緊急出版『尖閣戦争』(その二)

 アマゾンに早速にも書評が出たので、感謝をこめて紹介する。

崖っぷちに追い込まれた日本人の必読書, 2010/11/1
By 桃栗三年柿八年

レビュー対象商品: 尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223) (新書)
実にタイムリ-な内容。一気に読める。

今般の尖閣危機を踏まえ、日本と米・中関係を軸に、政治・経済・軍事・文化・歴史など多角的な観点から、鋭く深くかつリアルに洞察されており、現在の日本の危機の実像と今後とるべき道筋が鮮明に浮き彫りになる。

東アジア、世界情勢が混迷の度を増す中、無能無責任内閣を頂いてしまった日本を、私達国民はいかなる理念を持ち、いかなる敵と闘い、いかなる形に立て直すのか。

今、求められているのは、非現実的な楽観論でも無責任な悲観論でもない、ましてマスコミに登場する勉強もしない自分で取材もしないような人々が語る知ったかぶりの評論でもない。
まさに、本書のような私達が本気で闘うための手引書である!

 もうひとつ報告しておきたいのは、ブログ「株式日記と経済展望」の10月30日と31日付の二つの文章である。

 「株式日記と経済展望」は私の愛読ブログの一つであり、政治、経済、産業の各方面に目くばりの良くきいた秀れた分析は私の感心を逸らしたことがない。ときおり言語に関してもレベルの高い内容の比較文化論が書かれることがあり、そのつど感銘を新たにしている。

 ブログ更新もほゞ毎日に近い頻度数の高さを誇り、しかも何年前から始まったのであろうか、じつに長期にわたって書きつづけられているその粘り強い書きっぷりにもつねづね驚嘆している。

 このように私が敬意を抱いているブログが10月30日に『尖閣戦争』を大きく取り上げてくれた。

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20101030

 このブログはコメント欄が完全に自由化され、自らに失礼な内容のコメントもよくのせているが、今度も言いたい放題の文章はそれなりに参考になった。

 なお、10月31日の記事は私の本への直接の言及はないが、アメリカと中国の両サイドの共有する問題が日本に与える影響の深刻さを論及していて、その点で私の本のテーマと重なっていることに注目した。同一のテーマを逆の方向から見ていて、興味深い。

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/m/201010

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