでは。
    中西氏を批判されている方がおられますが、氏は共和党人脈にも深い関係があり、前回の湾岸戦争時に政権内で何が起こっているか最も正鵠に分析されており、戦後明らかになったことと全く合致していた、ということが評価されております。国家情報論を研究もされてるわけですし、氏が情報を取るにのにいいかげんなことはしないのでは。

    まあ、素人に真偽は不明ですが、今回のものは私はテレビで確かに聞いた覚えがありますが、どこで、だれがかは忘れてしまいました。(全国ネットの在京局)
    その後の総理批判と家族会批判の情報の渦の中で、みんな何がなんだかわかんなくなっていった、というところじゃないんでしょうか。保守陣営でも、総理の評価は二分しましたし。

  21. そもそもインターネットで情報を求めなくても、
    この話が本当なら読売か産経や小泉批判に熱心な週刊誌が
    かぎつけてとっくの昔に報道されるはずだと思いますが
    特に「小泉首相は下ネタ好き」なんて本当か嘘かもわからない
    プライベートなネタまで動員して小泉批判を繰り返す
    文春や新潮がこんな美味しいネタを見逃すはずがない

    あと7月26日で西尾先生が小泉首相のレイプ裁判を取り上げたときですが

    裁判官から「確たる根拠なく提訴し、相手に無用の負担を掛けるのは、
    それ自体が不法行為として責任が生じることを指摘しておく」とまで
    判決で言わしめたインチキ訴訟を取り上げて

    >他にも必ずなにかあるに相違ない。
    >相手がもし北朝鮮系の女性だったらどういうことになるか。

    などと何の根拠もない推論を口にする西尾先生の発言をみて
    「目的(小泉政権打倒)のためなら手段を選ばない」
    「目的(小泉政権打倒)のためなら真実はどうでもいい」
    と西尾先生は暴走しているのではと心配してしまうのは私だけなんでしょうか?

  22. まず、日本政府側は「日朝国交交渉」を通じて
    核、ミサイル、拉致問題を解決したい意図があります
    そして北朝鮮側も「国交正常化」の暁には
    経済援助が見込まれるからこそ交渉テーブルについています

    このような二国間の政府の思惑がある中で、
    交渉を阻害する「空白の十分間」と言う情報が
    (当事者である二国間の政府側から)出るとは考えられません

    西尾先生と、先生の教えを無批判に受け入れている人たちは
    「出所不明の情報に踊らされて、自国の首相を誹謗する」と言う愚かしさに気づかれたらどうでしょうか?

    この情報も、小泉首相のレイプ裁判と同様に(注、これは被害者すら特定できていないデタラメ裁判です)
    風聞によって首相を貶める、第三者の、何らかの働きかけがあったと考えるべきだと思います。

  23. この件は、仮に事実であれば「自国の首相を誹謗する愚かしさ」では
    済まない致命的な事態でありますから、検証の俎上に乗せてしかるべき
    でしょう。だいたい外交関係の情報はその多くが非公式情報であること
    から、”事実の確認”が政府による肯定を意味するならば、凡そ政権に
    都合の悪い事項は全て”虚実”として隠蔽される結果となります。

    “謀略論”も便利な言葉です。これは「この世に謀略など無いんだ」とい
    う天真爛漫(または醜悪怪奇)なレッテル張りに活用されています。しか
    し北朝鮮という相手との関係の歴史に於いて、謀略が存在しなかったと
    いう珍奇な例こそ見あたらないのが実情で、そういえば拉致問題も謀略
    扱いされていましたな。

    そもそも対象が権力者であり、かつ当人は抗弁が自由に可能である以上、
    誹謗中傷には中りません。根も葉もない事ならばその旨抗弁すれば良い
    だけの事です。いずれにせよどう対処するかを決めるのは小泉首相であり、
    その支持者(またはその失脚が外交上の失敗に直結する立場)の皆さんでは
    ありません。

    殊に権力側の問題は、問題として俎上に上げるためには公表することが
    肝要であり、それなくして問題認識させることは不可能です。
    今後の政府や関係者の反応を見ていけばよいのではありませんか。

  24. マスコミは、再訪朝前に工作員・吉田猛を仲介人にした25万トンのコメ支援をすっぱ抜いた日テレを『情報源を明かさねば同行を許さない』と脅した
    飯島秘書官を怖れ、腰が引けているのではないでしょうか。
    家族会バッシングでも分かるように、彼はメディアを操るのが得意のようです。
    http://www.taka-watch.com/nikkei-main66.htm

  25. ようやく見つかりました。
    6月17日、テレビ朝日放送系列で確かに放映されていました。
    タイトルもずばり
    「日朝首脳会談 10分間の怪しい密談が発覚!?」です。
    これで、肩の荷もおりました。ほっとしましたよ。

  26. >21-VX様
    なるほど、確かに
    「事実であれば大問題だ、権力者で反論できるのだから誹謗中傷ではない、公表することが第一だ」
    と言えばどんな根も葉もない噂でも思い通りに流すことができますね。
    参考にします。

  27. >21-VX様
    私はこの「空白の十分間」と言う情報について
    日朝両国の政府側で情報を出すメリットが無く
    この情報は日朝国交交渉とは無関係の第三者の人間が流した
    デマゴギーである可能性が高いと考えています

    仮に「空白の十分間」が事実であり、これを問題視するならば
    それによって日朝国交交渉において日本側にどのような不利益を生じさせたか
    具体的に示してほしい。
    まさか、「空白の十分間」が事実で、将来的に不利益を被る可能性がある、などと
    仮定に仮定を重ねた憶測でこの話を論じているのではないでしょうね?

    ついでに言わせてもらいます
    今回の緊急広告について
    まず結論ありきの内容で、情報を募るのが目的ではなく
    風聞と印象操作を狙った姑息な内容だと思いました

    出所不明の外交筋とテレビのニュースが情報源で、
    これを根拠に首相批判できると考えているのならば
    西尾先生の言論も、随分安くなったものだと思います。

  28. コメント欄に「知りませんでしたショックです」とか
    「許せないことです」とか書いてる人
    これは「本当だったのですか?」というただの情報集めだそうだから
                         ^^^^^^^
    確たる情報が出る前に信じて既成事実化しないようにね

  29. こういう話が出てくるのも、小泉首相が売国外交をしてしまったということに関係してくるのでしょうねぇ。

    あんなに酷い対北朝鮮外交をしなければ、こういう話も出てはこなかったでしょう。

  30. そんな粗末なネタで批判するしかないほど、総理に隙がないのか、という感じのほうが強いけどなぁ

  31. >そんな粗末なネタで批判するしかないほど、総理に隙がないのか、という感じのほうが強いけどなぁ

    まさか本気でおっしゃってはいないですよねぇ。冗談のお好きな方ですね。

  32. 小泉降ろしができるんなら根拠のないでっち上げ記事でも利用するのね。
    まるで左翼のプロ市民ですね。あ 根は一緒ってことか。西尾さんと左翼って。

  33. 「テレビ朝日」の「(正午12:00~)」と明記されていれば、
    普通に、テレ朝の昼番組「ワイドスクランブル」のことでしょうに・・・。
    読売テレビの「ニューススクランブル」は夕方6時過ぎからの放送なんだし。

    一言誤記を指摘すれば済むことなのに、
    妙なこだわりをもった、へんてこりんな方がいらっしゃいますね(笑)

  34. >>ラムネ
    なんかこの人ネタもないのに悪評立てたくて仕方がないみたいだね
    他人の悪口言っておいて、何処が悪いのか聞いたら
    「自分の胸に聞いてください」とかいって逃げそう

  35. このブログが書かれたのが8月17日。
    その頃にアンチ小泉に都合の悪い情報ってあったっけ?

    あれだけ精力的に拉致問題について情報収集されてた西尾先生が、こういう情報を今まで知らなかったっていうのが驚きだし、今更持ち出す理由としたら、なんか他のニュースから目をそらそうとしているとしか思えん。

     情報収集は先生お一人でやっていたの? 助手とか、「こういう情報がありますよ」って教えてくれる仲間はおらんとですか?

     なんか最近変だよな、アポロに興味持ち出した副島とか。いい情報を扱ってた先生があっけにとられるようなスキャンダルに興味持ち出すところとか(レイプの件ね)。

  36. 今の所、出所は「外国人の外交筋から中西氏が聞いた」以外無いようですね。
    そうすると「10分間の空白」は、誰もが知っている明白な事実ではなく、
    まだまだ、あやふやな情報ということになります。私は知りませんでした。
    どうか足を取られぬよう慎重に。

  37. 残念ながら、空白の十分間について寡聞にして知りません。
    なおこのblog投稿者にミスリードする者が見受けられます。
    今回の問題の本質は、日本の権力構造はどのような脅迫に対して弱いのか、
    どのような脅しに対しては屈するのか、という点にあります。
    首相の弱味が世間的につまらない話だろうと何だろうと、
    それが果たして首相の弱味たりうるのか、
    その弱味で日本をコントロールできるのか、
    その一点だけが問われるのです。
    そして過去に日本の首相がシモのスキャンダルで地位を追われた事実があります。
    だから西尾さんの危惧は当を得たものと思います。

  38. まぁそろそろ論旨をスライドさせる人が来る頃だと思ってたよ
    そのうち広義の「空白の10分」とかいいだすぜ。

  39. 「空白の十分間」が報道されたのが日刊ゲンダイの記事であり、テレ朝『ワイドスクランブル』内の「夕刊キャッチアップ」コーナーでこの記事が紹介されたことが、直接の情報の出所であったことが判明した以上、中西教授のメディアリテラシー能力と学者としての資質には疑問を呈さざるを得ません。

    >もう一つの情報はテレビ朝日の5月24日か、25日か26日かの、
    >ニューススクランブル(正午12:00~)で自明のこととして語られていたのを
    >中西氏がメモしたのを基礎にしている。
    >従って、氏は「空白の十分間」は誰もが知っている明白な事実と思っていたそうです。

    abc氏の引用にもあるように、番組内でテレ朝コメンテーターの川村氏(外務省寄り、北寄りの発言が多いため2chでは川豚と呼ばれている)が「事実としては考えにくい」とコメントしています。
    このような発言が出ている時点でこの情報が「疑わしい」「不確定な」物であるとの認識が可能です。(もちろん外務省寄りな川村氏が外務省の失策を肯定しないだろうとの邪推もできますが)
    氏がこの番組を見て「空白の十分間」を「明白な事実」として確認したのならばまともに番組を見ていなかったか、記事が紹介されたことのみを又聞きしただけだったか、あるいはコメントについて全く覚えていないかなどの理由が考えられます。
    いずれにせよ、意図的にしろそうでないにしろ、川村氏のコメントを無視して外国人の外交筋の情報を補強する結果となっています。

    また、日刊ゲンダイという夕刊紙の性格を考えれば何らかの形で裏を取ることが必要しょう。当然外国人の外交筋の情報が正確であるか、その外交筋の情報収集能力に信用がおけるかについても考えなければなりません。
    いずれにせよ、外国人の外交筋の情報も日刊ゲンダイの記事も正確な裏づけがないままでは非常にあいまいで、論文の根拠として用いることはとうてい不可能です。

    にもかかわらず「『空白の10分』が正確だったら」という仮定の前提を持ち出した結果、「国家としてのギリギリの安全装置も機軸も失ってしまったのである」などと断定してしまうのは非常に乱暴としかいいようがありません。
    私のような一学生がこのような論文を提出したら、即刻叩き返されるばかりか「資料を集め直して、一からやり直せ」と激怒されることでしょう。
    まあ、この程度で論文が書けるのならば、私のような史学科の学生にとっては史料を収集精読し、史料批判をすることも、遺跡を発掘することもなく卒論をでっち上げることができるでの非常に楽なのですが(笑)。

  40. コメンテーターが「事実としては考えにくい」と発言した事実は、
    当該件を否定する根拠にも肯定する根拠にもなりません。
    ishikawa3087の全文と同様に雑音です。
    西尾さんが論文を補強する材料を求めている事実は、
    このblogの経緯から明らかです。
    ishikawa3087その他の一部投稿は、明らかにされていない
    論文の評価をあらかじめおとしめ、
    あわせて西尾さんに対する信頼を失わせようとする、一種の逆宣伝です。
    このblogを読む者は、各投稿が単に事実を報告するものなのか、
    あるいは知的に誠実な論説なのか、
    あるいは知的に不誠実な宣伝なのか、
    読み解く能力が求められます。

  41. インスピレーション様

    西尾氏がどのような考えで述べているのか分かりませんが、つまりはソースのない情報であっても、発信者が政治的に重要だと判断したら、自由に垂れ流してよいということですか?

    この記事のレスを見ても分かるように、話はそんなに単純ではないと思いますけどね。
    本当に西尾氏自身は真偽を確かめたいだけかもしれませんが、実際にはほとんど既成事実のように受け止めている人が多数いる以上(事実かどうかも分からないうちからショックを受けている人が多数いますね)、十分にデマとして機能しているように思います。もちろん、中西氏や西尾氏は論壇で功績のある人ですから、「そんな人が適当な情報を流すはずがない!」と思い込むのは無理の無いことですが、発信者がそのことに無自覚というのはいかがなものでしょうか?
    そもそも今回の記事は「真偽を確かめる」だけといっている割には、「政府の陰謀説」や「仮定に基づいた推測」のような、事実と決めてかかっているとしか思えない内容が書かれており、非常に誤解を招きやすい書き方です。
    読み方によっては、「十分間の空白」という”事実”が政府によっていかに隠蔽されているかを調べるためにマスコミ情報を集めているようにさえ読めます。

    後半の内容に関しては、理屈としては同意です。でも事実として、マスコミは小泉政権に批判的ですし、そんなマスコミがこんなおいしいネタをほうっておくとは思えませんから、やはりこの話は西尾氏のような権威のある方が日記に書くにはあまりに信憑性の低い話だと私は思いますね。

    やはり、今回の日記の情報は信憑性が低すぎるし、書き方も読者に誤解を与える書き方だと思います。西尾氏は一般人ではないのですから、自分の言葉にもっと責任を持つべきでしょう。

  42. 今、気づいたのですが、上で

    >読み方によっては、「十分間の空白」という”事実”が政府によっていかに隠蔽されているかを調べるためにマスコミ情報を集めているようにさえ読めます。

    と書きましたけど、どうもこっちの読み方が正しいようですね。誤解していたのは私のようです。

    でもそうなると、この日記はますます問題があるような・・

  43. よくまとまっていたので2chより引用しますが、

    >872 :無党派さん :04/08/19 00:43 ID:z7g1JRK2
    >>>750
    >ifがあまりにも多すぎて話にならない。
    >1.もし小泉首相と金正日が十分間外務省抜きで話し合ったら
    >2.もし「国家への反逆(裏切り)」があったら
    >3.もし小泉首相に個人的な「弱み」があってそれを持ち出されたら

    これらのifがすべて満たされて、初めて中西先生のご意見は
    意味を持ちます。

    仮に1に相当することがテレビで報道されたとしても、
    その報道が出所のはっきりとしたソースに基づいていない限りは、
    憶測の域を出ないものです。(ex.教科書問題
    さらに、2.や3.も確認しなければなりません。

    なすべきことは、ifに基づく(ifが正しかったときに起こる)恐怖を
    述べることではなく、そのif(や情報)が、どれだけ確度があるのかを
    「検証」することです。

    西尾先生は、「だから情報を集めている」といわれるのかもしれない。
    しかし、このblogでもわかるように、ある一定数の人間が既に
    「空白の十分間に何かが行われた」ことを、盲目的に信じかかっている。

    こういうのを、ミスリードというのですよ? 西尾先生
    また、最終的には「中西先生の意見を紹介し、確認しようとしただけだ」
    と逃げることもできますね? 

    西尾先生がこれに責任をもたれるというのであれば、
    この「調査結果」について、何らかの「結果」を発表することです。
    そして、なるべくミスリードやあいまいさを低下させることです。

    先生の行っていることは、南京や従軍慰安婦問題を捏造し
    世論をミスリードした連中と、同様の「手法」によるものです。
    読者が、それに気づかないとでも思っているのですか?

  44. >さんだ様

    >先生の行っていることは、南京や従軍慰安婦問題を捏造し
    >世論をミスリードした連中と、同様の「手法」によるものです。

    同様の「手法」によるものとは何を根拠に申し上げているのですか?
    これだけでは単なる「レッテル貼り」以外の何ものでもありませんよ。
    西尾先生の文章からすると読者を洗脳し、煽動するような意図は無く、
    むしろ『事実が知りたい』の一語につきるようにしか読めません。

    >読者が、それに気づかないとでも思っているのですか?

    読者には色々な考えの人がいるので、これだけのことで全てを信じ込む
    人もいるし、事実を知りたいと思う人もいるし、世論をミスリードしようと
    している、と思う人もいるでしょうね。いずれにせよ
    狂信的に『自分の考えが一番正しい』と思うのはサヨクの方々と一緒ですよ。

  45. 興味深い逆宣伝の文章が再び到来しましたので、
    それを題材に、このblogをお読みの方に考えていただこうと思います。
    「中西さんは、民主主義国の指導者がなすべき外交ではない、と書きました。
    では民主主義的な外交の範囲とは、次のどこまでと考えられますか。
    1) 会談内容は逐一記録され、適切な時期に公開される。
    2) 会談内容は逐一記録され、本国のチェック機能が働く。
    3) 記録されない会談がなされない。
    4) 記録されない会談はなされたが、恫喝はされない。
    5) 記録されない会談の中で恫喝されたが、「国への反逆」はない。
    6) 記録されない会談の中で「恫喝にもとづく国への反逆」が発生したが、
    会談の存在した事実を官邸が秘匿しようとしない。
    7) 記録されない会談の中で「恫喝にもとづく国への反逆」が発生したが、
    会談の存在した事実を官邸が秘匿しようとした。」

  46. さえき様

    返信をありがとうございます。早速ですが・・・。

    「情報発信者の責任所在が、“不明ないし不明確”であり、かつ、情報の根拠も、“不明ないし不明確”である情報を、対象者(今回の場合は小泉首相)を誹謗中傷する目的意図(無意識下において結果的に誹謗中傷となる場合を含む) をもって、不特定多数に公開すること」、私は、情報の垂れ流し(対象者を誹謗中傷することを目的とする)を、以上のように理解しております。

     従って、情報発信者の責任所在及び情報根拠も明確な今回の西尾幹二氏の「緊急公告」のケースは「情報の垂れ流し」に該当しないと考えます。今回の緊急公告の責任所在は明確に西尾幹二氏であり、情報根拠(緊急公告するための根拠)は、中西輝政氏の『Voice』8月号論文、及び中西氏本人の証言によるもので、情報根拠の明確性は歴然としており、全く問題はない、と考えます。仮に小泉首相サイドが問題にし、名誉毀損等の法的問題に発展し、それにより、なにがしかの責任が西尾氏に生ずる場合があれば、堂々とその責任を負えばよいのです。現状では法的にはもちろん、道義的にも西尾幹二氏に責任はない、と考えます。

     逆に言えば、「情報発信者の責任所在が明確で、しかも、情報の根拠も明確」であれば、その情報発信者の“言論の自由及び表現の自由”は何よりも尊重されるべきであり、その言論表現活動を制限するような圧力・言動は厳に慎まなければならない、と考えます。とはいえ、西尾氏が中西氏と同様の「“10分間の空白”を論点にする論文」を発表する場合には、今度は「中西論文及び中西氏の証言」を根拠にすることは不能であることは明白であり、根拠にするためには、何らかの客観的な資料が不可欠です。そのために、おそらく西尾氏は中西氏に資料の提出を求めたはずです。しかしながら中西氏の資料は、そのメモの内容を含め判然としなかった、それで、急遽「緊急公告」をし、その資料を収集する作業過程にあった、おそらく西尾氏にとっての状況はそういうところだったのでしょう。

  47.  一方翻って、中西輝政氏の今回のケースを考察すると、西尾幹二氏が「緊急公告」したケースとは違い、明らかに「情報根拠の不明確性」が問題とされ得る状況にある、ということは否定できない事実と思われます。

    >「空白の十分間」が報道されたのが日刊ゲンダイの記事であり、テレ朝『ワイドスクランブル』内の「夕刊キャッチアップ」コーナーでこの記事が紹介されたことが、直接の情報の出所であったことが判明した以上、中西教授のメディアリテラシー能力と学者としての資質には疑問を呈さざるを得ません。(by ishikawa3087)

     仮に上記が事実とすれば、そして、その事実を根拠に推論するとすれば、中西氏が『Voice』8月号論文において「報道によれば」と言う表現に替えて「日刊ゲンダイによれば」という表現を使用し、かつ、「この情報はテレ朝コメンテーターの川村氏により否定されてはいるが」という注釈を付した場合、その論文の信憑性は低下するものの、このような問題(西尾氏が緊急公告をしなければならないような問題、その他番組特定騒動等)にまで発展する可能性は著しく低下していたものと考えられます。

     そういう意味で言えば、中西氏の責任は大きいといわなければならないし、これが事実なら「中西教授のメディアリテラシー能力と学者としての資質には疑問を呈さざるを得ません」は説得力のある批判文となり、それ故、これを完全に否定することはできない、ということにもなりましょう。

     しかしながら、私はもう少し事態(中西氏の今後の発言等を含む)の推移を眺め、小泉首相サイドの説明責任義務の履行等を注視し、それから、最終的な判断をしたいと思っています。小泉首相サイドが完全沈黙のままでは、「10分間の空白」問題の疑義が解消されないまま、あってはならない「真相は闇の中」となってしまう可能性が生じるだけに、そのような事態だけは、何としても回避しなければならないと考えます。

     上記の論述と矛盾するかもしれませんが、私は、小泉内閣を打倒し民主党政権を樹立した方が良いとは全く思っていませんし、現在でも小泉首相以外に適任者がいないことも重々承知しております。しかしながら、そうであろうとも、やはり、現役首相の「10分間の空白」疑惑を看過することは絶対にすべきではないと考え、あえて、このような「論」を展開致しました。以上です。

  48. うさお様

    >同様の「手法」によるものとは何を根拠に申し上げているのですか?

    本ページの最上段にある西尾先生の書かれた・引用された事柄と、
    それに対する読者のコメントと、そして従来の従軍慰安婦問題などを
    広めた人々の手法として知られるものを根拠にしています。

    具体的には、

    A: 西尾先生の今回の手法とその結果:

      ソースが確かではないのに加えて仮定(とそれを無視した断定)
      が含まれる小文をweb log上で取り上げ、
      「空白の十分について、知っている人はいませんか?」
      と触れ込み、確かな検証が不十分であるにもかかわらず、結果的に
      「空白の十分間で日本の国益を損ねるようなことが
      あったに違いない」と思う人が出現したこと。

    B: 南京や従軍慰安婦問題を捏造した連中の手法とその結果:

     ソースが確かではない事象を新聞等で取り上げ、
     半島やインドネシア等で
     「従軍慰安婦の強制連行について、知っている人はいませんか?」
     と触れ込み、確かな検証が不十分であるにもかかわらず、結果的に
     「日本軍による強制連行があったに違いない」
     と思う人が出現したこと。

    「同様の手法によるもの」という文は、これらAとBとの間の類似性に
    基づいています。

  49. うさおよ本当のサヨクの手口をつかってるのはこのblogの作者だろ。
    気付けよ。西尾先生はソースロンダリングやってるだけよ。

  50. インスピレーション様

    1、西尾氏には権威があるので、「空白の十分間」に言及したこと自体がソースになる(と、考える人がいる)。
    2、事実関係が不明瞭なのに、情報が伝わるうちに既成事実になることがある。
    3、ネガティブキャンペーンはウソでもいいから情報を出すだけで十分に効果がある(ソースが見つからなければ、「陰謀説」を唱えればいいわけですし)。
    真偽のあやふやな情報を発信することを私が批判するのは主に上のような理由からです。
    今回は、真偽があやふやなのでソースのありかそのものを問うというやり方で発信していますが、これは実に巧妙な(というより卑怯な)やり方だと思います。そして、私が上でアンフェアと書いたのはこのような理由からです。つまり、はっきり言ってしまえば、あなたの言う「裏の意図」が感じられたわけです。
    わたしも、この情報の真偽は不明確であることを明言し、上の三つの事情に注意を促した上で呼びかけるのであれば、問題はないと思いますが、現実には西尾さんの文章は誤解を狙っているとしか思えない内容だったわけです。
    このやり方が許されるのなら、今後、西尾さんたちが左翼団体による従軍慰安婦の捏造を批判するときにマズイ立場になるのではないでしょうか?さんだ氏が書いているように、本質的にやっている(狙っている)ことは同じなんですから。(あるいは”事実”の補強をするためのソースを集めるのが目的かもしれませんが、西尾氏の文章からはどっちなのかよく分かりませんでした。いずれにせよ一次情報が公開されていなかった以上、真偽不明の情報を発信することを正当化しているとは言えるでしょう。)

    それから、西尾氏の責任についてですが、根拠不明確な文章を引用した人間も責任を問われるのは当然のことです。従軍慰安婦の体験談を根拠に書かれた論文を引用する朝日新聞に責任はないんですか?さらに、西尾氏が責任を取るとして具体的にどのような責任を取るのでしょうか。例のレイプ裁判における発言で、西尾先生は虚偽の事実が明らかになったにも関わらず謝罪はないようです。そうなると、今回も沈黙するか、せいぜい、「すいません、中西先生の言うことを信じちゃいました。」と言う程度のことじゃないですか?(まあ推測にすぎませんが、いざというときのために、ここで楔を打っておきました)。
    もう一つ、小泉総理に論証責任はありません。もし小泉総理が認めればともかく、そんな事実はないといくら強弁したところでこのblogの読者は信じないでしょう?(今回は証言以外に直接の証拠があるわけないのですから)
    あくまで今回の論証責任は情報の発信者が負うべきです。具体的には、中西氏が情報を得た外国人がどこから情報を得たのか、夕刊紙はどこからソースを得たのか、これを明らかにして、なおかつ信じるに足ると判断できれば初めて政府に論証責任が生じるはずです。
    外交機密のような問題は、国民が騒ぎ立ててマスコミを動かすことでしか明らかにならない、というあなたの主張は分かりますし、今回のようなネットが発達したからこそできる情報収集の方法に魅力があるのも確かですが、デマを生みやすい危険なやり方であることは注意すべきです。

  51. 2004/08/21 (土) 北のトリックに見事に嵌まる日本のお人好し(1)

    今一つ小泉総理2回目訪朝で、10分間の空白タイムがあり、そのとき、
    総理は金独裁者と北の通訳だけで、ヒソヒソ話をし,そのことを
    西尾幹二氏が取り上げ氏のインターネット日誌で以下の如く
    書いておられる。、

    < 中西氏にお尋ねした処、情報の出所は二つあります。
    一つは外国人の外交筋です。日本がどのくらい情報を知っているかを試す意味と、日本に親切に警告する意味の両方があったように思うと氏は私に語りました。

    もう一つの情報はテレビ朝日の5月24日か、25日か26日かの、
    ニューススクランブル(正午12:00~)で自明のこととして語られていた
    のを中西氏がメモしたのを基礎にしている。
    従って、氏は「空白の十分間」は誰もが知っている明白な事実と思っていた
    そうです >

    これも、何も大げさにする筋合いのものではない。
    だって、既に結論はでているからです。

    国際情勢、しかも諜報機関に詳しい西側の人間なら、
    一)と二)を読んだだけで、これを流した犯人は誰か、
    すぐに見当がつく。

    明らかに北の仕業に違いないと。
    つまり彼らが意図的に流したデスインフオーメーションです。

    なぜそうするか、日本の政治とそして国民を当惑させ混乱に
    貶めようとする情報作戦で、右系の言論界の中西氏や西尾氏が
    問題にしてくれる。それだけで彼らは内心、大成功と含み笑いをしているから。
    日本の左は全く頼りにならない。
    なら、右の大物をうまく取り込み、落とし
    日本をずたずたにし混乱してやろうと。

    しかもこの右系の識者は小泉嫌いで知られている。その言論界の大物の
    反小泉論で、小泉政権が倒れてくれるなら、こんなうまい日本
    攻略はない。
    成功だと思っている。

    日本の政局混乱で、ガタガタしているスキに、より日本での
    弱体工作を浸透させことができるからです。

  52. 一応、訂正
    >政府に論証責任が生じるはずです。
    →政府に説明責任が生じるはずです。

  53. さんだ様
    返信有り難うございます。
    『世論をミスリードした連中と同様の「手法」によるもの』
    の意味は、おおよそ了解しました。

    しかし、今回の場合は『同様の手法』とい言葉で一括りにしようというのは、あまりにも物事の一面しかとらえてないのでは無いでしょうか?

    南京事件や従軍慰安婦問題を捏造した方々は、とにかく、何が何でも『日本は悪い』との信念?に基づき日本を貶めようと画策したのであって、疑わしいとしか言いようのない証拠には飛びついても、反論のための証拠に対しては見向きもしない、知りたくもないといったスタンスの方々でした。

    西尾先生のスタンスは小泉首相や日本を貶めようと徒に読者を煽動するよう画策したのではなく、それがたとえガセネタであったにせよ、”空白の十分”という、事実とすれば国家の存亡にかかわる一大事の真偽を確かめたい、自分の耳に入った以上、看過出来ないとの『憂国の想い』からではありませんか。

    自分はこれからも西尾先生には、たとえ、ソース不明な場合であってもそれが国家の大事であればどんどん公表していって貰いたいと思います。
    それは、ソース不明で有れば絶対に公表できないとすれば結局、国を危うくしてしまう恐れが有ると思うからです。

  54. うさお様

    だから西尾先生は木村愛二氏が起こした小泉レイプ裁判も取り上げて小泉批判をしていただけたのですね!
    残念ながら木村先生は裁判所から随分怒られてしまいましたが。

    ソースが不明であっても国家の大事といういいわけさえ付けば何でも公表する。国民の知る権利って奴ですね。

  55. 木村愛児様

    自分は『国家の大事であれば』どんどん公表して下さいと言いました。
    小泉レイプ裁判が『国家の大事』ですか?自分の書いたのは
    今回の”空白の十分”に関してのコメントですよ。
    イヤミで感情的な返信は品性を疑われますよ。

  56. うさおさま、

    小泉レイプ裁判は「空白の10分間」において、重要な要素ですよ。
    だって、西尾先生は、ご自身の書き込みで、
    北朝鮮が小泉首相を恐喝する材料として
    小泉首相の女癖の悪さを上げておられます。
    そして、そういう憶測を前提に情報提供を呼びかけました。

    小泉政権打倒のためなら、サヨクの情報源さえ材料にする
    西尾先生には感服いたします。

  57. さえき様

    返信があるのを気が付きませんでした。失礼致しました。早速ですが・・・。

    >1、西尾氏には権威があるので、「空白の十分間」に言及したこと自体がソースになる(と、考える人がいる)。
    >2、事実関係が不明瞭なのに、情報が伝わるうちに既成事実になることがある。
    >3、ネガティブキャンペーンはウソでもいいから情報を出すだけで十分に効果がある(ソースが見つからなければ、「陰謀説」を唱えればいいわけですし)。

     上記は一般論としては否定しませんが、今回の「緊急公告」に関する本質的批判論になり得ないことは明白です。今回の「緊急公告」は、「“空白の10分間疑惑”を放送した番組の特定こそがその本質」です。従ってその「本質」とは全くかけ離れた上記1,2,3の事項を根拠に、この「緊急公告」を批判しても、的外れなだけで、せいぜいが小泉支持者の自己満足に過ぎないものとならざるを得ないでしょう。

    >さんだ氏が書いているように、本質的にやっている(狙っている)ことは同じなんですから。

     さえきさんの引用している「さんだ氏が書いたもの」が「Posted by さんだ at 2004年08月20日 23:52」を指すのならば、その見解は間違いです。さんださんは、西尾幹二氏の「緊急公告」を正確に読み取っていませんし、その比較の手法が「間違い」です。

     まず西尾幹二氏の「緊急公告」は上記拙文でも記述しましたが、「責任の所在は明確に西尾幹二氏であり、情報根拠(緊急公告するための根拠)は、中西輝政氏の『Voice』8月号論文、及び中西氏本人の証言によるもので、情報根拠の明確性は歴然としている」のに対して、南京や従軍慰安婦問題を捏造した連中の手法は、責任所在及び情報根拠、その両方(片方が明確の場合もあるが)ともが不明確であり、結論としては、同一性(類似性)よりは、むしろ対極性こそがこの両者比較の本質である、といわざるを得ません。

     一方は「日本国を貶めるために、南京や従軍慰安婦問題を捏造した連中」、他方は「日本国の再建を模索・提唱している西尾幹二氏」、この完全に対極に位置する両者を、同一視してしまうような「比較手法の間違い」を犯してはなりません。

  58. さえき様(2)

    >西尾氏の責任についてですが、根拠不明確な文章を引用した人間も責任を問われるのは当然のことです。

     何度も同じことを言わせないで下さい。西尾氏の「緊急公告」は、中西氏の『Voice』8月号論文、及び中西氏本人の証言によるもので、その情報根拠の明確性は歴然としています。

    >従軍慰安婦の体験談を根拠に書かれた論文を引用する朝日新聞に責任はないんですか

     この場合の責任が「どのような責任」なのか判然としませんが、仮に、日本国の名誉を毀損した責任という意味で言えば、情報発信者の責任所在が明確に朝日新聞でも、その情報根拠が不明確であれば、当然朝日新聞に責任はあるでしょう。ただその無責任な報道により被害を受けるはずの国(行政側)が反論(告訴)しないので、無責任なメディアでも、存在可能というところに現在の日本国の病理があると考えます。逆に言えば、無責任な言論活動を規制するためにも、小泉首相は完全沈黙でなく、反論(否定)権、告訴権を行使して、あるいは説明責任を果たして「真相は闇の中」という事態だけは、避けるべきでしょう。

     しかしながら、今回の「緊急公告の目的(本質)」が以下(注)のように充足されましたので、これにてこの件は、終了いたします。また、「10月号正論の西尾論文」に関して機会があれば、投稿したいと思います。以上です。

    (注)「10分間の空白」に関して、その放送番組が、「6月17日のテレビ朝日のワイド!スクランブルである」ことが確認されました(中西輝政非公認ファンサイトhttp://blog.livedoor.jp/strategy001/)。ワイドスクランブルの「夕刊キャッチアップ」というコーナーにおいて「日朝首脳会談10分間の怪しい密談が発覚!?」というタイトルで、12時49分から53分にかけて3分ほど確かに放映されていたということです。同ホームページには、そのビデオテープから起こした音声部分の原稿が全文掲載されています。この放送は日刊ゲンダイの記事をソースにしたもので、このサイトでは、その日刊ゲンダイを入手次第、ホームページに公開するそうです。

  59. インスピレーション様
    議論を勝手に打ち切られてしまいましたが、一応反論だけはさせてもらいます。
    返信はインスピレーション様が必要ないと判断されたのなら結構です。

    >「“空白の10分間疑惑”を放送した番組の特定こそがその本質」
    それは建前で、裏の意図があると判断できる文章ではないか?ということです。少なくとも読者に対するミスリードが感じられる文章であり、実際に一部の人たちの間では既成事実になりかかっています。
    >中西氏の『Voice』8月号論文、及び中西氏本人の証言によるもので、その情報根拠の明確性は歴然としています。
    まったく歴然としていません。中西氏の証言の正しさを保証する根拠がないからです。
    マスコミがいくら報道しようがマスコミ情報(ましてや今回は日刊ゲンダイですよ!)はソースにならないことなどインスピレーションさんもお分かりでしょうに。信頼できるのはあくまで直接の証拠です。
    もちろん、今回のような外交機密は、一般人では直接の証拠にたどり着くのは不可能でしょうが、だったらせめて、日刊ゲンダイがどこから情報を得たのか、中西氏が話を聞いた外国人は本当に信頼がおけるのか、そこを検証しないうちから騒ぐのは愚かです。
    >この場合の責任が「どのような責任」なのか判然としませんが
    根拠のあいまいな情報を流してデマを生み出した場合の「責任」です。ついでに言えば、仮に正しかったことが後から判明しても、西尾氏や中西氏の学者の資質は問われるでしょうね。
    ちなみに、確かに今回は情報の発信者の責任者の所在が明白であることは認めますが、情報が誤っていた場合に、具体的にどのように責任を取るのかが分かりません。レイプ裁判の発言で西尾氏は謝罪しましたか?
    >無責任な報道により被害を受けるはずの国(行政側)が反論(告訴)しない
    いちいち反論するのは相手の思う壺なのですよ。発言の言質をとっていくらでも”深読み”なんてできますし、それでもだめなら陰謀説を唱えるまでです。例えば、レイプ裁判は法廷で虚偽の事実が明らかになりましたが、いまだに陰謀説がはびこってますね。陰謀説に反論することはできないんですよ。ですから、情報を発信する側が責任をもって、直接の証拠か、検証可能で信頼のおける間接的証拠を提出する必要があり、その程度のマナーさえ守っていない情報は相手にするべきではありません。これは「メディアリテラシー」の基本です。

    最後に。わたしは小泉氏の支持者ではありませんし、特に彼の経済政策には非常に不信感をもっています。わたしが言いたいのは、「適当な情報を流すな。信頼のおける情報だけを流せ。」ということ、それだけです。

  60. 北尾様
    >小泉レイプ裁判は「空白の10分間」において、重要な要素ですよ。
    >だって、西尾先生は、ご自身の書き込みで、
    >北朝鮮が小泉首相を恐喝する材料として
    >小泉首相の女癖の悪さを上げておられます。

    これは2004年08月17日の『緊急公告』からの引用ではありませんね。
    『小泉首相批判について(一)』からの引用ですね。承知しております。
    また西尾先生は『小泉首相批判について(一)』において
    言論界の立場から、「倒閣運動」に動きだした。と言明していますね。

    >そして、そういう憶測を前提に情報提供を呼びかけました。
    これは事実誤認ですね。前提はあくまで
    中西輝政氏による『Voice』8月号の論文ではないでしょうか。

    >小泉政権打倒のためなら、サヨクの情報源さえ材料にする
    >西尾先生には感服いたします。

    北尾様は、なぜ西尾先生がそうまでして小泉政権を打倒しなければならないと思っているのか、危機感を持っているのか?お考えになったことが、おありでしょうか?
    それと、何度も言いますがイヤミで感情的な返信は品性を疑われますよ。

インスピレーション at 2004年08月18日 23:02 へ返信する コメントをキャンセル

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