講演 ヨーロッパ「主権国家」体制は神話だった(決定稿)(二)

        (二)

 イスラム教徒とキリスト教の対立の背景は、皆さんも相当ご存知かと思いますが、最近の話ではなく、2000年前から始まっていました。

 19世紀から20世紀初頭にかけて活躍したベルギーの有名な大歴史家、アンリ・ピレンヌに、「マホメットとシャルルマーニュ」という1937年に出版された著書があります。フランス語のシャルルマーニュCharlemagneとはドイツ語でKarl der Große カール大帝のことです。この大著のさわりをご紹介しようと思います。まず、ゲルマン人がローマ帝国に侵入した時と、イスラム教徒がローマ帝国に侵入した時の違いをまず論じています。

 ゲルマン人がローマ帝国に侵出したときは、帝政の成立以前から直ちにローマに同化されつつ、ローマの文明を必死に守り、その社会の仲間入りを果たすべく、ゲルマン人は精神的には従順且つ従属的でした。ゲルマン民族の侵入は、ローマ帝国が誕生するより前から、徐々に北方から入っていたのです。

 これに反して、アラビア半島との間には、ローマ帝国は長い間交渉らしい交渉を持っていませんでした。ゲルマン人との間では長い間ローマ帝国は長い交渉があったのですが、アラビア人はマホメットの時代まではほとんど接触がなかったのです。

『 ヨーロッパとアジアの両方に対して同時に始まったアラビア人の征服は先例をみない激しいものであった。その勝利の速やかなこと、これに比肩し得るものとしては、アッティラが、また時代が降ってはジンギスカン、ティムールが、蒙古人帝国を建設した際の勝利の速さがあげられるのみである。しかし、この三つの帝国が全く一時的な存在であったのに対して、イスラムの征服は永続的なものであった。(中略)この宗教の伝播の電光石火のような速やかさは、キリスト教の緩慢な前進に比較するとき、全く奇跡とも言うべきであろう。
 このイスラムの侵入に比べるならば、何世紀もの努力を重ねてやっとローマ世界Romaniaの縁をかじりとることに成功したにすぎない、ゲルマン民族のゆるやかで激しいところのない侵入など問題ではなくなる。
 ところがアラビア人の侵入の前には、帝国の壁は完全に崩れ去ってしまったのである。』

 つまり、よく歴史の教科書にゲルマンの侵入がローマ帝国を崩壊させたと書かれていることについて、ピレンヌの学説は「違うんですよ。」といっているのです。ゲルマン人は武勇、智勇に優れているけれど、しかし文化面ではローマ人に包摂されて、侵入は速やかではなく徐々にでした。

 それに対して、ローマ人は

『ゲルマン民族よりも明らかに数の少なかったアラビア人たちが、高度の文明を持っていた占領地域の住民に、ゲルマン民族のように同化されてしまわななかったのは何故であろうか、』

ということを、ピレンヌは問題にしています。

 

『ゲルマン民族がローマ帝国のキリスト教に対抗すべき信仰を何ももっていなかったのに反して、アラビア人は新しい信仰にめざめていた。このことが、そしてこのことのみがアラビア人を同化することのできない存在にしたのである。』

 つまり、ゲルマン民族はなにも信仰をもっていなかったというのです。そこへローマ帝国との接触が始まったというのです。アラビア人はそうでなかった、とピレンヌは言うのですが、これには問題があります。いうまでもなくゲルマンにはゲルマンの信仰はありました。それは我が国の信仰にも似ているような一種のアニミズム、洞穴とか樹木の霊とかそういうもの。或いはまたゲルマン神話というのは、忠勇、武勇の神々、英雄たちの乱舞する皆さんもご存知の、後にワーグナーが楽劇にするような、そういう神話世界がありました。ゲルマン人に信仰がまったく無かった、などということは全く無ありません。そのことは、私が今日お渡しした雑誌(正論3月号)の中にきちんと書いていますので、読んでいただきたいと思います。

 ゲルマン人に信仰が無かった訳ではありませんが、しかしながら、「一神教」ではありませんでした。ローマはその頃すでにキリスト教化していたのですが、イスラム教はキリスト教と旧約聖書を同根に持つ一神教です。

『アラビア人は驚くばかりの速さで自分たちの征服した民族の文化を身につけていったのである。かれらは学問をギリシャ人に学び、芸術をギリシャ人とペルシャ人に学んだ。少なくとも初めのうちはアラビア人には狂信的なところさえなく、被征服者に改宗を要求することもなかった。しかし、唯一神アラーとその予言者であるマホメットに服従することをかれは被征服者に要求したし、マホメットがアラビア人であることからアラビアにも服従させようとした。アラビア人の普遍宗教は同時に民族宗教であり、そしてかれらは神の僕(しもべ)だったのである。』

 こういう点では、ユダヤ教も似ていると言ってもよいでしょう。それに対して、

『 ゲルマン民族はローマ世界Romaniaに入るとすぐにローマ化してしまった。それとは反対に、ローマ人はイスラムに征服されるとすぐにアラビア化してしまった。』

 アラビア人がいちばん凄いということですね。

『コーランに源泉をもっているその法がローマ法に代わって登場し、またその言語がギリシャ語、ラテン語にとって代った。』

 そしてアラビア語が支配することとなったために、西ヨーロッパの言語にとんでもないことが起こるのです。ローマ帝国の末期頃、公の言葉、国際語のギリシャ語が使われなくなり、代わりにイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、という各地方の方言が使われるようになり、ラテン語も衰微していってしまうのです。

 その方言の使用が次の時代、だいぶ経ってからヨーロッパが生まれる理由ともなるのです。しかし、それにはさらに数百年から千年ぐらい時間がかかり、ダンテはイタリア語で神曲を書き、ルターが1500年代に聖書をドイツ語訳する。こういった民族の興隆には、およそ1000年くらいの時間がかかっているのです。

 イスラムがどれほど支配的であったかがこれでお判りかと思います。これまでの間にどのようなことが起こったか?これが根本問題で、皆が知っているヨーロッパは二つに分断されます。ローマを中心とする西ローマ帝国およびビザンチンと言われる東ローマ帝国。真ん中には地中海があり、そこには交通がありましたが、イスラムによって分断されてしまいます。

 『 リヨン湾の沿岸も、リヴィエラ地方からティベル河の河口にかけて海岸も、艦隊をもっていなかったキリスト教徒たちが戦争と海賊の荒らしまわるがままに任せたから、いまでは人煙稀な地方となってしまい、海賊の跳梁する舞台と化してしまった。港も都市も打ち棄てられてしまった。東方世界とのつながりも絶たれ、サラセン人(アラビア人)たちの住む海岸との交流もなかった。』

 地中海は押さえ込まれたということです。

 『ここには死の風が吹いていた。カロリング帝国は、ビザンツ帝国とは極めて著しい対照を示す存在であった。それは、海への出口を全くふさがれてしまったため、純然たる内陸国家であった。嘗てはガリアの中でも最も活況を呈し、全体の生活を支える要(かなめ)ともなっていた地中海の沿岸諸地方が、今では最も貧しい、最も荒涼とした、そして、安全を脅かされること最も多い地方となってしまった。ここに史上初めて、西欧文明の枢軸は北方へと押し上げられることになり、』

 つまりヨーロッパといわれるものは、いまはじめて我々が知っている西ヨーロッパのほうへ、つまりローマ地中海から北方へグーンと押し上げられてしまった。今でこそ、車で行けば行ける距離、あるいは飛行機で行けばひとっ飛びの距離でありますが、当時は封じ込められてしまったのです。

 『その後幾世紀間かは、セーヌ、ライン両河の中間に位置することになった。』

 つまり、その辺りにゲルマン人とローマ人が混血し、文化程度が著しく堕ちたカロリング王朝が位置することになったのです。

 『そして、それまでは単に破壊者という否定的な役割を演じていたにすぎないゲルマン諸民族が、今やヨーロッパ文明再建の舞台に肯定的な役割を演ずる運命を担って登場したのである。
古代の伝統は砕け散った。それは、イスラムが、古代の地中海的統一を破壊し去ったためである。』

 つまり、古代の伝統、つまりギリシャ、ローマの伝統が、ずっと続いていましたが、それが今言ったイスラムの侵出により・・・。これが言語問題にものすごく影響してしまい(今日お渡しした正論3月号の最後の方に書いてありますが・・・)、ギリシャ語の聖書も消えてしまい、ギリシャ語を話す者さえも居なくなってしまったのです。

 カール大帝は文盲で(皆ひとに遣らせていた)、教養の程度も著しく低く、西ヨーロッパは文字を読むのは一部の聖職者に限られ、伝統からも情報も絶たれた、文化的にも著しく遅れた野蛮な地域でした。それゆえに迷信も蔓延り、キリスト教がその迷信を加速させました。キリスト教はもちろん一神教ですが、その他の信仰、マニ教、グノーシス主義、ゾロアスター教、そしてアニミズムがゲルマン民族を捉えつつも、カトリックはそれらとある程度の共存をしたのです。それらを認めはしないけれど、直ちに弾圧、攻め滅ぼすことはなく、いわば許していたのです。

 現代のカトリックは少し違いますが、基本的にカトリックは「自然」というものを尊重するところがあり、一神教以外の神の概念をまったく認めない、ということはありません。

 一番象徴的な例は、戦後、靖国神社がマッカーサーの命令により焼却される危険に曝されたとき、反対したのはカトリック教会でした。それは「自然法」というものを尊重している。自然法というのは、法律以前に自然の定めで決められていること、解り易くいえば、結婚は男と女がするものである、とか、敗者といえども自分の民族を守った者は祀られてしかるべきであるのも自然法のひとつですから、靖国神社を焼き滅ぼすなどとんでもないというカトリックの考えで、そのカトリック教会に靖国神社は守られたのです。そういった意味でカトリックが諸宗教に寛大であることがお解りかと思います。

 ところがプロテスタントはそれが許せないのです。その話が正論3月号の最後の方に出てきますが、簡単に言うとプロテスタントは神をもう一度、再確認したのですから、キリスト教の復興、カトリックと大いなる戦争をしたのですから、カトリック側にも当然新しい選択を迫られた。自覚的な信仰の再宣託が行われたので、両方の宗教にとって近代化ということになるわけですが、ニーチェは面白いことを言っています。

『ところがルターは教会を再興したのであった、つまり彼は教会を攻撃したからだ。・・・・・・』(「アンチクリスト」第61節)

 「プロテスタントは、キリスト教を攻撃したために蘇らせてしまった・・・、本来亡くなって然るべきキリスト教が、ルターの、あるいはカルヴァンの攻撃によって自覚が蘇り、カトリックまで復活してしまった。」とニーチェは残念がって言っていた。そのようなパラドクスがあるわけですが、大きな流れで言うとそのようなことが言えるわけです。

 先を急ぎます。フランスのカルカソンヌ城をご存知ですか? フランスに行くと必ず観るのですが、そんなに(ご覧になった方は)居ないのですか?南フランスに旅行すると必ず観るのですが、意外と知らないのですね。素晴らしい古城で、夜はライトが照らされていて本当に素晴らしい・・・。トゥールーズのあたりです。

 この古城は異教徒の城で、それを法王が攻め滅ぼしてしまうのです。それはまさに中世のいろいろな十字軍がありますが、十字軍というのは外に出ていくもの、と皆さん思っているかもしれませんがヨーロッパの中をも攻撃する十字軍も当然あるのです。つまり、キリスト教に一元化するために「異教徒が一人でもいたら怪しからん」ということで、凄まじい戦争をしてトゥールーズの城カルカソンヌは何万という人を殺して潰されてしまう、という歴史があるんですよ。

 それは、今日お渡しした雑誌(正論3月号)の連載の前半の終結部分にだんだん近付いていて、日本が始まるのは未だもう少し先なのですが、ぜひ読んでおいていただくと有り難いのですが、言わなくても読んでいる人はきっと読むから・・・。だけど知っているんですよね。言っても読まない人はきっと読まないんですよね。学生に教えていたころから知っているんですよ。こう言っては皆さんに無礼かもしれないけれど。小川さんは「先生、プレゼントをしなくても、皆さん買って読みますよ!」と言っていましたが、それは「3分の1くらい」の方はそうでしょうから差し上げた訳でして・・・。ただ、単独で読んで頂いても纏まっていて、読切りの短編になっていますから、前とのつながりが無くてもわかります。

 その意味で、プロテスタントはキリスト教最高の運動になると同時に、プロテスタント自体がキリスト教の内部に対する「十字軍」だった、と言えないこともありません。(つまり、外に対しては「十字軍」。内部では「プロテスタント」)それぐらいルターとカルヴァンの思想、行動は峻厳だったんですね。ですから、いろいろな雑駁な異教徒の流れを汲む様々な理念や思想は潰されていったということがひとつ言えます。

 さて、今までの話でイスラム教徒とヨーロッパ文明との対決が、いかに根が深いかお判りになったと思います。もちろん同時にキリスト教の側は、その遅れた教養も低い鎖された地域の彼らは、信仰心だけは固めつつ、異文明に対してチャレンジしてく・・・、有名なのは、「十字軍」ですね。

 ご承知のように、十字軍は11世紀にはじまります。具体的な説明はしませんが、イスラエルがひとつ、それから北の方のラトビアとかポーランドへ向けての十字軍、イベリア半島スペイン・・・。つまり地中海は全て抑えられますから、地中海の異教徒を追払うということ。それから、最後には2つのアメリカ大陸に進出すると・・・。じつは、これら全て十字軍なんですよ。つまり信仰の旗を掲げて、そして、異教徒を改宗させるか、殺戮するか。「改宗か? 然らずんば死か?」そして、それを実行するために、内部の綱紀が緩むために粛清する。これが数多くの粛清劇、魔女狩りとか・・・、先ほどのカルカソンヌ城の異教徒退治もそのひとつですね。

 つまり、内部を徹底的に時々厳しくやり、そして外対して、異教徒に対しては妥協したり拡げたりする。いろいろな形で柔軟にやるのです。さながらその姿は、「私たち異教徒」から見ると、ソヴィエト共産党と中国共産党みたいなものに見えますね。つまり、外部に対しては外交的に狡猾で、そして、内部に対しては一寸した異端も許さない粛清劇をする。非常によく似たところがあるんですよ。ですから、「棄教」といって、教えを棄てる聖職者がいると、それを許さないだけでなくそれに対する尋問をしたり、それが後々までどんな影響を持つかということを徹底的に論争するという、激しいものがあります。そういう点も、共産党を辞めてしまうことに対する手厳しい攻撃によく似ていますよね。それが中世ヨーロッパのエネルギーであると同時に、それがまた世界史に拡がっていくパワーだと私は思っています。

 善かれ悪しかれキリスト教のヨーロッパ中世からはおそらく3つのもの、ひとつは「暴力」、ひとつは「信仰」、そしてもうひとつは、16世紀に産まれる「科学」がありますね。今日はその話は出来ませんが、自然科学は、何と言ってもポジティヴで、そして自然科学はキリスト教そのものから産まれたのであって、それは他の宗教に類例を見ない出来事、ドラマなのです。自然科学は一般的で普遍的であると思われるかもしれませんが、根っこはキリスト教にあったということは、また一つ大きな問題であります。そのテーマは、今日お見えになっているかどうか・・・?古田(博司)先生、いらしてますか?(小川揚司さん:4時ごろお見えになります。)古田先生の「ヨーロッパ思想を読み解く―なにが近代科学を生んだか」(ちくま新書)という本がありまして、これはひじょうに難しい本ですが、いろいろなことを考えさせられます。

つづく

「講演 ヨーロッパ「主権国家」体制は神話だった(決定稿)(二)」への4件のフィードバック

  1. 皆さん、こんにちは。かつて二年間の日本での留学した経験を持ち、つねに日本のことを想い、時々この素晴らしきサイトを覗き込む一外国人知日派青年Riki Reyでございます。さて、早速ですが、失礼ながら、国際ユダヤ勢力の話題につきまして、少し自論を開示させて頂きたいと思います。実に、過去の一年間半ぐらいの時間帯に私の知的研究の重心と投入していった時間と精力は主に19世紀以来の国際ユダヤ勢力とその野心と魂胆と戦略的計画・操作に費やされていた。その辺に、すでに、20万字に超える自国語の読書日記並びに研究の心得を作成していて、ただ今も進行中でござる。今にかけて収集し読み続けてきていた厖大な資料と情報から分析して得た明確にして不動の結論は、国際ユダヤ勢力は、紛れもなく、近代から戦前、戦中、戦後にかける今日に至る一貫して陰湿凄惨な権謀術数を弄してユダヤ以外の一切の他国・他民族・他文明文化に狙いを定めてその内部に忍び込んで寄生したり、堕落退廃せしめたりしながら、外部からその国々と民族たちに戦争を仕掛けて破壊・転覆と乗っ取りを図ろうとして、そういう風に実行し続けていて、今になっても、その構図が全く変わりません。

    ドイツなどの西洋民族国家に言を待たず、肝心な我が日本に来ましては、ユダヤ人が犯していた数々・度々の重大な犯行を思い起こされたい。思うに、戦前戦中において、ヒトラー総統の率いるナチスドイツと同じに独立自主の政治・経済・外交とりわけ独立自主の財政・金融政策を行うし、ドイツと同盟関係にある日本を悪辣にして無残な戦争を仕掛けて散々虐げ、最後に、ナチスドイツ国家と一緒に日本の民族的政体・政権を滅ぼし葬り去った元凶・張本人が何処の誰だか、答えは当然米英ソに巣食ってその国々の国力の合力を利用して上述した悪行を働き目的を達成した極悪な国際ユダヤ勢力だった。戦敗国たるドイツと日本はそこから受けた打撃が今日でも根強く残り、そのマイナスの遺産は今でも背負わざるを得なくている。昨今の世界情勢を見極めると、日本にとって最大な国家安全保障上の脅威であり、直接にも間接にも日本侵略する可能性が最大な外国即ちシナの肥大化と強力化を努めて助成し其の覇権主義的政策を助長しているのは国際ユダヤ勢力こそであって疑う余地が無い。又、懸命に欧米各民族国家に文化・財政・マスコミ・教育などあらゆる分野における腐食性の強い害毒たる政策を撒き散らしそれらの国々を弱体化させること、迷妄たるグローバル化や自由貿易・市場原理主義を謳歌して欧米の産業・製造業を空洞化にしその衰微を来たすとともにシナに実力をつけること、日本にも好感と尊敬を持つ欧米の真の民族主義者・白人愛国者勢力を圧制し迫害すること、それらの悪事の背後に蠢き動いている黒い手がいつも邪悪なユダヤ人を主たる勢力であるのではないか。ユダヤが無ければ、そもそも、無意味な流血と争奪を引き起こす野心たる戦争と革命を主唱するマルクス主義・国際共産主義も無かったし、搾取と収奪に血道をあげる弱肉強食の国際金融資本主義も無かった(両者はユダヤ世界戦略の双生児とも謂うべきである)。また、ユダヤが無ければ、1980年代から始まるシナの猛烈な台頭と増長も無いし、戦後の跳梁跋扈している国境の撤廃と人種の混交を提唱するグローバル主義ないし世界大政府の樹立の方針も無く、大手振って罷り通る大規模の移民や多元文化主義・他民族共生など出鱈目で怪しからん人為的な政策は流行っていることも無く、各国・各民族は前述した害毒に侵食されつつ自国の土地に益々自民族さえ存立危ぶまれる窮境に追いやられることと、欧米諸国は最早そうになって、日本の場合も一寸の先に制定がなりつつある荒唐無稽な所謂「ヘイト言論」や「ヘイト犯罪」の立法というような亡国的な状況が無いはずであろう。兎にも角にも、国際ユダヤ勢力こそ、この世の最大な有毒有害かつ最強な邪悪勢力であるのを認識すべきだと私がつくづく考えておる。前のメールの要旨の繰り返しになりますが、健全なる欧米と日本の民族派・愛国勢力を潰しシナを扶助する、陰湿な文化・価値観を鼓吹する策略と行動を含む一連のユダヤの世界収奪・統治する野望と戦略は今の世界に流れている最も重大にして危険な動向である、と私が近年の真剣にして細緻な観察と思考の上で達した判断・結論であるのを主張したい。我々は、世界の情勢の推移を注視し観察していけば、今後の20年から30年は上述した私の分析・予測を立証してくれるだろうと確信します。

    しかし、残念ながら、日本の対ユダヤ認識に来ましては、老朽して腐りきった政経界は言うに及ばず、保守の言論界・有名な言論人にさえ、そのユダヤの比類なき狡猾さと邪悪・険悪極まりない正体に対する冷徹峻厳にして本質を突いた抜本的で炯眼的な認識が欠落し、一種の重大なる、延いては致命的とも云うべき知的な欠陥と言わざるを得ない。日本の保守派の人間が往々にして戦後世界のマスコミ・情報を掌握し尽しているユダヤの宣伝にのめり込み、その言うことを選別も批判もなく盲信する。不勉強と不見識の極みと言っても過言ではないじゃないか。例えば、国士たる存在である西村真悟氏すら、いわゆるユダヤ人の不屈の面だけに目を捉えられ眩まれ、しばしばユダヤ人を賞賛して中東の問題に於いてことごとくイスラエルの言質に与し極めて親イスラエルであるらしい。そして、シナ問題に非常に冷徹にして真っ当な発言として知られ日本の国益を護るに徹する保守言論人の雄と看做される宮崎正弘氏も、国際ユダヤ問題への認識が頗る甘く、ユダヤ人勢力の言動を糾弾する声を安易に「陰謀論」と斥け、ユダヤ勢力とシナとの共生共助を始めとする事実関係を無視してユダヤ問題における隠されている物事の深い本質に頑なに眼を向けようとしないほど盲目のままにいる。一方、戦前と敗戦までの日本は、戦後のようにユダヤ人の操縦する米国の傀儡・付属国でもない独立主権の国であったが故に、しかもドイツの国家社会主義という卓抜したユダヤ認識の間接的な影響のお蔭か、ずっぱり見抜いた穿った見解の持ち主が少なくなかった。特に、1930年代から戦中に亘る間に、ユダヤ問題を重点として研究に取り組む準・政府系の研究機関「国際政経学会」を打ち立て鋭意研究を進行され多くの結果を出していることがあった。このユダヤ勢力を暴く暴露本の辺になると、ご周知の太田龍氏の優れた著作も複数あるが、もう一冊の傑作の良書をご紹介させて頂きたい。長い間にその「国際政経学会」において要職を務めていた渡部悌治氏の『ユダヤは日本に何をしたか―我が愛する子や孫へ語り継ぎたい』でございます。是非、一瞥しなさい。
    http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E4%BD%95%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B-%E6%88%91%E3%81%8C%E6%84%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%82%84%E5%AD%AB%E3%81%B8%E8%AA%9E%E3%82%8A%E7%B6%99%E3%81%8E%E3%81%9F%E3%81%84-%E6%B8%A1%E9%83%A8-%E6%82%8C%E6%B2%BB/dp/4880862444/ref=pd_rhf_gw_p_img_1

    思うに、国連とそれに属する幾つの機構、IMF、World Bankを始めとするユダヤに支配されている国際的機関は、経済発展を促す口実を駆使し、この世界中の国家と民族の同一性を破壊するに躍起になる。少しの経済増長率を向上させるため、諸民族の貴重な伝統と国家・社会を廃物同然に視して、それらを不要とし破壊しようとも構わないというふうに吹聴してユダヤとその従属勢力の私利私欲を満たすグローバル化を無理矢理に推し進めて堪るもんか。その現実を冷静に見て、国連(United Nations、いやJewnited Nationsと呼ぶのは相応しいだろう)などの国際的機構は、まさしく、世界の諸国諸民族の大敵であることを指摘されたい。一連の機構はその誕生の時刻から、一切の固有の人種、民族、国境を打破する、世界を一つに統合するグローバルリズムの大政府の樹立を念頭にして、力を余すところなく、政界のレベルでユダヤの利益とその極端に有害で腐った文化的マルクス主義(Cultural Marxism)を鼓吹・推進して行っている。その終極の目的は、世界にただ一つの混交される茶色の間抜けみたい雑種とそのうえに君臨して統治を行うユダヤ人に出来ている未来新世界の構図を創出することに在る。そのユダヤの危険さとおぞましさは、以下に紹介する翻訳文に端的に現れてくる。

    それに関連して、最後になりますが、実に、今回このメールを送る主目的は一つの普段愛読している米国の民族派のサイトで英語で書かれた国際ユダヤ勢力がその占める有力な国際的機構を通じて如何にして日本の伝統と国柄を破壊しようと画策するのを討論して日本に警鐘を打ち警醒を促す大変有意義な文章を翻訳し転送することであり、また日本を叱咤激励を送って日本という国と文明への尊敬及び親近感や連帯感も垣間見える。この文章とその後に連なる一つの格別に示唆に富んだ読者のコメントの内容をもって、私の拙き訳文を経て皆さんに紹介しお目に通して貰いたい。そして、その二つの英語からの訳文及びこの私のメールに述べたすべての意見は、皆さんのご自身のご判断と選択によって、他のサイトにも公開して頂ければ宜しい。又、戦前・戦後にわたる世界中の諸悪の根源たる存在・国際ユダヤ勢力の有害性・有毒性を正確に認識し把握するとの一助になれると信じたから、大いに、ネットの空間に拡散・公開して欲しい。そうしておいて戴ければ誠に幸いと思います。必ず、現代最重要な問題としてのユダヤ問題への日本人の認識の進化・深化に有益で役立つと考える。幾分でも良いがお力を発揮できれば、大いなる意義があるのではないか。それでは、本記事のサイトと言及した啓発に富むコメントの所在を紹介いたす上、翻訳を加えることにします。

    以下は、逐次に翻訳を進めます。先ずは本記事、次はコメントの順番で行きます。お読み上の便利さのため、本記事に関わって、上から下へと順次翻訳させていただく。写真のキャプションも含めて隅から隅へと漏れることがないように紹介を致します。さらに、括弧(訳者の註:)の形で標示するものは訳者の私の註釈である。じゃ、翻訳開始。

    一、本記事のサイト:日本に対する感心と敬意、日本に与える叱咤激励、日本に寄与する期待がよくうかがえる。
    http://www.dailystormer.com/jewish-imf-banker-pushes-for-open-borders-and-feminism-in-japan/

    IMF(国際通貨基金)の銀行家が国境開放と女権主義を日本に対して提唱する/押し付ける

    註:クリスチン・ラガーデ(Christine Lagarde)はユダヤ人であるかどうかについて疑問が残るが。彼女の顔付きがユダヤ人らしいが、私は確たる証明をまだ掴んでいなかったから、本文の原稿に手を加えてその点を示したが。いずれにしても、彼女は明らかにユダヤの計画のために働き、しかも、女権主義者である。それはユダヤ人と変わらない悪質さだ。
    ――Andrew Anglin(訳者の註:Anglin氏は本サイト「日々の突撃者」の主宰者である)

    作者:Michael Slay
    日々の突撃者
    2015年1月15日

    「一番目の写真・日本の街光景」。その下のキャプションは、日本は依然として強くて成功した且つ人種としては同質で伝統的な価値観と文化に恵まれる国である。それは当然にも日本を汚いユダヤ寄生虫の主要の目標とさせることだ。

    寄生虫たるユダヤ人が国境開放と文化的マルクス主義をもって、「豊かにする」のを希望する対象はヨーロッパ系白人の国々に止まらず、白人の国であれ、アジア人の国であれ、あらゆる成功した国と民族がユダヤ害虫に狙われている。ユダヤ人全世界に被る疫病神・災難の製造者であり、イスラエルを除外するすべての国々は一つも漏れず多元文化主義に漬かる堕落した地獄のような場所になるまで、彼らは満足しません。

    「二番目の写真・ラガーデの顔写真」。その下のキャプションは、クリスチン・ラガーデは宣言する、馬鹿な非ユダヤの白人が既にしたように、馬鹿な非ユダヤの黄色い人が女権主義と多元文化主義を身に付ける時がやって来る。(訳者の註:馬鹿云々は、わざと皮肉で反語的な言い方を使う作者の強烈で刺激的な表現だ)

    IMFの銀行家クリスチン・ラガーデが、今は国境を開放しよう女権主義を採るようと日本に迫っている。それは、当然、日本をして、彼女のようなユダヤ系金融資本家にしてより制御しやすい目標にするからだ。

    (以下はある報道からの引用)IMFの指導者クリスチン・ラガーデ氏は、金曜日(9月12日)にて日本の首相安倍晋三が女性の労働力人口を増やすことをもって経済発展を図ろうとする努力を褒めました。一方、安倍首相がより多くの移民を受け入れることを含むより多くのことをやるべきだと指摘する。

    「世界経済が一つの強大な潜在力をよく利用せず宝の持ち腐れになるままだ。その状況を変えねばなるまい。女性だけのためでなく、経済のためでもだ。」IMFの首脳を務めるラガーデ氏は東京で開催される労働力市場における女性の地位に関する会議にてこう発言した。彼女は続いて、「日本はどうだか。ここに、われわれは、われらの研究を通じて、女性の労働力人口をG7の平均水準までに漸次的に引き上げることで一人当たりの収入を4パーセントをも高めことができることだ、そして、永遠的にそうだ。進んで、より高い段階へ行けば、それは北欧諸国のレベルにも達するのを意味するもので、更なる4パーセントの増加ができる。」と喋った。

    労働力としての人口における溝みたいな差異が全世界に存在するが、日本は其の65パーセントの女性の労働力参加率を持って、男性のそれより20パーセントに低下することをもって、「どうやら真ん中にあるようだ。」とラガーデ氏は指摘する。「日本政府全力を上げてその格差を是正しているのをわれわれは知っている」と語り続ける。

    安倍首相は日本が高級の管理層における女性の存在を現在の世界(先進諸国)に最低の11パーセントから2020年まで30パーセントを上げるのを望むと明言した。最近の内閣改組において、彼は5名の女性閣僚をも総数18名の内閣成員に入れたことをもって、リーダシープを発揮するのを企図していた。

    「首相さん、あなたは意欲的な大望の目標を設定した。でも、それらの目標は満たされるのができることを私が確信する。それは論争されていたことを百も承知して、それは実現不可能だと言い張る経済学者が居る。しかし、かつて、アメリカのKennedy大統領が言ったように、われわれは月に行くことが簡単が故に月に行くのではなく、困難が故に行きたいのだ。それは、あなたの行っている事だ。」ラガーデ氏は安倍氏が開いた公開討論会の場でこうして発言した。

    「それらの措置は必ず役立つとわれわれは信じ、積極的に実施されことさえすれば、少なからぬ点数を年間の経済増長に加えられる。これは中々重要なことだ。それでも、アベノミクス(訳者註:安倍が提唱するいわゆる「安倍経済学」と名付けられる英語の造語)を成功させるために必要とされる1パーセントの増幅を要するには不足がある。ですから、女性が日本を救えるが、彼女たちは他の構造的改革からの助力を求めて然るべきものだ。」、彼女は引き続き説きました。

    欲しがられる改革とは、日本という世界の最も高齢化が進んでいる経済体において児童介護のサービスと年取る親ケアの施設を増加し発展するため、日本の厳しい移民規則を緩和させる措置を講じるのを目指すべきことを含める、と彼女が述べる。

    「ひとつの選択肢は技術を持つ移民だ。」日本が門をより大きく開けば、「誰でも皆はハッピーになる」と彼女は付け加える、「誰でも皆は欲しがる仕事をゲットするし、誰でも皆は欲しがるケアをゲットする。日本は自らの人口学上の運命を形付けられる。」と注文をつける。

    又、ラガーデ氏は長い仕事時間という日本の文化も女性の職業進出にとって一つの障害であると指摘した。日本の女性たちは児童ケアと、必要とされる仕事後の大々的な飲酒という「男性の独占する職業上の掟」との間にうまく調整することがほぼ不可能だと常に気づくことで、(苦しい)立場に置かれている。(註:前述した報道からの引用は終了)

    日本が其の国の門をより開いてくれば、「誰でも皆はハッピーになる」のか。いいえ、ユダヤ人とその同盟の連中はハッピーになるだろうが、日本の国民たちは決してハッピーになれないのだぜ。

    その同時に、ジェイク・アデルスタイン(Jake Adelstein)と呼ばれる一人の汚くて鼠の顔みたい顔付きがするユダヤ人記者は「ジャパンタイムズ」という新聞に一つのコラムを書き日本のいわゆる「民族差別主義」を指弾し日本がいろんな「反ヘイト言論」や「反差別」の法律が完備している多元文化的な国家になるよう催促する。ユダヤ勢力傘下の国連も、同じ要求を日本に呑ませるように、ずっと、日本に圧力を加えてきている。

    ユダヤ人は、あらゆる行くところに同じ汚物を撒き散らすことだ。

    「三番目の写真・昭和天皇の御写真」。その下のキャプションは、日本人は増えつつあるユダヤ人による圧力に直面しながら、自分の身元・主体性を覚え続けるように願いたい。

    二、ある読者のコメント:主に、ユダヤが日本を狙う思惑と用いる手法に関するヒトラーの洞察深い論及です。対照上の便利さのため、段落ごと逐次翻訳させていただきます。

    The Jew has been trying to destroy Japan’s National Identity for over 100 years.
    ユダヤ人は日本の民族的主体性と同一性をぶち壊そうとしてから、すでに100年間余りをも経過していた。
    Hitler wrote about it in Mein Kampf…
    ヒトラーは、其の『我が闘争』の著書にはこう書いた…
    “As a result of his millennial experience in accommodating himself to surrounding circumstances, the Jew knows very well that he can undermine the existence of European nations by a process of racial bastardization, but that he could hardly do the same to a national Asiatic State like Japan.
    (引用開始)「ユダヤは自らを周りの情勢に適応させていた千年以来の経験のおかげで、人種上の粗悪不純にして人種の質を落とさせることをもって、ヨーロッパ諸民族の生存を蝕み害するのができるのことを知り尽くしているが、日本のようなアジアの国家に同じ事を行うことをなかなか出来ない。
    To-day he can ape the ways of the German and the Englishman, the American and the Frenchman, but he has no means of approach to the yellow Asiatic. Therefore he seeks to destroy the Japanese national State by using other national States as his instruments, so that he may rid himself of a dangerous opponent before he takes over supreme control of the last national State and transforms that control into a tyranny for the oppression of the defenseless.
    今日においてユダヤはドイツ人やイギリス人やアメリカ人やフランス人の真似をするのができるが、黄色いアジア人に近づく手立てを持ちません。したがって、他の民族国家を道具として利用することで日本という民族国家をぶち壊そうと企んでいる。それをもって、彼は自分にとっての一つの危険な反対者を取り除け、後に地上の最後の民族国家を徹底に制御して、その制御に防衛力が無い人々に圧迫を敷く独裁的圧制に転化できると考える。
    He does not want to see a national Japanese State in existence when he founds his millennial empire of the future, and therefore he wants to destroy it before establishing his own dictatorship.
    彼は未来に向かう千年の帝国を建てようとするところ、一つの日本民族的な国家の存在を邪魔として見たくはない。したがって、彼自身の独裁専制の統治を樹立する前に、どうしても日本を破壊したい。
    And so he is busy today in stirring up antipathy towards Japan among the other nations, as he stirred it up against Germany. Thus it may happen that while British statesmanship is still endeavoring to ground its policy in the alliance with Japan, the Jewish Press in Great Britain may be at the same time leading a hostile movement against that ally and preparing for a war of destruction by pretending that it is for the triumph of democracy and at the same time raising the war-cry: Down with Japanese militarism and imperialism.
    Adolf Hitler
    Mein Kampf
    Volume Two – The National Socialist Movement
    Chapter XIII: German Alliance Policy after the War”
    それで彼が今は他の民族において日本に対しての反感・嫌悪感をせっせと扇動して働いている、まるでドイツに対しての反感を扇いだように。ですから、イギリスの政治的な識見はその対外政策を日本との同盟関係に根付かせようと努めていたが、同時に起こっている可能性の高いことに、イギリスにおけるユダヤ言論界・マスコミは、民主主義の勝利の為にという口実を装うとともに、「軍国主義と帝国主義の日本を打倒せよ」という戦争のスローガンを打ち立てながら、その英日同盟関係に敵対する運動をリードしていて、日本を撃滅するのを目的にする戦争を準備している。
    アドルフ・ヒトラー
    我が闘争
    第二巻 ― 国家社会主義運動
    第十三章:戦争後のドイツの同盟政策」(引用終了)
    It would be GREAT if the DS would link contemporary events to the writings of AH. That way people will see that HITLER WAS RIGHT.
    「日々の突撃者」は現代起こっている出来事をアドルフ・ヒトラーの書き物にリンクすることができれば素晴らしいであろう。そうすれば、人々はヒトラーの見解・主張・判断はいかにも正しかったことであることがお分かり頂けるだろう。

    最後に、もう一篇の重要な相関たる記事と評論をご紹介いたします。以下のリンクをクリックしてご覧ください。時間の制限のため、英訳を省きます。知性が高く英語の読み取りが問題無しであるべき此処の皆さんに、ぜひ、お目を通して頂きたい。
    文章のタイトルは、「ユダヤ勢力に操られている国連の命令・督促により、日本は思想的犯罪を取り締まる計画の制定を公表して、“ヘートスピーチ”を止めていく」

    http://www.dailystormer.com/at-the-behest-of-the-jewnited-nations-japan-unveils-new-thoughtcrime-units-to-stop-hate-speech/comment-page-1/#comment-2015994

    読後感として、一言で申しますと、文中に述べられた通り、このJapanは、いよいよ、「Jewpan」にもなりつつあるようです。日本は危ない!

  2.  正論4月号の『ヨーロッパ「正義の法」は神話だった』を拝読いたしました。 広範で深い考察の数々は面白く、そして蒙を啓かれ、今後の歴史戦を戦う中で、必読の論考だと思いました。

     ただ、現実の厳しい国際情勢の中で日本政府がどうすべきかについて、曰くのあるヨーロッパ「正義の法」=「万国公法」を現政府が基礎としていることなどを批判したくだりについては、少し違和感を覚えました。

     固より、その成り立ちがいかがわしく、欧米が恣意的に都合よく「万国公法」を制定変更し運用してきた歴史は苦々しく思います。 しかし、中国のように「華夷秩序万国公法」を打ち立てようとしているように、日本がよりまっとうなものとはいえ「真の万国公法」打ち立てようとするのは当分無理であり、得策ではないと思います。 そのような無駄な努力をするよりは、多少欠陥があっても現状有力な「万国公法」を巧妙に活用し、日本の目標を目指すことが現実的ではないかと思います。

     その意味では、現実の国際政治の土俵では、同じ正論4月号に掲載された中西輝政氏の論文で、「対中国戦略を主眼とする安倍地球儀外交は、米国の優柔不断を見越した対中国の遠交近攻外交であり、ソフトな中国包囲網を形成しつつあって効果も上がっており、かつ、中東訪問で特に親欧米陣営の信頼と結束も育みつつあり、さらにリベラル反ナショナリズムの欧米メディアでさえもこれを支持し、これまでの護憲論調が日本国憲法改正論調になり、ストロングジャパン待望に傾いている」とされていることの方が腑に落ちます。 (たぶん、中国の近年の無法・横暴が中国の馬脚を野心を晒してしまって、世界の目も変わってきていることもあるのでしょうが。)

     私は、日本がその歴史を取り戻し、核武装を排除せず自衛力と経済力を完備した完全な独立国となり、世界のナショナリズムと連携してそれを擁護する健全な国際連合を構築し、その一員になることを目標とすべきと思う者で、「真の万国公法」を希求しますが、当面は欧米版「万国公法」を巧妙に活用していくしかないと思うのですが・・・・それを先生は「のらりくらり作戦」とおっしゃっているのでしょうか?

  3. ところで、大変唐突と承知しながら、歴史の真実を追求し日本の名誉と国益を伸張することを念頭に、卓識の西尾先生をはじめ皆さんに一つの要請を心底からお願いしたいと思います。では、以下に詳細を具申させていただきます。

    簡単に述べさせると、私は長年のネットでの言論活動を通じて知り合いになった意気投合の友人でも同志でもあるアメリカ人のフリーランス作家トムグードリチ氏(Tom Goodrich)の大東亜戦争の間における米国政府と米軍が日本の軍人と平民ともに対して犯していた残虐無道な戦争犯罪を暴き欧米社会に向かって広く知らしめるという日本の正義と国益の発揚・伸張に合致する大変正しく有意義な事業に関しての先生への御協力を乞いたく存じます。まずは、このグードリチ氏の前の一つの重要な作品を少し紹介させてもらいます。彼は非常に優秀で良心的なアメリカ人であり、世の中の通論・俗論となる第二次世界大戦の戦勝国側が意図的に宣伝し戦後の国際社会に定説になっていた戦勝国史観を真っ向から否定し挑戦していく歴史的洞察に富み正義感の強い好漢である。ここで特筆として取り上げたい氏の著書の一冊は長年の資料収集と創作に没頭した末、ようやく出来上がった「地獄の嵐:ナチスドイツの滅亡1944から1947年に」(Hellstorm: The Death of Nazi Germany, 1944-1947)という著作である。それは、戦中の後期と戦後初期のドイツの軍人と平民はソ連からだけではなく、自称の民主主義国である偽善の米英から受けた過酷な仕打ちと凄惨なる運命を如実に描く歴史ドキュメンタリーである。この一書はすでに作成・出版され、アマゾンにて大変の好評を受けて旋風のような読者からの反響を呼び起こした。
    http://www.amazon.com/Hellstorm-Death-Nazi-Germany-1944-1947/dp/097138522X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1412151493&sr=1-1&keywords=tom+goodrich

    さらに、今は同書の姉妹編として、ドイツと同じ敗戦国だった日本は戦争中と終戦の初期に米国に遭った不正にして残酷な処遇を写実する本を彼が書こうと決意しました。それは、大東亜戦争において、米軍が日本の兵士と平民に対し仕掛けていた嗜虐的とも言うべき数々の虐殺や暴行(例えば、日本人の兵士の降伏を受け入れず、もしくは騙して日本人の投降を誘き出してその場で射殺したり、死んだ日本兵の死体を沸騰している湯に煮てきれいになった頭蓋骨を取り出して装飾としたり、日本兵の大腿骨と脛骨を処理して封筒を切り開く道具としたりすること等々、上述のすべては架空の物語ではなく真実そのものであった)とその背後にあった、それらの悪事を駆動した暗黒にして歪んだ心理的な邪悪さと恨みを発掘し掘り出して、一つ一つに克明に記録し検証することにある。それをもって、ツインズとしての二冊を完成して、一シーリスの完結を告げることになると思われる。誠に、勇気のある、賞賛すべき、支持と応援に値する事業ではないでしょうか、と私はつくづく思いました。そのために、私は出来る限りの協力を惜しまないし、皆さんにも出来るだけの協力を求めたい所以である。実に、私は愛国の保守派知識人茂木弘道氏の主宰する有名な「史実を世界に発信する会」のウエブサイトにてグードリチ氏のことを紹介し、しかも、日本語が出来ない彼に代わって日本語のメールを作成してそれを彼に送らせたのですが、至極残念ながら、何ヶ月間が経過した今までになっても、向こうからのご返事を頂かなかった。それで、当時私が送り出したメールは以下の「」中のようです:

    「史実を世界に発信する会・茂木弘道さんへ

    こんにちは!はじめまして、トムグードリチ(Tom Goodrich)と申します。アメリカのフロリダ在住のアメリカ人作家である。私は大東亜戦争における日本の立場を理解し好意と誠意をもってその時代の歴史研究を従事しております。実に、ただ今、戦争中に起こっていた日本の軍人と平民ともが米軍によって行われた各種の残虐な暴行や不正を調べ、それらを中心とする一冊の本を書こうと努めて参ります。ゆえに、言語上などの障碍による現在難航中の私の資料収集に関する事業について、英語に精通し歴史にも詳しい茂木先生のご熱心の助力を切に求めたいと謹んで思います。当時の米国政府と米軍が日本人に犯した戦争犯罪とその罪責を暴き歴史の真相を明らかにし欧米社会に広く知らしめるのが大変有意義な事であり、それは真実性と客観性に基づいての現在と未来の健全なる日米関係の構築にも資することを信じます、且つ、貴会の従来の趣旨にも一致するのではないかと密かに認識するので、ぜひ、ご協力を頂きたい。これは、良心ある一介のアメリカ庶民である私の心底からの真摯なる願いである。ついでですが、私は全く日本語に通じないため、海外に居る私の一人の友人に頼んで、日本語でこのメールを作成してもらったもので、ご理解ください。又、茂木先生は非常に英語の達人なので、願わくば、今後のやり取りに来ましては、英語でも進みましょうと期待し、ご返事とご協力を吝嗇なく賜るよう切望しております。再度、衷心の感謝を申し上げることをもって、筆を擱きます。

    グードリチ 拝」

    前述に話したように、グードリチ氏は大東亜戦争中と其の終末後に日本の軍人と平民が米国ルーズベルト政府から掛けられていた不正で残酷な打撃・虐待・虐殺に関して新しい意欲作を書くつもる意思を表明したものである。そのいままで比類のない本は欧米世界に初公開すると、極めて挑発的にして忠実の歴史を還元する破天荒の「爆弾作」になるのに決まっている。同氏の良心と勇気に敬意を覚えて触発された私は、氏に対しあらゆる出来るだけの協力を致す態度を表明しました。すると、当人から早くも感謝と肯定のメールが届きました。私の肯定と応援の意思を深く感謝してくれたし、色々な感想と心情を私に素直に開陳してくれました。いわば、戦時に国際共産主義勢力が深く米国政権の中枢に食い込み浸透し、不義で好戦的対外政策を決定し、彼らに主導される戦後の欧米主流マスコミも、彼らの利益と思惑に決められた戦勝者史観は歪曲と改竄とマヤカシに充溢したもので不公正の極みだと認識されて然るべき。ですから、これらの戦争に利得する連中に世界中に撒かれた嘘まみれのプロパガンダに敢然と闘争し其の醜悪なる正体を抉り出さなくてはなりません。従来の通念として正義の側と捉えられる戦争における米英ソ諸国の正体は実に邪悪・陰険極まりないもので、連中の犯した反人道の罪は連中により冤罪を被られた独日両国より百倍も深く大きいものだ。ならば、氏の本書を著する目的は、偽善と欺瞞と傲慢の極みであった米国の手によって日本に対し侵された数々の戦争犯罪を余す所なく暴露し、真の戦争犯罪と戦犯・張本人が日本ではなく、当時のアメリカ政府に在るという歴史の真実を示すに他ならない。まさに、正真正銘のインテリとしての氏の誠実さと人格の高貴さを端的に顕示するものと思われる。

    グードリチ氏の姿勢を目に通した私は、氏は真実を追い求め広く公表することに一種の真摯で熾烈な使命感に燃えている誠実と信念の男と私が感じ取る。日本の名誉の為、真実を世間に広げ一人も多く知らせる為、勿論、光栄として引き受け喜んで支援して参りたいとの此方の意向・意欲が強く燃えるし、先生の大いなるご助力をも頼むようにしたくなるばかりだ。本当に、遣り甲斐の有る事業、正義の伸張への重大な貢献だと信じて疑わないからだ。願わくば、グードリチ氏の事業に大きく役立てる一助になれば、幸甚だと存じます。どうか、皆さんも御力の幾分を貸して下さり、真相を追求し自国過去の不正な反日戦争を批判し暴こうとする良心たるアメリカ人に助力して、共に今まで闇に隠れていた戦争中の様々な戦争暴行と偽善性を満天下に曝け出して行こうではありませんか。ぜひ、ご理解とご援助・ご協力のほど深くお願いします。では、以下の質問に応えられるものに関して、吝嗇なく貴重な情報をご提供して下さるよう度重なるお願いを申し上げます。

    グードリチ氏が待望している資料は主に以下の内容に関する出処付きの第一人称の証言である(日本人の目撃証言の直接か間接の伝え、平民、陸海軍の将兵、パイロットからは皆宜しい):
    1.より多くの戦中、終戦後における日本人捕虜への虐待事例に関する目撃証言・当事者証言が欲しい。無論、日本人のなかなか投降しない傾向と投降しようとも受け入れられず殺される結末のため、こうした証言の数はごく限られたものと否めないが、捕虜になってしまっても虜囚の悲惨なる経歴を乗り越え生き残った少数の日本人将兵からの驚かすべき語りが現存する筈だと信じられる。
    2.より多くの沖縄戦及び日本本土占領期におけるアメリカ人による日本婦女強姦の証言・情報、同じ沖縄戦と日本占領期における日本人平民への虐待か殺害に関する証言・情報がほしい。
    3.より多くの日本人政治的指導者や中、高級の将領に対する拷問並びに所謂「戦犯」の殺害に関する記録・証言がほしい。
    4.GHQによる日本占領期におけるアメリカ軍と民間人の犯罪・無法・跋扈に関するより多くの記録・証言がほしい。(注:マッカーサーが其の米国パブリックに示す報告の中に日本に居るアメリカ占領軍が正しく天使の如く描いたから、それを読んだ米国大衆はアメリカの対日軍事占領が一般の日本人民にとって巨大な祝福であったかのような印象を受けるに違いない。)
    5.より多くの日本への大空襲に対する日本人平民の思いに関する証言・資料がほしい。
    6.より多くのアメリカの対日占領期における日本人への虐待や侮辱に対する日本人の日記や便り等の資料がほしい。

    上述の内容に関わる情報があれば、ぐードリチ氏のメールアドレス、即ち「mtgoodrich@aol.com」に直接に送って頂くようお願い申し上げます。同時に、小生(Riki)から頼まれることに応えて助けにくることだと同氏に言い伝えれば宜しいです。どうも、ありがとうございます。

    最後になりますが、実に、ぐードリチ氏に頼まれ、前の紹介いたした「地獄の嵐」という戦中・戦後にわたりドイツが同盟国から受けた残酷無道な仕打ちについての分厚い本は、私がこれから日本語に翻訳し、完成後に本書を出版する意欲がある日本の出版社を探して日本で出版してもらうように努力したいと思いましたし、すでに、翻訳作業に取り掛かったのだ。当然に、その大事業に厖大な時間を要することも覚悟した上のことですが、大量の翻訳作業が必要だし、しかも、小生の日本語の不足も考慮された上、もし皆さんが本書を翻訳する興味を持たれれば、翻訳を分担し協力してやろうとすれば、いかがでしょうか、と提案を申し上げたい。出来れば、幸いですが、もしご意思が無くても、構いません。又、将来、アメリカを始めとする同盟国の手に散々虐げられた日本を被害者として記述し暗い史実を暴露する同氏の現在取り組んでいる本が上梓されてしまったら、言うまでもなく、日本にとっては、前述のドイツ側の被害を描く本より、遥かに意義が大きい。その時、私は日本語へ翻訳するに努めるのは当然ですし、また、新たに、西尾先生と皆さんの御力と人脈を拝借し、一緒に、その本を和訳し日本で出版してもらうように全力をあげて邁進しようではないか、と念願してやみません。皆さんの高遠なビジョンと正大なる英断を強く期待しております。

    大変な長文になって、どうもすみません。再度、西尾先生を始め皆さんに御理解と御協力のほど衷心の切望と感謝を申し上げます。それでは、ごきげんよう。

    リキ レイ 拝
    皇紀2675年・平成27年3月20日

  4. >カルカソンヌ城

    先生から以前絵はがきをいただいた時の城の写真が、たしかこのお城の絵だった記憶があります。
    最初それを拝見させていただいたとき、このお城がどんな意味合いがあるのかりかいできませんでした。
    たしか先生の短いコメントには、「どうですかこの風景、すばらしいでしょう・・・」とあり、いかにも先生がこのお城の姿を好んでいらっしゃることが伺えました。
    しかし私にはこのお城の歴史的存在価値がどういうものなのか、当時はわかりませんでした。
    だからといって特別調べようともしなかったわけですが、今回この日録にてようやくこのお城の意味合いを知ることができました。

    当時のヨーロッパの地中海沿岸での宗教の争いに、このお城は深く関わっていたわけですね。
    今でこそ地中海という響きは、ある種の平穏の象徴のようなイメージがありますが、実は時代を遡れば、実に血なまぐさい海の象徴であったということなのでしょう。
    奇しくも先日チュニジアで日本人観光客を含む外国人がテロの犠牲に合いました。チュニジアはイスラム圏では特区のような国で、観光客も多く、しかも飲酒が許されていると聞きます。
    しかしやっぱりイスラム圏であることには違いはないわけで、我々日本人がつい勘違いしそうな地中海の実態を、今回の事件は露骨にあらわしていると言えます。

    ましてやカルカソンヌ城なんか、南フランスを最初にイメージする日本人の心のどこに、この城の存在を収めたらいいのでしょうか。まったく概念を覆させられる存在だと言うべきでしょう。

    当時の地中海沿岸で繰り広げられた血なまぐさい戦争の数々を、我々日本人はどのように想像したらいいのか、おそらく多くの日本人は、別世界で起こった過去の夢の世界ぐらいにしか思いつかないのではにかと思います。

    ヨーロッパと日本を単純に比較したとしたら、その血なまぐさい歴史が、我々日本人には実感がありませんが、ヨーロッパ人にとっては、けして忘れることのできない実在の世界であるということ。
    彼らは多分今も歴史の中で生きている人種でしょう。
    では我々はどうなのか、おそらく歴史から断絶して生き抜こうとしか考えが及ばない人種でしょう。
    おそらくここが決定的に違う点だと思います。
    たしかに日本の歴史は長いですが、それは観念の範囲でとどまっていて、意識の世界にはなかなか及ばない。
    良い例が、たとえば日本人が日本海を見て血腥さを感じるでしょうか。まずありえないでしょう。でも今から100年前に実際にそこは戦場だったのです。
    しかしヨーロッパ人は今もその地中海の血の匂いを忘れていないのだろうと思います。
    そういうことなんだと思います。多分そこが我々と彼らの大きな違いなのではないでしょうか。

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