コラムのリンクで「人権フォーラム21」という団体の今までの活動とそのホームページを教えて下さった「昔の学生」さん、大変に参考になり、有難うございました。私の「夏休みのドイツ語の授業」をお受けになったというのは、今は懐かしい「紅露外語」の夏期講習のことでしょうか。いきなり超難解なハイデッガーを読ませたのを覚えています。ご迷惑をおかけしました。もう30年くらい前になりましょうか。
今回はブログへの書き込みが多く、他の方々のものもすべて拝見いたし、参考になり、感謝します。
明日の15日午前中の法務委員会の結論を見て、なお一日か二日間、コラム「正論」の同文の掲示をつづけます。
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「人権擁護法」の国会提出を許すな
――自由社会の常識覆す異常な法案――
《《《定義のない「人権侵害」》》》
国会に上程が予定されている「人権擁護法」が今の法案のままに成立したら、次のような事態が発生するであろう。
核を背景にした北朝鮮の横暴が日増しに増大しながら、政府が経済制裁ひとつできない現状がずっと続いたとする。業を煮やした拉致被害者の家族の一人が政府と北朝鮮を非難する声明を出した。すると今までと違って、北朝鮮系の人たちが手をつないで輪になり、「不当な差別だ」「人権侵害は許せない」と口々に叫んだとする。
直ちに「人権擁護法」第五条に基づく人権委員会は調査を開始する。第四十四条によってその拉致被害者家族の出頭を求め、自宅に立ち入り検査をして文書その他の物件を押収し、彼の今後の政治発言を禁じるであろう。第二十二条によって委嘱された、人権委員会は北朝鮮系の人で占められている場合がある。
韓国政府の反日法は次第に過激になり、従軍慰安婦への補償をめぐる要求が再び日本の新聞やNHKを巻き込む一大キャンペーンとなったとする。代表的な与党政治家の一人がNHK幹部の来訪の折に公平で中立な放送をするようにと求めた。ある新聞がそれを「圧力だ」と書き立てた。
すると今までと違って、在日韓国人が「不当な差別だ」「人権侵害は許せない」と一斉に叫び、マスコミが同調した。人権擁護法の第二条には何が「人権侵害」であるかの定義がなされていない。どのようにも拡張解釈ができる。
《《《全国各地に巨大執行組織》》》
かくて政治家が「公平で公正な放送をするように」といっただけで「圧力」になり、「人権侵害」に相当すると人権委員会に認定される。日本を代表するその政治家は出頭を求められ、令状なしで家を検査される。誇り高い彼は陳述を拒否し、立ち入り検査を拒むかもしれないが、人権擁護法第八十八条により彼は処罰され、政治生命を絶たれるであろう。人権委員会は在日韓国人で占められ、日本国籍の者がいない可能性もある。
南京虐殺に疑問を持つある高名な学者が143枚の関連写真すべてを精密に吟味し検査し、ことごとく贋物(にせもの)であることを学問的に論証した。人権擁護法が成立するや否や、待ってましたとばかりに日中友好協会員や中国人留学生が「不当な差別だ」「人権侵害は許せない」の声明文を告知したとする。人権委員会は直ちに著者と出版社を立ち入り検査し、即日出版差し止めを命じるであろう。
南京虐殺否定論はすでに一部のテレビにも登場し、複数の新聞、雑誌、とりわけミニコミ紙で論じられてきた。人権委員会は巨大規模の事務局、2万人の人権擁護委員を擁する執行組織を持つ。まるで戦前の特高警察のように全国をかぎ回る。
人権擁護法第三条の二項は、南京事件否定論をほんのちょっとでも「助長」し、「誘発」する目的の情報の散布、「文書の頒布、提示」を禁じている。現代のゲシュタポたちは、得たりとばかりに全国隅々に赴き、中国に都合の悪いミニコミ紙を押収し、保守系のシンクタンクを弾圧し、「新しい歴史教科書をつくる会」の解散命令を出すであろう。その場合の人権委員の選考はあいまいで、左翼の各種の運動団体におそらく乗っ取られている。
《《《国籍条項不在の不思議さ》》》
私は冗談を言っているのではない。緊急事態の到来を訴えているのである。2年前にいったん廃案になった人権擁護法がにわかに再浮上した。3月15日に閣議決定、4月の国会で成立する運びと聞いて、法案を一読し、あまりのことに驚きあきれた。自民党政府は自分で自分の首を絞める法案の内容を、左翼人権派の法務官僚に任せて、深く考えることもなく、短時日で成立させようとしている。
同法が2年前に廃案になったのは第四十二条の四項のメディア規制があったためで、今度はこれを凍結して、小泉内閣の了承を得たと聞くが、問題はメディア規制の条項だけではない。ご覧の通り全文が左翼ファシズムのバージョンである。もちろん、機軸を変えれば共産党、社民党弾圧にも使える。自由主義社会の自由の原則、憲法に違反する「人権」絶対主義の狂気の法案である。
外国人が人権委員、人権擁護委員に就くことを許しているのが問題だ。他民族への侮蔑はいけないというが、侮蔑と批判の間の明確な区別は個人の良心の問題で、人権委員が介入すべき問題ではない。要するに自由社会の常識に反していて、異常の一語に尽きる法案である。予定される閣議決定の即時中断を要請する。(にしお かんじ)
産経新聞 2005.3.11
1000名の人間が講演を聴いて、感想を述べる礼儀を知らない。今時、それくらいは礼儀だと思う。西尾先生有り難うございます と。拍手だけじゃダメなのだ。
あそこの立っていた何名かは知り合いであるが、彼等は、何の為にやっておるのか?
6:25と勘違いされた為に、端折った話しになった。あそこには憤りが感じられた。
聴衆から、何の感想も出ていないので、小生は憤りを感じておる。失礼ではないのか?年寄りの爺さんでもインターネットで何かを書くべきなのだ。
▼この文章は、人権擁護法案が通った後に来るべき凄まじい日本の姿を描いている。
あまりにも具体的な内容ではある。「敵対者」に更なる怒りを買う可能性さえある内容である。
しかし、そんな危険を顧みる西尾幹二ではない。
恐るべきは、その「畳み掛ける」具体例の数々である。
そこには、今現在、日本を騒がせる問題点の全てが羅列されるのだ。
そこには、常に、亡霊のように「人権擁護法案」が立ち揺らめくことになる。
その具体例で、西尾幹二の「テクニック的うまさ」は、具体例(物語化)であるにもかかわらず、その固有名詞をぼかしている点だ。
それにより、読者は、そこに固有名詞を当て嵌める作業を施し、その作業により、【記憶への定着】、【深き思考への誘導】、【自分の生活への当て嵌め】を余儀なくさせられる。
多くの読者が、戦慄させられた事だろう・・・。
しかし、読む者の心の奥底にダイレクトに伝える素晴らしい文章テクニックである。
こんなテクニック・・・、70歳を前にした人物が使いこなしてるんだぜ^^; 感服!
・・・さて、この法案、いかにぶっ潰しましょうか?
>閑人さん
閑人さんがおっしゃっているのは、以下の講演についてですね。
講演 「これでよいのか日本の弱腰外交
――正しい現代史の考え方――」
平成17年3月13日(日)
午後3時30分より90分
そうですか、そんなに大勢の人があつまったのですか。よかったです。もう少し閑人さんもその感想をお願いできますか?
西尾先生、
身に余るお言葉、まことになつかしくありがたく、お礼申し上げます。おっしゃるとおり、紅露ドイツ語100時間講習でございました。1976年の夏で、「ツァラツストラかく語りき」を中心とした縦横無尽の御講義に、冷房の故障した地下の教室の暑さもいつのまにか忘れて夢中になっておりました。いまだに内容のいくばくかを、断片ではありますが記憶しております。
人権フォーラム21について、お役に立ててうれしい限りです。次回の審議まで(今日ですね)時間が迫っておりましたので拙速で書いてしまい、法の拡大解釈の危険についてや人権フォーラム21による差別禁止事由の拡大案が「ジェンダーフリー指向」であるとの自分のコメントは、読み返すとまったく言葉足らずで不適切ですが、先生をはじめとした慧眼の方々に直接原典を見ていただけさえすれば、私はささやかな役割を果たすことができたと存じます。できることなら、自民党の議員の方々にも目をとめていただき、慎重な審議の材料としていただきたいものと願っております。
末尾ながら、「新・国民の油断」に、学校に通う子どもをもつ母親のひとりとしてお礼申し上げます。
某掲示板のコピペですが、裏で色々繋がっているようです。
351 名前:名無しさん@勉強中 投稿日:05/03/15 02:34:33
人権擁護法推進者と、親日糾弾法推進と、朝日新聞政治圧力の推進者が
朝鮮総連という一本の糸で繋がってます。しかも様々な団体と野合して
もう訳わからない程いろいろなのが絡んでる。
さらに、最近知ったのですが彼らは度々国連に通告しとるようです。
おかげで国連の人権委員会は完全に日本を酷い国だと思いこんで、
北朝鮮の思うとおりの採決を導き出してる。
しゃれになりません
http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=soci&cont=soci0&aid=20010807192028400
洪 祥進氏の言動に注目
http://www.tongilpyongron.com/backnumber/paper/bc0412_2.html (404)
http://210.145.168.243/sinboj/%EF%BD%8A-2005/01/0501j0118-00002.htm
http://210.145.168.243/sinboj/sinboj1998/sinboj98-6/sinboj980630/sinboj98063071.htm
http://yucarimint.hp.infoseek.co.jp/ishihara/zokuhou.html#kokusaimondai
↑思いっきり一本の糸で繋がってます。