8月28日から次の表が示すとおり三人の候補者を応援する旅に出る。
■衛藤晟一前厚生労働大臣激励講演会
日程:平成17年8月28日(日)
時間:13:30~15:30
会場:市町村会館2階ホール
(※大分県庁のとなり)■古川禎久議員激励講演会
日程:平成17年8月28日(日)
時間:20:00~21:30
会場:宮崎県都城市・小松原地区体育館■城内 実議員激励講演会
日程:平成17年8月29日(月)
時間:18:00~20:00(予定)
会場:静岡県浜松市・浜北市商工会館3階会議室なお、いずれの選対も電話隊などが不足しているとのことです。
ボランティアでご支援いただける方がございましたら、ご連絡いただければ幸いです。この他に、
平沼赳夫(岡山3区/津山市、備前市、赤磐市、真庭市*旧北房町の区域を除く、美作市、赤磐郡、和気郡、真庭郡、苫田郡、勝田郡、英田郡、久米郡)
森岡正宏(奈良1区/奈良市*旧都祁村の区域を除く、添上郡)
古屋圭司(岐阜5区/多治見市、中津川市*旧長野県4区から旧山口村を編入、瑞浪市、恵那市、土岐市、土岐郡、恵那郡)
西村眞悟(大阪17区/堺市南部)
の諸候補を支援することを宣言し、当選を心からお祈りしている。
8月19日夜ようやく最初の原稿22枚を脱稿した。調べたり考えたりするのに時間がかかり、書いたのはまる2日だった。
『Will』10月号である。
標題は「小泉『郵政改革』暴走への序曲」。
編集長の花田紀凱氏よりファクスで返信あり、「力作です。なぜ新聞がこういう事を全く書かないのか。怠慢というしかありません。きっと評判になると思います。」と書いてあった。
衆議院解散が憲法違反であること、今回の郵政民営化法案は財務省の積年の野放図な金融の垂れ流しを覆い隠す秘せられた意図があること、健全に経営されてきた郵便局を株式会社化する目的の一つは郵貯・簡保の資金の実体をあいまいにして財政投融資の実情をごまかすこと、小泉は愛国者ではなく竹中と組んで郵貯バンクを外資に買収させるのに歯止めになる一文を法案に明記するのを拒んだこと、日本の財政全体が破綻にまっしぐらに進んでいる事態に小泉は勇敢に立ち向かうのではなく卑屈にごまかそうとしていること、小泉政権は一種の擬似ファシズム政権であること、「役人が悪い、官僚はけしからん」という単純な感情に引き摺られてテレビや新聞まで大衆煽動に走っているのは典型的な劣情喚起の政治的誘導であること、産経がいちばん浮かれていておかしいこと、小泉が勝てば任期を延ばし独裁体制になること、だからといって民主党が勝っても救いがなく、自民党が相対多数になれば民主党と大連立になる思いもかけぬ波乱の結果が予想されること、etc.・・・・・・・・
『Will』は8月の26~27日ごろに店頭に出るので、選挙前の動きにまだ多少とも影響を与えることができるので第一にこれを選んだ。そのあとは『正論』10月号に5枚のエッセー(最近毎号書いているので今回は短い、たゞし政変について書く)を、『Voice』10月号に25枚の同一テーマの延長をより詳しく綴る。選挙が終って、様子が少し分ってから、『諸君』11月号(9月18日〆切り)に今回の小泉政変と日本政治の今後の行方について私なりの総括を書く予定である。
発売日は『Will』が8月26日、『正論』が9月1日、『Voice』が9月10日、『諸君』が10月1日という風に少しずつズレるので、時間差を利用しつつ、時局の微妙な変化を映し出すように、むしろ変化を役立てて書きたい。
ところで、此度小泉政変について私は前回示した通り次のメイルを約12人の知友に送った。
小泉のやり方とそれに唯々諾々と付き従う無批判の自民党の大勢になんとも怒りをおさえることができない。評論界も沈黙だが、小生、無力でも抵抗するつもり。
知友からこれに対するコメントが寄せられつづけている。今回は長谷川真美氏と福井雅晴氏のコメントをご紹介する。
長谷川真美氏(広島県、主婦)
私のブログでの私の独り言です。
=====================▲ 民主主義じゃないよね
亀井静香さんは余り好きではないけれど、彼がこう言っていましたね。
これ(小泉さんの手法)は恐怖政治、強権政治だと。
今、小泉さんに反対を唱えることの出来るひとはいません。
現在造反?議員となってしまった人はともかく、
郵政賛成を表明した人で、小泉手法に文句を言える人がいるでしょうか。
公認をしないと言われれば、政治生命を取られたようなもの。次回は絶対郵政民営化の法案を通して見せると小泉さんは言っています。
つまり、次回は参議院の反対派の公認をしないということで、
賛成へもっていくということ。
脅しを実行したという実績のある恐怖で、
参議院で反対に回った人の意見を変えさせるわけね。議員さんは、落選すればただの人。
国会議員という立場を失えば、どれほど惨めであるかは
議員をやった人にしかわからないほどのものでしょうから、
参議院で反対派に回ったひとを脅すのにこれほど有効な手はありません。自民党改革をしているのではない、
小泉イエスマンを回りに集めているだけだと、
平沼さんも言っておられましたね。今、小泉さんに忠告する人は、だぁれもいない。
みんな恐怖にひきつっている。
みんなイエスマン。
それでも支持率はうなぎのぼり。
大衆はそうやって、ヒットラーを熱狂的に支持したように、
強く、自分を押し通すカリスマにしびれるのかもしれない。本当にいいのか
こんな手法を認めちゃって。
こんな手法をやんやと、はやし立てて。恐怖で人を操るなんて、
民主主義を標榜する政治家のすることじゃないと私は思うんだけどなぁ。
福井雅晴氏(企業経営)
西尾幹二先生
色々な方とお話しをしたり、さまざまな文献を調べれば調べるほど、
「郵政民営化」の具体的スキームは彼自身が考えたものでなく、
小泉さんという郵政に対し特別な持論(悪意をも含む)を持つ人間を
「たまたま権力の座に着いたので」利用している人、あるいは組織がいるように思えてなりません。それがアメリカであるのか、旧大蔵官僚(財務省・金融庁)であるのかまでは明言できませんが。
明言できないというのは、推論による答えは導き出せても証拠が無いということです。いずれにせよ、こんな法案が通ったあかつきには、今回取った政治手法も含め、
その結果として国が滅ぼされてしまいます。ヒトラーやゲッペルスがしばしば発したといわれる言葉、
「国民は私を支持したのだ。どんな結果になろうと、連中の責任だ。私はだからやつらに同情などせんよ」
を思い出してしまいます。そして、ヒトラーに独裁の力を与えた栄養分というのが、彼の側近の怯懦とメディアに踊らされた国民の熱狂だといいます。
「歴史の転換期には、時として、ふさわしいリーダーが不在という現象が起きる。
権力を狙う勢力は、そこヘピエロを送り込み、彼を操縦しようとする。
しかし、ピエロは物理的に力を持ってしまい、社会全体がとんでもない方向へ暴走する。」これは今上映されている映画の売り文句です。
ヒトラーのような、ただの見すぼらしい変人が、世界をおびやかす独裁者に成長する恐さが表現されています。今、この時期にドイツ映画「ヒトラー~最期の12日間~」が封切られているというのも皮肉なものです。
深く考えさせられる内容のお二人のコメントに心より感謝する。
なお別件であるが8月23日12:30~14:00岩手県花巻市湯本の花巻温泉ホテル紅葉館で、岩手県神社庁主催の神社総代の定期大会にて、私は「戦後60年国家主権を考える」と題して講演する。関係者の閉ざされた会であるが、1000人から集まる大会で、つくる会や私の一部愛読者など20人くらいなら席を用意すると主催者は言っている。希望者は担当平賀裕貴氏(Tel 019-622-8648)に相談して下さい。
また失礼します。 どうも気になるので、大変不躾けではございますが、西尾先生に、また皆様にごらん頂けますと幸いです。 前回は主として法律的なお話でしたが、今回は金融のお話です。
いわゆる「年次改革要望書」2004年度版には次の言葉がありました。
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/50117305.html
▼ 郵便保険および郵便貯金商品について政府保証を廃止するとの明確な措置を確認した。▼
▼特に郵便保険と郵便貯金事業の政府保有株式の完全売却が完了するまでの間、新規の郵便保険と郵便貯金商品に暗黙の政府保証があるかのような認識が国民に生じないよう、十分な方策を取る。▼
それから、簡易保険資金のリスク資産での外資による運用準備が整っているようです。
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/50118264.html
簡易保険資金の運用については、外国債券、外国政府の約束手形、債券オプション、先物外国為替、通貨オプション(いずれもデリバティブ取引です)、外資系を含む金融機関への信託が許容されているようです。
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/50132334.html
西尾先生、お伺いさせていただきたいことがございます。
ここには西尾先生のご意見に批判的なコメントは掲載されない仕組みになっているのでしょうか?
現状の当サイトは、まったく議論になっておらず、そこが不満でございます。
真名さん、はじめまして
いつも有意義なエントリを楽しみに拝読しております。
いわゆる7条解散について言及されたエントリなど、圧巻でした。
管理人ではなく、単なるサイトのメンテ人の私がコメントするのもなんですが、今後とも宜しくお願い致します。
でらしねさん
確認しましたが、ここのところ削除したコメントはありません。
無責任な吐き捨てのコメントで無い限り掲載されるのではと思います。
判断は管理人のお二人がやってます。
今は単に反論の反論が無いだけのように私には見えますが。
論拠をきちんと示した上でのロジカルな議論がおこればいいですね。
>真名さん
こんにちは。
サイトを読ませていただきました。そこで私も丁度公民の新しい教科書市販本を持っていたので、中学生レベルでの内閣の権限あたりを読みました。
参議院で否決されたら、衆議院に戻すと「教科書」には書いてありました。三権分立危しですね。
>でらしねさん
Webさんが言われている通りです。
アラシコメント(誰が見ても)以外は掲載許可としています。ところが、現在アラシと思われるものもなく、時間的に掲載が遅くなることはあっても、許可は全部しております。
>いかるがさん
場所違いのレスです。
いつもご活躍ご苦労様です。(選挙に出られる前から、存じ上げていますし、ファン?でしたよ)
九州での応援、よろしくお願いいたします。
>なめ猫♪さん
若いんだから、がんがん行動してくださいね。
web engineer様、年上の長谷川様、コメントありがとうございます。
了解いたしました。
当コメントを掲載していただけたことで(言葉が悪いですが)統制のようなものがないことが確認できましたので、今後のより建設的な議論を期待したいと思います。
今回の先生の記事と全く関係のないコメントですみませんでした。
私ももっともっと勉強して、議論に参加できるようになりたいと思います。
ありがとうございました。
Webmaster さん。 年上の長谷川さん。 コメントをありがとうございます。
西尾先生の言論でのご活躍を期待しております。
西尾先生のようなことをはっきりと指摘される言論人が他にいないらしいことに、強い違和感を覚えています。 保守派の言論人は、小泉首相を支持してきた人が多いので、今回の事態にとまどっているということなんでしょうか(私は、はっきりした政治的立場も支持政党も持っていませんので、いわゆる言論界の事情がよくわかりません)。
基本的に、真野判事が指摘したような憲法運用上の根本的問題点に加えて、前回の愚劣きわまる政治改革(小選挙区制および政党助成金)も問題を悪化させました。 この政治改革の時点で、今後起こるであろう「議会の死」は、当然に予想できるんです。 この点も、歴史に詳しい西尾先生には、ぜひ指摘して頂きたいと思います。 私は別途言及するつもりです。
政治に興味がなかっただけに無知ゆえ何がいいのか西尾先生やみなさんのように判断できません。いい大人なのにすみません。国に関わる重要なことなので勉強致します。話は変わるのですが以前(ごく最近ですが)先の大戦の国の責任に対する釈明、弁明をもう辞めようと言うことですがやってもうまくいかないような気がしてなりません。
私にも今までのように弁明、釈明をやるのはもう聞き飽きたというかもういいだろう(片はついている)と言うのはあります。しかし、先の大戦の国の責任を問う人達(罪を捏造する人達)から釈明、弁明を辞めてしまえば何かしらこちらが認めてしまったように判断されそうで何ともいえません。外国の方だと黙ってしまうと認めたことになるような常識があります。
個人的にはこの問い自体にある意味おかしさがあるとは思います。この問い自体どうにかならないもんでしょうか。人の世界観にのった何か無駄な話合いにしか思えません。
確かに全政党とも選挙対策に終止し、政策が見えませんね。
本当に志が有ると言える政治家が皆無に等しい(一応、
志が有ると認められる政治家が辛うじて西尾先生の応援
対象に挙げられている程度)のと、大衆の政治知識不足
が閉塞感を招いているのでは無いでしょうか。但し、
愚痴ばかりも言って居られず私も日本の政治について
考えようと思います。
只、郵政法案については賛成側の提案も反対側の
提案も可成り問題点が有る事を有権者は認識しな
ければ成らない様ですね。
>真面目に変っている人さん
>abusanさん
こんにちは。
abusanさんは一年ぶりですね。
西尾先生はいつもドキッとするようなことをおっしゃいます。私ははらはらしているのですが、それがあとから思えば慧眼であったことを何度も経験しています。
今回のエントリーで民主党と大連立なんて書かれていて、それはちょっと・・・・と思っていましたら、今朝(23日)の朝刊で、民主郵政賛成派と連携示唆なんて書いてある。
最近の自民党は造反組?への攻撃ならなんでもありみたいです。
いわゆる今のコイズミ改革といわれ、その中心となっている郵政民営化などのエセ改革を議論するとき、関岡英之氏が指摘し取り上げた(関岡英之著『拒否できない日本』文春新書(2004))「米国の、米国による、米国のための日本改造プログラム」である『(日本政府への米国政府の)年次改革要望書』の存在と中味を先ず知る必要がある。この『年次改革要望書』こそが、日米経済関係における決定的文書であり、マスコミも報道しないアメリカ合衆国の公式文書なのである。この存在すら日本国民の殆どは知らされていない。
また「コイズミ」政権を考えるに、竹中平蔵という米国かぶれというより、米国が教育訓練した上で派遣したグローバリズム・エコノミストの顔をした工作員「タケナカ」をして、知的レベルの低いコイズミに「小さな政府」、「民営化」、「市場の自由化」という三本柱(97-98年のアジア経済危機でIMFとして失敗したにもかかわらず)を、いまだに21世紀のこの日本におしつけようとしているもの。これは、毎年10月に米国USTRから日本政府に対し要請というより”通達”される、「年次改革要望書」に則って一つ一つ実行せよという、日本改革プログラムのひとつが郵政民営化なのである。あとは、皆さんが言っているように、米国の投資銀行が郵貯・簡保の資金340兆円をハイエナのごとく狙っているもの。日本の大手メディア、とりわけテレビキー局は、340兆円の1-2%程度の3-5兆円は惜しくないという米国が電通を通じテレビ界を陰に,陽にコントロールし、フジテレビ「報道2001」の黒岩祐治、テレビ朝日「サンデープロジェクト」の田原総一郎は勿論、「報道ステーション」の古舘伊知郎はコイズミをヨイショし、大手新聞は、記者クラブの読売の橋本五郎、朝日の早野透、毎日の岩見隆夫などの政治部長が全て飯島勲秘書官の手の中で踊らされているから、日本のチキン・ジャーナリズムは、全てコイズミ応援団と化している。これでは、タケナカの知人の広告会社が作成した内閣府の郵政民営化のPR企画書にターゲットとして書かれたといわれる「IQの低い、シルバー層、婦人層、20代の若年層の国民」はいとも簡単に、アイドル「コイズミ」を支持してしまうのだね。もう少し、郵政民営化の反対派や、民主党もしっかりと、米国の日本改造プログラム「年次改革要望書」のことを報道するように大きな声で言ってもらいたいね。
素朴な感想を一つ。小泉首相を何よりも引きずりおろして欲しいのは中共政府ではないでしょうか。彼が首相の座に居る限り、靖国参拝は続けるからです。いまや、靖国は対中韓安全保障の象徴でもあります。後退すればとめどもなく内政干渉が続くでしょう。一方、岡田さんは靖国参拝はしないと明言し、国立追悼施設の建設、外国人参政権、人権擁護法案、東アジア共同体の推進、サマワからの撤退を打ち出しています。郵政民営化に反対するとは自民党候補者は民営化賛成ですから、自民党に投票するなという意味になります。郵政民営化に反対のあまり、取り返しのつかない事態を招くことにならないでしょうか。小泉さんの単純化論法は少なくとも国民の選挙に対する関心を深める効果は絶大です。平沼さんは立派な人だと思いますが、大局を間違えました。自民党が勝利し、小泉さんに代わる保守良識派が首相になることは望ましいが、それでは筋が通りません。勝負に出たのは小泉さんなのですから。
郵政について言えば、巨大な郵貯が一部の官僚達の思いのままにされている現状はハゲタカ外資以上に危険ではないでしょうか。年金が官僚達のゴルフ練習にまであてられている以上に怪しいものです。本来国費で行うべき資金を特殊法人を隠れ蓑に郵貯が使われています(例:宇宙開発)。もちろん回収は不可能です。
歯止めはかかっていると郵政民営化反対論者はいいますが、官営である以上、透明性は疑問です。運用そのほかは技術的な問題に過ぎません。私は自分の貯金は自分で管理します。預けた先が怪しければ引き上げます。なぜ、国が面倒をみなければならないのでしょう。
まつさん、こんばんは
首相になど靖国参拝させなくて良いではないですか。英霊を政治の道具に使った安物の参拝などいりません。
天皇陛下がご参拝になればよいのです。各国に対しこの上ない主張となります。
英霊も一番お喜びになるでしょう。
三木というバルカン政治家、股座(二股)膏薬の男が公人・私人などというばかげた概念をつくって以来、陛下の参拝はかなっていません。
当たり前です、国の象徴である天皇陛下に私的参拝などありえないのですから。
一国の宰相が「私人」で参拝などというのはただの詭弁です。ならば陛下がお参りになればよいでしょう。
郵政民営化についてはお話の前提の認識に疑問があります。
民営化されたところで官僚の思いのままなのです。
また、本来国費で行うべきことがあるのは認めるとして、その歳出は現状では国債で賄うしかありません。
どこが買えるかというと、銀行や郵貯などとなります。
我が国のように国の借金が自国内で完結しているというのは理想的なのです。(我が国の発行国債の95%は国内)
アメリカのように半分を外国に買わせるというのは、資源も無く、実質国防力がゼロの我が国では、世界の基軸通貨足り得ないという意味で現実的ではありませんし、望ましくもありません。
民営化しようがしまいが、官僚の裁量権はなくならないのです。
別途政府の決断が必要ですが、小泉さんはそれをしないでしょう。
小泉改革は、一般公務員を大量に削り、役人(キャリア官僚)天国を維持するということです。
しかも27万人の郵政国家公務員の削減と言ってもたんなるキャッチフレーズだけで、
いみじくも今朝のTBSで竹中さんが発言したように、10年たっても自然減プラスαの8万人程度の人員しか削減しないそうです。
これは録画しておきました。
小泉キャッチフレーズ戦法で、いまのところ見かけ上の支持率は上がっていますが、9.11までにどれだけボロが出てくるか楽しみです。
キャッチフレーズで分かりやすいのは戦術としてはいいのでしょうが、国民の思考停止を招くので欺瞞の臭いがします。
勝手に解散して、勝手に争点を決めて、説明責任を果たさずに、不十分なマニフェストで選挙までの短い時間で判断しろと。
これは深く考えるなということです。
国民は・・・寄らしむべし、知らしむべからず
また、goriという人のブログで北の狼という人の論を見ました。お二人ともお分かりになっていないように思います。
外資の脅威といっても、なにも350兆円そのものが盗られるのではなく、
一任勘定で我が国の手の届かないところで運用されてしまうのが恐いということなのです。
特に外資脅威論に与するものでもありませんが、国策を決めるときには万が一のことも考えるべきです。
もし、運用会社が買収された場合、わずかな金利と元本だけは預金者に戻ってくることでしょう、そして運用益は我が国に入ってこない。
また、場合によっては国債価格が暴落する危険性もあります。
とにかく小泉という人は郵政以外はコロコロということが変わりますし、それを何とも思っていないので、まったく信用ならないと思います。
小泉さん、岡田さんが共倒れで二人ともお引取りいただくのがベターなシナリオなのかもしれません。
そう言えば、一部で話題になっている「コイズム」ですが、そこで小泉さんはこう言っています。
・・・どの口がそれを言う・・・
で・・・今回、誓約書まで書かせたマニフェストはっていうと・・・
衆院選マニフェスト 有権者の眼力も試されている
おいおい、いい加減にしろよな・・・
個人的にグっと来るものがあったので、勝手に宣伝
西村眞悟の時事通信 解散後の日々
ま、小泉さんについては、場所柄もありますので自分のブログで
「嘘吐き小泉」のエントリでいろいろとソースつきでやることにします。
そろそろ出しておかないと・・・もうすぐ公示ですし
参考:上記文中コイズム該当ページ
てっくさん
一つだけ。陛下にシナの鉄砲玉の飛んでくる前線に立てとおっしゃるのですか。不忠の極みですね。戦後、軍の高官や近衛など、陛下が動かないのでどうしようもなかったと責任逃れをしていることを想起します。小泉さんの不戦の誓いなどは笑止ですが、シナの攻撃に関わらず、中曽根氏以来途絶えた参拝をとにもかくにも継続していることが重要です。首相ができなくてどうして陛下の御参拝が実現できましょう。
まつさん
臣が陛下をお守りすればよいだけのことです。
現在であれば総理大臣の小泉さんが腹を決めればよいだけです。
彼もせめてそのくらいの役には立ってもらいたいものです。
選挙後は、また新しい大臣がいろんな意味でお守りするのです。
誰になるのかは分かりませんが。