村山秀太郎の選んだ西尾幹二のアフォリズム集(第六回)

26)教養という名のアクセサリーを求めるに急な日本人とくらべ、無知無学に甘んじながらなお己れの職業に誇りを喪わないドイツの民衆の力強さ、素朴さ、着実さを私はむしろ讃嘆の眼をもって眺めたものだった。

27)一体、いかなる恐怖心が日本人を闇雲に学校教育へと駆り立てているのであろうか?(中略)競争意識に追いまくられて、自足する幸福を喪い、自己はただ他人との比較においてしか価値をもち得ず、その結果手に入れたものがいったい何のための知識か、何のための教養か、それがいつも問題なのである。

28)すべての人間が高等教育を受ける必要などもともとない筈である。人間にはもって生れた能力の差がある。資質の違いがある。社会にはそれぞれの役割が必要である。

29)日本は、平等意識だけが異常に病的に発達している。

30)エリートと大衆とを区別する複線型のヨーロッパの教育制度。

出展 全集第一巻ヨーロッパ像の転換
26) P125下段より
27) P125下段126上段より
28) P126上段より
29) P128下段より
30) P124下段より

日本文化チャンネル桜出演のお知らせ

二週つづけてこの討論番組に出るのはテーマが緊急だからです。5月にはこのテーマのシンポジウムも計画しています。

番組名 :闘論!倒論!討論!2014

テーマ :亡国への道か?「移民大量受入」と日本(仮)

放送予定日 :平成26年4月12日(土曜日)20:00~23:00
         日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/)
「Tou Tube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト

パネリスト :50音順敬称略
  有本 香 (ジャーナリスト)
  小野寺まさる (北海道議会議員)
  河合雅司 (産経新聞論説委員)
  関岡英之 (ノンフィクション作家)
  西尾幹二(評論家)
  坂東忠信(元刑事・一般社団法人全国犯罪啓蒙推進機構理事)
  三橋貴明(経世論研究所所長・中小企業診断士)

司会:水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)

「村山秀太郎の選んだ西尾幹二のアフォリズム集(第六回)」への1件のフィードバック

  1. 先週土曜の闘論!倒論!討論!を拝見しました。西尾先生が思い出そうとされていたニューヨークタイムズのおかかえ反日記者は玉本偉(たまもと・まさる)です。「北朝鮮の日本人拉致は解決済みなのに日本側は対外強硬策の口実に使っている」などととんでもないデマを流した反日詐欺師です。こういう反日学者が外国紙で日本を罵倒して、それを朝日新聞などが「外国でも非難されている」とブーメラン報道するという、反日勢力のおそるべき自作自演がいまだ続いているようです。北朝鮮が原発つくっていると装いながらひそかに核兵器開発していたことが暴露されたころは、このような反日詐欺師は日陰においやられていたはずですが、年月がたつと性懲りもなく復活してきました。日本国内では劣勢なものだから、アジアや欧米等であたりかまわずメディアを悪用して反日プロパガンダを流して反撃してくるということが何度も飽くことなく繰り返されています。

    討論での議論は多岐にわたってましたが、グローバル化批判の微妙さを感じました。グローバル化により地方が衰退して国も疲弊するというのはわかりやすい議論ですが、そうそう単純でもないと思っています。象徴的な議論として大店舗法の議論は10年以上前によく議論され、スーパーが進出して商店街が消滅するのがグローバル化の暗部のように言われていましたが、結果はどうなんでしょうか。討論で因島が話題となっていた広島にも以前に遊びに行きましたが、全国スーパーと同様に地方スーパーも健闘しており、いかにも工夫をこらした多彩な食品や旬の果物・魚介類などがところせましと並べられて消費欲をそそっていました。日本人の創意工夫を感じました。近くで買い物できないご老人むけにはスーパーやコンビにも配達など検討しているようです。技術進歩の過程や途中でいろいろな弊害はでるでしょうが、それらを日本人の知恵で克服して、古いもののうち本当に良いものは残しながら発展していく必要があると思いました。クエーカー教徒のような自給自足を何百年も続けるというのは感受性鋭敏で効率重視そして改良の達人である日本人にはそぐわないような気がします。日本の農業問題なども何年かかろうが日本人の知恵で解決できるのではないでしょうか。

    グローバル化というと国際金融資本のイメージが大きくあります。私もローンなどは大銀行よりもは地元密着の信用金庫などをできるだけ利用しようと思ってグローバル化に抵抗しています(これは半分ジョークです)。最近日本のネットで気になるのは国際金融資本をユダヤ人と関係づけようとする風潮です。ユダヤというと最近の日本人は金融資本のユダヤ系を想定する人が多いですが、これはたしかにひとつの側面ですが、ユダヤの本質はユダヤ教の体現者にあらわれています。ユダヤ教の一流信者は日本人を尊敬しております。なぜかというとアジアで真っ先に積極果敢にに西洋文明をとりいれながらも自分の信仰を捨てなかったからです。ユダヤ教徒は、世界中をキリスト教に改宗させるべきと考えた西洋人からユダヤ教を頑固に守っているとして排斥されてきました。だから西洋化しながらもキリスト教を全面的に受け入れなかった日本人をユダヤ教エリートは尊敬しています。これら本物の思想的エリートがユダヤ人の象徴といまだに思っています。

    グローバル化というか技術進歩でほんとうに日本が救われた象徴がインターネットなどIT技術の進歩です。メディア、教育、出版など情報媒体となるコンテンツは完全に日本では反日勢力の統制下にありましたが、ネットによるグローバル化により一大転機をむかえました。市場原理主義というとマイナスイメージしかないですが、書籍や情報コンテンツの価値は市場つまり読者に対して完全に開放されることにより、公正な評価が与えられます。たとえばアマゾンなどが象徴的ですが、アマゾンが日本に進出するまでは日本の大手書店や出版社のコントロール下にありましたが、大手書店や出版社は反日左翼に牛耳られた異常な学者の意向に沿った出版物しか発行する意向はなく、とんでもない反日思想で日本をことさらおとしめる書籍ばかりを日本ばかりかアジアや欧米で売りまくっていました。日本政府が補助金をだして助成した反日研究を、これまた書店が有り難いとばかり書籍化して世界中に輸出するとはなんとあほらしいことをやっていたのでしょうか。
    まだまだコンテンツの世界は電子化が遅れており、たとえば上記の反日学者の玉本の論文を読みたいと検索しても題名だけしかでてこず、内容は出向いてしか入手できないようです。電子書籍で地方の個人書店や流通は壊滅状態になるでしょうが、一部の閉鎖的な出版空間が破壊されて、だれでも家にいながら世界中の情報をとりいれるということができるのは健全な民主主義の象徴です。そして日本でいえば反日コンテンツの大量提供元の本丸が反日マスコミです。これら全国紙、地方紙をとわず異常な情報統制者そして印象操作の常習者たちが商業的に完膚なきまで破壊されるまで、あと何年かかるのでしょうか。

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