特別座談会 日本復活の条件(1)の(三)

JAPANISM 02より 

NHKが歴史を解釈できないわけ
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富岡: 先程大事な話が出ました。要するに、アメリカに対しての日米戦争というのは近代対近代の戦争だったとおっしゃったことが非常に重要で、いわゆる保守派の中で、先ほどの九一一の問題と引っ掛けて言えば、イスラム原理主義的なものに対して、錯覚なんですけど、イスラム原理主義的なもの、それが反文明、反近代に通じ、どこかシンパシーを寄せてきた。実はあの大東亜戦争が近代文明たる西洋に対して日本が反近代的な戦いをしたという誤解がありそうです。

西尾: だから、ビン・ラディンに共感して、イスラム原理主義と日本を一緒にする。

富岡: ですから、それは戦前の、あるいは戦中のいわゆるアジア主義という問題から実は繋がっていて、必ずしも戦後だけの問題じゃない。そのことを戦争からもう一回、保守派としてどう捉え直すのかと。あれはまさに近代対近代の戦争であったという認識が重要です。林房雄と三島由紀夫が、昭和四十一年に対談して『日本人論』という一冊になっています。林さんは終戦時、四十歳を過ぎていた世代ですから、よく分かってたんです。日本が近代国家としての物量でアメリカという強大な物質国家と戦って、そこで負けたんだと。
 
 だけど、三島さんの場合は終戦が二十歳でしたから、どうしても反近代とか、そういうところへの愛着が非常に強いんです。だから、その問題は実は保守の側でしっかり腑分けされていないというか、議論が深められてないという問題があります。

古田: 私は歴史に善悪とか考えるのは嫌いなんですよ。世界はビリヤードの玉みたいなもんで、大きい玉もあれば小さい玉もある。そういうのがぶつかり合ってる、そういう世界だと私は思ってますよ、今も昔も。そこに善悪なんか介在する余地がない。

西尾: それは『善悪の彼岸』なんです。ニーチェのね。

富岡: そういう意味では、近代化した日本とアメリカという巨大な近代がぶつからざるを得なくなったのは、文学的にも歴史の宿命と言える。その宿命、運命と言ってもいいですが、なぜ戦後の日本人が深く味わえないのかと。

西尾: 間違ってたということしか言えない。

富岡: だから、日本人に大事なのは、今NHKが真珠湾七十年後に放送してる、こうしたら開戦を回避できたかという議論ではなく、あの太平洋というこの場所で、アメリカとぶつかるのは必然だったと。その歴史の必然に対して日本人が、どう思うのかということなんです。そこからしか、新しいものは出てこない。

西村: それはすごく重要な前提なんですが、なかなか一般的な認識がそこまで行かない。

古田: 歴史に必然なんかないですよ。僕はそう思ってます。過去から、結果から原因をさかのぼるから必然になるんであって、歴史に必然なぞない。

富岡: いや、だから運命でもいいし、宿命でもいいんだけれど。

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西村: 具体的に言いますとね、NHKが例のシリーズを始めたときに、僕がツイッターで書いたんですよ。「なぜ日本は戦争を防げなかったのか」というテーマで放送するとNHKの広報がツイッターで宣伝していたので、この問題設定が間違いではないか、「なぜ米国が戦争を防げなかったのか」というテーマの方が新しいと僕がツイッターで書いたら、半分の人は共感してくれました。ところが、全く理解できないっていう人も半分いるんですね。今、NHKが放送するなら、「アメリカはなぜ太平洋を侵略したのか」とか、「日本はどうすれば勝てたのか」というテーマなら、まだ分かる。

西尾: 勝てたという「if」も反省の裏返しだから・・・。

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古田: いいんです。負けてもいいんです。負けたんだったら、どうしてもっとアングロサクソンの研究しないのかと思う。戦後の日本は、なぜまたマルクスやったのか、どうしてまたフロイトやったのか。負け甲斐がないんです。負けたんだったら、どうして、もっとアングロサクソンの研究しなかったのか。ヒュームもいればバークリーもいるし、それから、食えないラッセルもいるしね。

西村: 食えないか(笑)。

古田: 戦後、またマルクスなんですよ。平気でマルクスなんです。(続く)

「特別座談会 日本復活の条件(1)の(三)」への4件のフィードバック

  1. 勝利を確信して、合目的的に、戦意満々と戦いに挑んだ戦いはロシアに対しても、中国に対しても、アメリカに対しても日本はしていない。みな受け身である。岸田秀氏も云ってたが、日本人はできればこの島国にぬくぬくと閉じこもっていたかったのだろう。しかし、国際情勢がそれを許さなかった。そして、その安寧を直接破ったのがアメリカだった。日露戦争後、大英帝国の覇権を太平洋において争ったのが日米戦だったともいえる。国力の差はいかんともしがたい。戦わずして負けたとなれば、徳川幕府と同じではないか、反幕としての明治政権としては、乾坤一擲戦わざるを得ない。宿命でしょう。そしてアメリカに口実を与えた中国問題にしても、まんまとコミンテルンに嵌められ、泥沼にはまり込んでしまった。石原莞爾は満洲までしか考えてはいなかった。首都を落としてなんで戦争が終わらない!?結果世界中を敵にまわして袋叩きにあった。まあ実際の世界中ではないですが。そんなふうに考えていたりしますが、麻雀じゃないけど敵はひとりではない、四方が敵であり、他者だったというに尽きる。プレイヤー日本は負けた。アメリカの軍門に下ったのである。

  2. 関係あるかどうか分かりませんが、キリシタン問題についても似たようなことがありますね。
    「なぜ日本はキリシタンを弾圧したのか」という問題設定で16~17世紀の歴史を考えようとはするのに、「なぜ当時のヨーロッパ人(=ポルトガル人、スペイン人)は、世界中の人間をキリスト教徒にしなければならないと考え、かつそう行動までしたのか」という問題設定は思いも寄らない、というような。

  3. 「物事の本質を見間違えるな」
    始めに言っておきますが、私は、人種差別は嫌いです。中国人も韓国人もアメリカ人も嫌いではありません。むしろ、色々な国の人に親しみを持っていますし、知り合いもいます。しかし、「政治的で理に叶っていない一方的な反日主義者」や「やくざ政党」は日本を含め何処の国であろうと嫌いです。

     重要な政治、戦略、外交、方針、歴史検証、事故等の原因究明、人物評価について判断を下す時、あいまいに判断するのではなくその「本質や真理」を追究する事を常に忘れてはならないと思います。分らない所は、想像で分かったつもりにならず、分らないとはっきり区分し、今後の課題として残しておく必要が有ると思います。
    物事は一面的に考えるのではなく、あらゆる可能性を考慮し、多面的に考え本質をハッキリと見極めることが重要です。
    また、自分の都合の良いように勝手に物事を解釈したり、希望的観測や情報、現象、データー、発言、意見などを根拠も無く自分の都合の良いように受け取ったり削除してはならないのです。
    「まさかそんな事は無いだろう」と自分の常識で勝手に判断すべきではない。
    捏造に繋がったり、間違った判断を下すことに成るからです。更にその時点の環境、世界的背景、時代背景、各国の国民性・歴史・文化・習慣・民度・特異性や人間としての感情(怒り、憎しみ、恨み、悲しみ、喜び、欲望、打算、信頼感、感情表現等)等についても謙虚に十分考慮して考えるべきです。
     一方、自分の意見のみを無理やり通そうとするのではなく、他者の意見も謙虚に聞き、総合的に判断することが必要です。傲慢と驕りは禁物であり、真の情報が上がらなくなる危険性を十分配慮すべきです。
    証拠隠蔽や不都合な情報を隠す体質(犯罪に相当する)は徹底して是正しなければならないのです。本質どころではなくなります。

    いくら国民性や民度、部下が優れていても、上に立つ指導者が自己利益や面子を優先し、国民や国の利益を私物化し、犠牲にする事を厭わない者は、最低の指導者で許されない族です。過去も現在も「仁義なき戦い」のヤクザと同じ愚かな政治家や指導者が国を駄目にしてきました。
    過去の政府、軍部もそうですし、自民党の金権政治や怠慢、現在の民主党による迷走、鳩山・菅首相らの愚かな発言や愚行もそうなのです。現在の状況は1930年代の状況に酷似していませんか。民主党の二人の首相は、世界の歴史に最も愚かな元首として世界の歴史に名前を残しました。
    さらに菅氏、鳩山氏ら民主党の議員幾人かは拉致容疑者の所属する団体(朝鮮系)に寄付もしており、除名嘆願書にもサインまでしていました。きっと暗黙の内にその組織と選挙協力を結んでいるのでしょう。  
    このような事を似非平和主義者達は行っているのです。冷静に考えると「似非平和主義者」の主張には多くの「矛盾」と「刃」が見えて来ます。「在日外国人の参政権」等もっての外です。
    『移民による覇権政策を行っている中国に日本が乗っ取られます。』

     机上の空論ばかり学生時代に論議していた上記の団塊世代の運動家が、今では「嘘で固めたマニュフェスト」を掲げ、国民には嘘も平気でつき、支持母体だけの為の「裏マニュフェスト」(永住外国人参政権、人権擁護法等)のみを実施しようとする全くあくどい売国奴集団の民主党。
    韓国で、反日デモに参加した岡崎議員、伊藤博文を暗殺したテロリストを賛美し、公共施設にその掛軸をかけさせ、「日本海」を「東海」と書かせた片山元鳥取知事のような日本人とは思えない族がいる。親韓どころか日本人にとって又正しい日韓関係にとって悪である。中国や北朝鮮の回し者ではないか。
    部落差別問題を逸脱した「部落開放同盟」と「政治家」の癒着(東近江市で起きた、部落開放同盟による「市民つるし上げ」に端を発した、部落開放同盟と西澤久夫市長との選挙協力の密約と誓約書)等到底まともな人間とは思えない人達である。
    また民主党は政権を得る為に、外国に日本の国益と日本人の命や税金まで渡そうとする政党である。それを選んだ国民や県民がいること自体が大きな矛盾と日本人の問題点である。目先の利益のみ考えているからその報いが、自分と将来の日本人に返って来るのである。
     ただし、自民党の中や財界にも同様の売国奴やトラップに嵌った族はいる。

    このような事が起こらない為にも、我々国民は、もう少し政治に注意を払い、目先の事だけでなく、将来を見越した考えを持つようにすべきだと考えます。

    「自民党も駄目だったが、民主党も駄目だ」との声をよく聞きますが、政党を選ぶ際、重要なのは、マニュフェストだけでなく、議員の経歴及びその支持母体をハッキリ見極める事が必要だと考えます。

    我々日本国民も如何に多くの失敗を繰り返して来たか、よく反省する必要があります。政府や政治家の
    責任にして「こんな筈ではなかった」と後で後悔しても「過ぎ去りしは、及ばざるがごとし」である。彼らを選んだのは我々国民でありそれを煽ったマスコミの責任は非常に大きい。騙されていたと言い訳しても、其の報いは我々国民自身と我々の子供たちに返ってくるのです。国民は、それを肝に銘じる必要が有ると思います。(韓国・北朝鮮、中国や欧米等世界の国々も同じです。)

    終戦記念日も近くなりましたが、日本の戦争について、一方的に偏った主張を書かれている本によく出
    会います。それらの主張は、著者の主張に都合の良い話や、証拠、理論付けが殆どです。しかい、歴史史観も一面的な判断をしてはならないのです。「戦争反対、戦争反対と日本国民の多くが訴えている今日この頃であるが、もし戦争に勝っていたらどの様に彼らは叫んでいたのであろうか(20年以上前の朝日新聞 声の欄から)。」海軍の敗戦隠蔽や陸軍の嘘、大本営の嘘から勝利を信じたとは言え、国民一人一人が驕り、マスコミを含め無謀な戦争を後押ししたのは間違えようの無い事実である。
    それが戦後は、その真逆で都合の悪い証拠は隠蔽され、GHQや何でも有の国中国、北朝鮮・韓国によ
    る嘘の反日主張を丸呑みし、「とにかく日本が悪かった一辺倒」で、戦争の背景を全く説明もしていない主張がまかり通っているのです。何と日本国民やお偉い学者、マスコミ(特に朝日と毎日)のご都合主義で変わり身の早いいい加減さであろうか。客観性に欠けた学者はもはや学者ではない。

     半藤一利氏の本も読みましたが、「日本が悪い、日本のマスコミが悪い、日本国民が悪かった。」だけの主張をしている。確かに愚かであった。しかし、過去も現在も日本国民に限った事ではない。今日の中国、北朝鮮、ロシア、韓国、EU、アメリカなどを見ても愚かな国民が多い事には変わりない。国旗が焼かれたり、コーランが焼かれたりしている。彼らの立場で、勝手な主張もしている。日本人だけを殊更辱めるのは、普通の人間がすることではないし、客観性に掛ける。多くの学者は、海外で勉強はしたかもしれないが働いた経験は少なく、一般民衆とも交際した事はないに等しい。しかもそんな人間が嘘か本当か分からない資料を眺めて何が分かるのであろうか。ハッキリ言っておこがましい限りである。
    欧米や中国、韓国にない日本人の良いところは何かを考えた時、またその長所に今までの日本全体や日本の企業等の組織が如何に助けられて来たかを真摯に考えた時、はっきりと見えて来るのだと思う。
    後生への技術や伝統の伝授、後輩や先輩との関係、会社や社会への忠誠心(この言葉が適切かは疑問だが・・・)や正直さ、人の責任でも自分の事のように一緒に悩み考える、「勤勉さ」とか「真面目さ」等の言葉では表せない国民性を持っている世界唯一の国民である。海外で仕事をして見ればはっきりと分かる事である。
    日本人であれば、「日本の国を愛したい、日本国民の未来を守りたい、極端な反日史観を改め名誉を回復したい。」と考えるのは当たり前である。何処の国も先進国ならば当たり前の事である。それを「不誠実のように」訴える、半藤氏や日教組等の社会主義者は日本人ではないのであろう。そんなに中国や北朝鮮が好きならば、移住して欲しい。
     更に彼は「仮想敵国」を日本が作り上げたと言っているが、当時の状況では何処の国も仮想敵国は想定していたし、現在でも大国は想定している。やくざ国家が有る以上、全く当たり前の危機管理であり、悪い事でも何でもない常識である。現に北方4島はロシアに侵略され、竹島や尖閣諸島は韓国や中国に脅かされており、領海・領空侵犯もしばしばである。仮想敵国設定を非難すること自体朝日新聞と同じでまったく「まやかしの言いがかり」である。彼らは「戦争は起こらないので危機感を持つ必要はない」と言うが、戦争は無いにしても、力のない国には何も主張できない(中国の油田開発、領海侵犯等)。こちらの主張は無視され、日本が悪いかのような主張を繰り返される。更に言いがかりや年次要求を突き付けられて来たのが現状である。日本の仮想敵国はやくざ国家・中国と北朝鮮にすべきだ。彼らに日本を乗っ取られないように注意すべきである。非常識な主張で、能天気な日本人を騙して欲しくない。
    日中国交回復後、中国には朝日新聞しか入れなかった。日中国交前、本多勝一は共産党の協力を得て朝
    日の記者として中国上海・南京地区取材を行いました。中国側は前もってプロパガンダの準備をし、説明者と証人まで用意していたそうです。本多は、彼らの証言そのままを疑いもせず日本に垂れ流しました。彼は中国では英雄扱いですが、彼はジャーナリストとして全くの愚か者です。その後、なぜ朝日新聞だけ中国に駐在出来たのかも疑問視すべきです。朝日と中国との秘密協定があったようです。そんな本多の記事は信用に値しない。彼は、常に中国寄りの記事を書きました。
    彼はアイリスチャンのように中国の策謀に乗ったのでしょう。それまで中国は国民党も共産党も南京事件について殆ど問題にしていませんでした。おそらく彼らにとっては、大きな出来事ではなかったのでしょう。中国の常識でも立場が逆なら同じ事をしていたと言う事かもしれません。文革や天安門事件の有様を知ってそう確信しました。南京事件の事実はともかく、中国の代弁者・本多により中国の政略的日本叩きの道具の一つとして火がついたことは確かです。私は南京事件その物を否定はしませんが、中国の嘘を代弁する本多勝一は許せない。尖閣問題からも中国共産党のえげつなさはお分かりでしょう。

    2011年1月NHK出版「日本人はなぜ戦争へ向かったのか」の中で「世界の変化に、日本がついていけず方向性を誤った」というイギリス人の評価が紹介されましたが、正しいとは言えないと思います。NHKの製作者はそれを主張したかったようですが、その時未だ植民地主義は続いており、イギリスもアメリカも中国への権益を狙っていたのですから。
    第二次南京事件の当時、欧米は南京から離れようとしなかった。上海の権益も守ろうとしましたし、華北も狙っていました。第二次世界大戦後もフランスはベトナムへ戻ろうとした。しかし、ベトコン(民族解放戦線)に手痛い反撃を受けたのです。旧日本兵も独立戦争に協力したそうです。
    日本の失敗に焦点を当てているだけで背景の全てを述べていない片手落ちの番組本である。列強各国の卑劣な情報戦や朝日新聞社員コミンテルとゾルゲによる内閣への日中戦争拡大方針誘導・ノモンハン事変挑発、ロシアスパイ・ハリーホワイトのハルノート、アメリカによる日本人移民の追い出し、第一次南京事件での蒋介石国民党の治外法権侵害と欧州列強による南京無差別砲撃、張作霖の裏切りと陰謀、張学良の反日・反韓運動と万里の長城内外からの挑発、上海事変での多くの犠牲者、中国国民党の白人スパイを使ったプロパガンダや上海での条約違反と挑発、上海無差別爆撃、便衣兵による攻撃や捕虜への残虐な虐待、通州事件の残虐性等による国民党への日本人の憎しみと疑念等全く触れていない。これらの背景なしにあの戦争は語れない筈です。
    ただどこの国にもギャング以上に悪い奴らはいる。日本軍や中国人の中にもそのような奴らは居ただろう。事実ベトナム戦争でのアメリカや韓国の兵隊による婦女暴行は有名である。武士道も騎士道も道徳、国際法もない醜い殺し合いの中で、お互いが憎しみを増幅させ憎しみの連鎖により残忍な行動に発展したのかもしれない。旧ユーゴの内戦でも多くの虐殺や婦女暴行が起きた。第二次世界大戦時のロシア軍による虐殺と婦女暴行も一例である。
    日本兵は中国人のゲリラ活動に大変困り被害も増えた、通州事件の想像を絶する残虐性からその敵を討つとか戦友の敵を取ると言った兵士もいたそうである。そんな背景にアイリスチャンも日本の媚中派は全く触れようとしない。日本人が残忍な行為をしたとするならば、中国兵の残虐性を真似た可能性すら否定できない。

    更に反日論が中国や韓国で激しくなっているのは、「日本人の歴史観の生薄さが責任だ」とNHK製作者は言いたいようですが、これも大きな間違いであり言論誘導である。反日教育は至って「政治的なプロパガンダ」であり、インテリジェンスと外交の戦いです。そんな事も隠して、もっともらしく自分の史観を読者に押し付けるのは止めてほしい。
    中国の反日教育は、天安門事件以降鄧小平と江沢民により、世界と国民が天安門の虐殺事件から目を背ける為に、日本を仮想敵国にした反日教育を開始した。江沢民は特に日中戦争で兄弟を亡くしているので日本を憎んでいる。アイリスチャンの「レイプオブ南京」もその一環に利用された。その本が使用した写真は殆ど捏造であった。アイリスチャンが資料として使ったラーベの日記(中国団体からの提供)は読んでいませんが、そこには、中国兵の残虐行為や婦女暴行についても書かれているそうです。そのような事実については、アイリスチャンや本多のような左派の社会主義者の本には全く触れられていない。
    中国の新しい国体ができ始めたのは、日本が支援した孫文の辛亥革命からである。日本の援助がなければ中国の歴史は更に後れていた。その事実は、左派のマスコミや研究者はだれも触れようとしない。本多や朝日新聞・マスコミらの似非平和主義者や民主党・社民党の悪魔達は、「正義感から中国を含めアジア諸国から受け入れた留学生や亡命者(ベトナムやフィリピンの独立派)の教育と保護や支援を行い、アジアを欧米の触手から守ろうとした人達」を殊更悪人のように言うのである。ハワイの王様も日本を頼り、一度は日本に助けられた。しかし、今ハワイはアメリカの領土にされている。

    中国は、日本の援助、ODAに全く感謝していないし、両国民ともこの事実を知らない。中国共産党の改革が失敗し、中国国民の多くが亡くなった。その後、日中国交回復を行い、台湾を裏切った田中やそれ以後の福田、大平、河野、宮沢らの歴代媚中派首相の愚かさと彼らが策謀した日本国民の税金から出た莫大なODAは、その後も其の都度非人権主義で残虐な中国共産党を助け、日本や東南アジアを支配するために使われているのである。中国の傲慢、嘘と嘘のプロパガンダ、軍事力による威圧、覇権主義、他国の乗っ取り、嘘の反日教育又過去の文革、天安門事件等の殺戮や粛清、自治区での虐殺と自治区女性との漢民族男性との強制的結婚等の清浄化政策等 「身の毛もよだつ憎むべき行為」である。それを左派の社会主義者は非難しようともしない。
    彼らの愚かさは、原水禁、原水協の活動が示す通り、被爆者不在の中国、北朝鮮、ロシア寄りの活動や発言が象徴している。アメリカは非難しても、中国やロシア、北朝鮮の原爆実験は非難しない。民主党や社民党、朝日新聞は日本にとって何の利益も無い「非核三原則法制化」で日本の抑止力強化を縛り、在日アメリカ軍や自衛隊への非難を行い日本を丸裸にしようとしている。彼らは、日本人とは言えない。

    国防について、いつの時代でも考えておく必要があることは、過去の歴史や尖閣問題や北方領土でも分かるように自明の事である。力の無い国は、何を言っても相手にされない。中国ですら空母を作ろうとし、軍備の近代化を図っている。更に、北朝鮮もとうとう核兵器を持ってしまった。にも拘らず、朝日新聞や朝日の鳥越氏、福島党首、辻本議員等は抑止力やアメリカの基地、自衛隊を否定する。戦前にも平和ボケした国民の一部が日本の兵隊を侮辱したりする人達がいた。結局その反動が、日本軍の野望に火をつけてしまった。現在も、辻本議員のように自衛隊を侮辱する政党や政治家達がいる。イデオロギー以前の本質を全く分かっていないマスコミと擬似平和主義者たちである。自分達が若い頃、北朝鮮や中国、ロシアを賛美して暴力に訴えていた事は忘れたのであろうか?その仲間たちは、殺人、誘拐も行った。社民党の土井たか子等は、北朝鮮の拉致事件さえ否定した。全くあくどい族である。

    河野洋平は日中友好団体の長であるらしいが、証拠も無いのに従軍慰安婦の強制連行があったと発言した。また、自政党を脅かしてまで、台湾の李元総督来日を阻止した。中国から何を貰ったのだろうかそれともトラップにでも嵌っているのだろう。決して彼も許せない売国奴である。
    福田二世首相などは、北京オリンピの入場行進の際、日本選手に起立もせず日本選手達を侮辱した。全く愚かな指導者達である。人として恥ずかしくないのか。世界の先進国は、海外で何か事件が起こった時、自国民を優先して守る。日本の政治家は、そういった意識すら無いのかと思わざるを得ない。東海大震災の対応にもそれが表れている。また、イラン-イラク戦争でも日本政府は何もできず、トルコ政府に救われた。恥を知れと言いたい。

    韓国は、李承晩によって自分の政策の失敗を隠す為に始まった反日教育が要因。韓国も台湾も戦前を知る方々は、反日ではなかった。酷い状態の韓国を近代化に導こうとした。日韓併合は、韓国にとって屈辱的であったかもしれないが、もしそうしていなかったなら、今の韓国は無く、北朝鮮か中国またはロシアになっていた。呉女史等の意見や年配の韓知識人の意見を総括すれば分かる。台湾や満州もそうである。李登輝前総督も国民党であるが親日である。
    過去、現在の韓国人の反日感情や嘘の反日教育については納得できないし、李承晩大統領の愚かな政策、ノムヒョン大統領の行った親日派の財産没収と太陽政策にも納得できない。親日派は李朝に韓国は任せておけないと考えたから日本と協力したのであり、韓国の為を考えていた。
    日本政府が安易に謝る事は、韓国の主張を全て認めた事になり、韓国の言い分が全て正しい事になる。また国の為を考えて日本に協力した韓国の方々を裏切る事にもなる。
    朴前大統領の時、日韓国交が始まったが、その時の賠償金と技術援助で今の韓国がある。
    韓国の子供ですら日本が抗議しないのは、日本が悪いから抗議できないと考えている。竹島問題も勝手に実効支配し、国際裁判にも出ようとしない自分本位の国である。どうかしている。大騒ぎし他国の国旗を平気で焼き、真面な民主国家とは思えない。馬鹿が付くほどお人好しな日本人とは真逆な利己主義国家である。
    <新聞より抜粋>
    『自民党の新藤義孝衆院議員ら「領土問題に関する特命委員会」の国会議員3人が、韓国政府の入国拒否により視察を果たせなかった鬱陵(ウルルン)島(韓国慶尚北道)。韓国が不法占拠する竹島(韓国名・独島)への経由地だ。軍服に韓国旗のはちまき姿の初老の集団が目立った。
     島へ渡る日本人の身分確認は厳重だ。券売窓口では職員が大声で上司を呼ぶ。パスポート内容をすべて書き取り発券。改札口では係員が「日本人だ」と警察官を呼び個室に誘導。既に日本人2人が訪問目的を聞かれていた。「記者で入島目的は取材」と答えたが、出港時刻は過ぎていた。
    竹島研究者の下條正男・拓殖大教授のような議員の同行者をあぶり出すことが目的だったようだ。
     到着すると、狭い港湾施設で異様な熱気が待っていた。一帯を包む“愛国・反日”の熱気のもとは軍服姿の集団だった。金浦空港で議員らの顔写真を燃やした人々だ。ソウルの日本大使館周辺での過激反日デモで有名という。』

    強制連行(従軍慰安婦含む)について今更大騒ぎする人たちがいる。しかも強制連行や従軍慰安婦の強制連行が本当に有ったと嘘を言いふらす。最初に言い始めたのは、韓国反日活動組織代表の娘と結婚した朝日新聞記者である。ここで又朝日新聞の嘘が始まったのである。これは既に証明された事実である。従軍慰安婦の証人に会って確認された方々もいる。「彼女は売春婦として親から売られた」とか「家出した」とか言われている。更に「彼女を引き取った男が、従軍慰安婦として働かせた。」のである。其の事には、朝日新聞は故意に触れていないのである。反日陽動の仲間が、日本からの賠償をエサにデモを煽っている。其のデモに岡崎議員も乗せられたのか?
    つい最近、其の代表者が「日本から賠償金を取れる」と多くの韓国人を騙した詐欺容疑で韓国の警察に捕まったそうである。誠に浅ましい話である。

    又、事実は別にしても両国とも既に莫大なODAや戦後賠償、技術提供により解決済みであり、内政の問題である。元々謝る習慣のない国にいくら謝っても、やくざの様に付け込まれるだけで、解決にはならない。誤るだけ悪い国だと吹聴される。
    反省は必要であるが、中国、韓国、北朝鮮や左派の社会主義者が要求するような過度なお詫びを繰り返す必要は無い。相手国の政治的で悪意による言い掛かりや違法行為に対しては、「厳格」にそして「したたかに」対応すべきである。相手国の嘘のプロパガンダや領海侵犯、経済・政治的圧力、非人道問題などには民主主義国家として遠慮なく抗議すべきである。
    尖閣諸島への領海侵犯の際の中国レアアース禁輸、日本人民間社員の拘束、中国の嘘のプロパガンダに対して厳格に日本の正当性を世界中に訴えるべきであった。
    今まで、何でも有の中国共産党に騙され、海外に日本への嘘を吹聴され、技術と税金を奪われた事か。日本国民のなかにも未だ分からない人達がいるのには歯痒い。

    中国共産党は宗教を認めていないと言うが、「中国共産党」そのものが「新興宗教」と考えれば、他宗教
    を認めないのも納得できる。彼らにとって毛沢東は教祖であり神なのであろう。しかしスターリンやヒットラー同様、粛清の神様かもしれない。

    東條と近衛は蒋介石を相手にせずと和平交渉を行わなかった。石原莞爾、大川周明、長勇らは必死にな
    って日中戦争拡大を止めようとしたが、東條、近衛と米内は拡大する事を強行に主張した。
    東條の頭の中に、第二次上海事変で多くの日本人が国民党とドイツ顧問によって犠牲になり、「日本との
    和平協定に従わず挑発した国民党の悪辣さを許せない気持ち」があったのかも知れない。
    近衛はロシアスパイゾルゲの配下であった尾崎秀実(朝日新聞記者、当時近衛の補佐官)の強硬な日戦
    争拡大論に大きく影響されたのかもしれない。米内の主張も、ロシアを擁護した可能性が強いのではないか。尚、尾崎に情報を流した他の朝日新聞記者もいた。彼は、朝日の編集長にもなった。これだけでも朝日新聞がどのような新聞であるか想像がつくでしょう。
    逆に蒋介石もアメリカからの支援を受け、日本を太平洋戦争へ引きずり込もうとして、和平交渉に乗
    るように見せて乗らなかったのかも知れない。色々議論や再度の事実確認が必要なところである。
    「日中戦争拡大」、「ノモンハン事変」、「ハルノートによる日本の権益没収」は何れもロシアに仕組まれ
    ているのではないか。それに共謀した、ルーズベルトや尾崎秀実らの朝日新聞記者達コミンテルと米内の罠に填まって、国民党から中国共産党を助ける事に利用されたのかもしれない。ルーズベルトも今の中国は計画外であったであろう。ルーズベルトの責任は重い。
    東京裁判やGHQ、連合国側の資料を基に、正しい歴史認識は出来ないにも拘らず、日中戦争は「日本の
    関東軍がかってに命令を無視して行った侵略戦争」であえると単純に述べる方々がリベラルと称した左派の社会主義者や歴史家の中に多いが、そんな単純な戦争ではなかった。
    東京裁判では、戦勝国側の行った残虐行為については議論されなかった。不利な証拠は、採用されなか
    った。たとえば、溥儀の家庭教師の日記。(溥儀が日本に保護を求めた。日本人との関係は、言われるほど悪くなかった。)満州国は、中国ではない。熱河も万里の長城の外である。溥儀が満州国の皇帝になるのが最も妥当。中国国民党がとやかく言う権利は無い。、溥儀も死ぬ前に、彼の本で日本人に全ての罪を擦り付けてしまったと回想している。単純に悪人とか侵略者などと評価すべきではない。第一満州そのものが中国ではなかったのである。
    張作霖は最初は日本から援助を受け、後に欧米に寝返り、逆に日本の既存権益を脅かそうとした裏切り者であった。そのため関東軍の怒りを買い狙われた。
    上海事変についても、国民党の行った姑息な挑発行為や日本人と自国民への略奪、虐殺、無差別爆撃の事実も分かっており(世界のメディアや記者達の記事等)、日本が悪かったとは必ずしも言えない証拠も多く出ている。

    面白い例として「戦争と人間(五味川純平の映画化)」等、中国共産党や中国スパイに対して彼らが友好的な組織であるかのように描かれており、日本人だけが殊更悪く描かれていた。しかも、中国の残忍さは全く描かれていない。こう言った一方的な映画や小説により、「日本人は悪い、中国人は優しく信用できる」等へ日本人の歴史史観が変えられて来たのである。朝日新聞や本多と同じ、一方的な主張のみ述べるのは不公平で嘘つきの国・中国寄りの言論誘導でしかない。公平に伝えてくれれば信用もするが、これでは信用できない。
     
    そもそも国旗と国歌はその国の象徴ではあるが、本質的に戦争や独裁主義、軍国主義の象徴ではない。日教組、朝日新聞や毎日新聞、民主党や社民党は、ただ単純に戦争の象徴、侵略主義の象徴だとか言って、「本質をごまかし、日本人同士助け合おうとする気持ち、国を大切にしようと思う気持ち、日本人というアイデンティティー、日本文化、日本人の世界に類を見ない大切な国民性を潰そうとする為」に「日の丸反対、国歌斉唱反対」と叫んでいる。似非平和主義の抽象論で国旗や国歌に反対する暇があれば、北朝鮮や中国の実際に起きている非人道的政策や弾圧の事実に対して反対活動を行うべきである。全くの愚か者たちである。国旗、国歌が戦争の象徴と唱える日本の族は、朝鮮総連とも仲が良く、軍国主義の本質ではない国旗、国歌の議論を利用して内面から日本を陥れようとしている。
    戦争経験の無い者まで、戦争を思い出すのでいやだと馬鹿な事を言う教師がいる。また、戦争に出征さ
    れた方を全て侵略者と考えている教師も居る。歴史も分からないし、世界の事も分からず、国と言う概念すら無いのであろうか。「国旗、国家、愛国心」も「まじめで正直な日本人を誇りに思う心」と同じで戦争の本質ではない。国と言う概念が無い国は、近代国家の中には無い。何処の国でも、何か危険な事件が起こった際には、自国民を優先して救助する。海外で暮らした事の無い彼らにはそんな実感も無いのであろう。其の逆に彼らは今の覇権主義で一党独裁、人民への統制と人権問題、チベット自治区等の領土問題を抱える中国や北朝鮮に媚へ辛います。彼らとの利害関係を疑いたくなります。それともポチョムキン村に填まったのでしょうか。全くの大きな矛盾を抱えた事例です。馬鹿なのか、洗脳されているのか、学習が足りないのか、利害関係が有るのか、物事を一面的にしか見ない代表的な例だと思います。どこの国も、国旗・国歌は大切にしている事実も無視しているのです。
    中国人や韓国人、アラブ諸国が他国の国旗を焼く場面が時々ニュースで映るが、彼らはその国に反発し
    て侮辱していますが、軍国主義反対を訴えている訳ではない。
    「中庸は最善なり(Virtue takes a middle course. The golden mean is best.)」、「本質と真理の追究」、「運命が人を左右するのではなく、人が運命を左右するのである」という言葉が私は好きですが、「民主党」が「中庸」だとは決して考えられない。

  4. KMさんへ
    長いコメントですが興味深く拝読させていただきました。西尾先生のファンであれば大体はこうした認識を持っておられると思います。マスコミや言論人の意見に違和感を持ち、自分で考える人は思っているより多い。ただ歴史資料を読み込むことは一般人にはなかなか難しい。資料の真贋問題もある。戦争は相手があってのこと。日本だけ悪者にはさせない。アメリカこそ侵略国家そのものだし、中国は高島俊夫さんの本がその本質を教えてくれます。共産主義は本家自体が放棄したし。
    問題は今これからの日本をどう立て直すかでしたね。日本人ひとりひとりが国家意識を取り戻し、アメリカからの精神的自立を果たすこと。言葉でいうのは簡単なんですが・・・

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