選挙結果を見て

 小泉首相は就任以来「改革」を言って来た。四年間それをなし得る地位にあって、彼は実のある改革をほとんどしてこなかった。そのご本人が自分の無為をどこかに置き忘れて「改革を止めるな」と叫んだ。すると、「そうだ、首相の言う通りだ。」と国民は怒涛のごとくその声にとびついた。

 「改革」をしてこなかった責任は誰にあるのだろう。首相ご本人にあるのではないだろうか。ところがその責任を全部他人になすりつけた。党内に悪役をつくった。最大野党も悪役にされてしまった。首相の巧妙さだと人は言うが、私は必ずしもそうは思わない。瞞されたがっている国民の心が先にある。

 先の参議院選挙の前には、「改革」といいながら少しも成果のあがっていない小泉政権への批判の声が高まっていた。道路公団改革は失敗した。三位一体はうまくいかない。行政改革はなにひとつ進まない。公約不履行の非難が浴びせられていた。北朝鮮再訪問のテレビショーで人心をあざむいて窮地を脱した。

 しかし参議院選挙は正確にみると、自民党の敗北だった。この次に選挙をすると民主党に政権を奪われるというプログラムは当時確実にみえた。本当はあのとき小泉首相は党内で力を喪い、誰か別の人が登場するのが従来の自民党の歴史に沿うやり方だった。

 しかしながら今の自民党には首相を倒すべく造反する二の矢、三の矢がいない。安倍幹事長が参議院敗北の責任を負って、幹事長を退き、幹事長代理という妙な地位に押しこまれた。そして、後を襲うべき次の世代のリーダーが首相から「中二階」の居候のような言われ方をし、揶揄された。

 自民党は上げ潮の民主党を恐れていた。だから自民党内で解散はタブーだった。首相は民主党を恐れなかったし、党内の二の矢、三の矢も見くびっていた。その自信と意気はたしかに見事であった。そこは褒められてよい。

 ただし彼が党内や野党に対する対応にぬかりがなく、彼らの肚を見抜いて自信ある行動をするということと、国民に対し実のある「改革」をほとんどしないで四年を過ごし、今になって急に「改革を止めるな」と党内や野党を悪役にし立てあげて国民に自分だけいい子のポーズを見せるということは、自ずと別個の事柄ではないだろうか。

 党内や野党にいくら自信ある攻撃行動を示しても、どうしてそれを国民は首相の「改革」への熱意と理解するのであろうか。全然別のことではないか。私にはそこがてんで分らない。

 今の日本には八方ふさがりの閉塞感がある。しかし閉塞感をつくってきた張本人は小泉氏である。その彼が閉塞感をこわす、といって右手を振り上げると、ワーッと喊声を上げる人々が老いも若きも、男も女も群がり起つ。大衆というものである。

 自分で壁をつくって、その壁をぶちこわしてみせるボクサーの演技に酔い痴れる人々が今度の選挙ほど露骨に目立ったケースは私も初経験である。

 演技者がうまいのだろうか。彼はたしかにハムレットのような佯(よう)狂(狂人のふりをすること)の徒かもしれない。しかし、ただそれだけでこれほどの成果をあげられるものではない。演技者の演技を待ちかねている国民の心が先にある。国民が酔い痴れたがっている。国民は心底、退屈しているのである。

 何に退屈しているのであろう?平和に?飽食に?何か徒方もないことが起こるのを期待している。たゞし自分の身に害が及ぶのは困る。自分が傷つかない程度に、ドラマが起こるのを待っている。つまり、国民は事が起こる前から、自らはそれと気づかぬように、見事に瞞されたいと願っている。

 首相はいくつもの仕掛けをした。特定郵便局長らという自民党支持者を切ってみせる潔さを示した。民衆の投票で首相を選べるという大統領制のような実感を有権者に与えた。改革という野党のカードを先に切った。そして、小選挙区という少しの振り子で大差がつくオセロゲームのような新しい選挙制度が、この仕掛けにうまくはまった。7%強という投票率の増加した分の、恐らく今までの無党派層の投票がきめ手だったに違いない。

 今度の選挙では自民党候補であれば、誰でも当選できるほどに一方にだけ甘かった。民主党との得票差は1.3倍で、2.7倍の当選者が自民党に与えられた。「改革を止めるな」とリーダーが自分の頭を自分で殴るような演技をしたら、大衆感情が湧き立った。バカバカしいような結末だった。

 バカバカしいがしかしまた恐ろしい結末である。左翼が逆の方向へ向けて同じことをやればまた人々は大波を打ってその方向へ走って行くだろう。退屈の余り何かが起こることを待望している国民の心が問題である。

 今回小泉氏は議会制民主主義をあっさり踏み破った。三権分立も袖にした。こういうことが繰り返され、無法に麻痺すると全体主義になる。

 これから彼の首相時代が何年つづくか分らないが、与党320議席を背にしてもしなくても、小泉という人間の本質は変らない。私が「狂人宰相、許すまじ」(Voice10月号)で詳しく分析した彼の性質、体質に変化は生じまい。今までと同じ言語少量、意味稀薄、一つにこだわり、現実の全体を見ない、詩人のような政治運営はこれからも変らないだろう。一年でやめると本人が言うなら、本当にやめてもらった方がいい。

「選挙結果を見て」への37件のフィードバック

  1. 売国政治家がかなり当選しています。
    哀しい結果としかいえません。

    かく言う僕の区でも、人権擁護法案、在日参政権共に賛成している、公明党かぶれの自民党候補者が当選しています。(例によって民主との差は僅差)
    しかし、一般人は上の事実を知らないことでしょう。
    国民全体に、こういうことが知れるようなメディアリテラシーを育んであげなければならないと思いました。

    作る会の歴史、公民の教科書。ああいう良書を殺そうとする今の状況を打破すべきだと思います。

    頭のきれる人でなくとも、現在の教育や、政治家の甘言、お為ごかしに、「そんなわけないだろ!」と、
    気づける人は増えてきてると思います。

    そういったことを考えると─まだまだ少数派ですが─国民に関しては、捨てたものではないと思いますが、どうでしょうか。

  2. 最悪の結果です。小泉首相は郵政民営化法案だけでなく、人権擁護法、外国人地方参政権など、次々と自民党員を脅して通すでしょう。そして、今の自民党に残っているのは、イエスマンだけです。

    日本は保守化したというが大間違い。極左以外の左寄りから、中道、リベラルが多く、保守だと勘違いしています。穏健保守は、ほとんどいないのが、日本なのです。日本人の多くは、気がつかずとも、改革派なのです。保守に対する革新です。

    なぜか?それは国に対する感謝の気持ち、恩を忘れたからです。戦後教育では、国家は悪役、それに反対する国民が正義でした。国に感謝などしません。選挙番組のアンケートで、29才主婦は、小泉独裁というが、独裁でなければ、日本は変わらないという。ただの主婦がなぜそこまで、変革を望むのか?わたしには、ないものねだりのチルチル、ミチルに過ぎないと思う。
    国のがんばりのおかげで、戦後の昭和一桁や大正生まれの日本人ががんばって、ここまで日本を安定した国にした。その先人と国に対する感謝を忘れ、今の幸福は当たり前に、そこに用意されていたように勘違いし、退屈しきっているのです。そして、改革で何かを壊し、偉そうな権力者が地に落ちるたびに、古代ローマのコロシアムの市民のように、権力者が負けて、血だらけになるのを、舌なめずりしながら、手をたたいて、小泉皇帝を賛美しているのです。しかし、将来気づくでしょう。実は改革しないこと、自分の家の中に、幸福の青い鳥がいたのに、改革のために破壊された我が家には、もう青い鳥は逃げていないことを。

  3.  一議員の自殺から、今回の政変に関して、興味をもって接してきました。そして、このブログを知り、毎回、拝見させていただき、西尾先生の発言内容に、日本人の古き良き心意気、「武士は食わねど高楊枝」のようなものを感じさせていただきました。

     今回の選挙結果をみて、ただ、ただ無力、虚しさしか感じませんでした。例えるなら、自然災害の驚異のなかの一個人のような感じです。この自民の大勝の背景は、マスコミ、及びそれを背後で操作する米国の資本資金操作だと思っています。恐らく、戦中の大政翼賛会もそのようなものだったのでしょう?。全ては何か企図され、国民は踊らされ、そして、終わってみたら、国民は全て失っていたというような、一種まるで、玉音放送のようなものなのでしょうか?。

     勝者のいない闘争とは正にこのことだと思われます。なんだか、日本が独立できない理由がこの一件でわかった気が致します。日本は、米国の対中への一つのカードにすぎないのでしょう?。その証拠に、ときを同じくして、6ヶ国会議がまたはじまりました。次は米国による戦後補償の資金回収なのでしょう?。

     小泉はずる賢いから1年でやめると思います。裏でフィクサーでも気取るのでしょう。なぜなら、次の総理は、負の遺産があまりに大きすぎるでしょうから。

  4. 結局日本はアメリカか中国を向いていて、日本を見ている政治家はほとんどいないということですかね。保守も小林よしのりが言うようにポチ保守が大半だと…

  5. 極端な力を持った小泉政権を危険視するのは理解できるのですが、
    ひとつだけ疑問があります。

    それならば、我々有権者はどうすればよかったと言うのでしょうか。

    民主党に投票ですか?
    白紙投票ですか?

    一般の有権者をそれだけ馬鹿にできるほど聡明な皆様方であれば、
    一例くらい示していただけるものと期待しています。

  6. なかなかおもろいよ、これ
    自民を圧勝に導いた小泉純一郎の政治手法を読み解く
    圧勝した「小泉流ポピュリズム」

    【「インテリ主義」に陥った?民主党は日本版ナロードニキだったか】

    「ナロードニキ」とは
    さて、話は19世紀末のロシアに飛びます。

    ロシアは近代化が遅れに遅れ、他の近代化したイギリスなどの欧米諸国に大きく遅れをとっていました。ロシア皇帝だったアレキサンドルは中世の遺物であった農奴の解放に踏み切るなど、近代化への改革へ乗り出します。

    しかし、これには皇帝専制を守る欺瞞(ぎまん)的な要素が強く、改革は不徹底でした。そのため、「真の改革」を目指すため、多くの知識階級の若者たちが運動を起こします。

    彼らは「ヴ・ナロード」=「人民の中へ」を目指し、それまでいた大学などの恵まれた環境の中から、農民たちのいる貧しい農村に入り、民衆レベルでの改革を目指そうとしました。

    彼らのことを、「ヴ・ナロード」の標語からとって、「ナロードニキ(人民主義者)」とよびます。

    挫折した「ヴ・ナロード」
    しかし、彼らの運動は当局による弾圧と、農民たちの冷淡さから、挫折してしまいます。

    当局からの弾圧は覚悟の上として、ナロードニキたちが直面し困惑したのは、実に農民たちの冷淡さでした。

    政治から閉ざされていた農民たちは、インテリ出身のナロードニキたちが言っている「近代化」「政治への参加」という概念が、理解できませんでした。

    むしろ、都会からやってきた富裕層出身である彼らを敵視するものさえ現れたのでした。

    こうして、最終的にはナロードニキたちに嫌悪の目を向ける農民たちと、当局が結びつくことで、「ヴ・ナロード」は挫折してしまうのです。

    ※もっとも、これらの運動がやがてロシア革命に影響していないか、というと、論争もありますが、否定は難しいでしょう。

    なぜナロードニキ運動は挫折したか
    ナロードニキたちの精神は近代化、民主化への情熱にあふれ、真にロシアを平等で豊かな社会にしようという高い理想に燃えていました。

    しかし、彼らは、彼らインテリたちと、農民たちの意識がいかに離れているか、理解しないまま農村に赴きました。運動は性急すぎました。農村の状況を調べてから、現実的な策を練って、農村に赴くべきでした。

    農民たちを攻めるのも酷です。彼らはそれまで「農奴」としてその人格を否定され、無教育なまま、中世の農民のまま、生きてきたのです。いきなり「政治参加」といわれても、理解できないわけです。

    民主党は「ナロードニキ」だった?
    民主党の主張も、日本をよくしよう、その情熱は伝わってきます。しかし、国民には伝わらなかった。どこか、ナロードニキに通じるものがあります。

    たとえば、民主党は(その他、日本のインテリたちは)小泉型「ワン・イシュー選挙」を批判しました。郵政より大事なことがある。その主張には、共感できなくはありません。いずれ、「ワン・イシュー選挙」では勝てない時代が来るでしょう。

    しかし、今回の選挙で、国民はようやく「政権を信任・不信任」するチャンスを得ることができたのです。今回、多数の国民にとっての関心事は、「次の総理にふさわしいのは誰か」ということだったのです。

    今まで日本国民は、派閥政治、中選挙区制、野党の弱小性などによって、真の意味での政権信任・不信任を国民が選択することができませんでした。

    国民は今度の選挙で、ようやく政権の選択、政権の信任を直接示すことができるようになったのです。今回の選挙への関心の高まりも、それを反映したものだったのではないか、と思います。

    民主党は、これらのことを前提にして、小泉純一郎という政治家が首相であるべきかどうか、これを軸に選挙戦を戦うべきでした。それが国民の関心事だったのですから。

    民主党は、確かにいい政策を多く主張しました。その「政策担当能力」は一部のインテリたちには響いたかもしれません。

    しかし、その「インテリ主義」は、待望の「首相信任投票」を前にした国民の心をつかむことに敗北したのです。

    民主党は組織化を急ぐべき
    民主党は、「こんな国民の政治レベルを嘆く」のでしょうか。それこそまさにナロードニキの二の舞です。してはいけない反省です。

    日本国民の政治レベルは確実に上がっています。しかし、民主党の「インテリ主義」は、そんな国民の心を捕まえる力に明らかに欠けていた。そういうことだと思います。

    今までも民主党は、選挙のときだけ支持率が上がっていた政党でした。選挙が終わると、じわじわと支持率は落ちていく。こういう政党では、政権奪取は難しい、したとしても続かないでしょう。

    民主党は(自民党もそうですが)今の「議員後援会連合政党」から、欧州の政党のように、党員が政党統治に参加できる「組織政党」へと脱皮し、常日頃からの大衆の支持を受けるような政党にならなくてはならないでしょう。

    マニフェストを毎年、公開の場で作成しよう
    政党の組織化、大変なことだと思います。しかし、やりとげなくては、日本の政党政治は前進しません。

    もはや「マニフェスト」という言葉も陳腐化しました。国民はバカではありません。民主党のものにしても、「どうせ、党の上層部だけで、さっさと作ったものだろう」そんなふうに思っている人は少なくないでしょう。

    しかし、民主党は「うちこそ優秀なマニフェストを作っている」などと、自己満足に酔いしれてはいなかったのでしょうか。

    イギリスの労働党は、2年に1回、定期的にマニフェストを改定しています。しかも、かなり透明化されたしくみで、全党的な議論を経て、作成されています。

    民主党も(自民党もそうですが)マニフェストを全党員あげて作るシステムを整備し、それを公開することで、国民にわかりやすく、浸透力の高いマニフェストができるのではないでしょうか。

    しかもその過程で、党の組織がすすむことになるでしょう。党のすべての組織がマニフェスト作りに参加するわけですから。それに好感を持ち、また自らもマニフェスト作りに参加しようとした人々たちから、新たな心強い党員が増えるかもしれません。

    今回の選挙は小泉純一郎という人物のパーソナリティで勝負がつきました。しかし、次の総選挙では(総裁の任期切れのため)おそらく彼はいません。自民党・民主党、政党の組織化が進んだほうが、次の総選挙に勝利するのでしょう。

    そんな質問聞き飽きたよ・・・
    いろんなとこ全部読んだら自分で判断すればいい。

    皆さんにはあなたの言葉が真摯な問いかけなのか、言葉遊びしたいのか、見えてますがな。

    ま、何年か後までに自分で考えちくり。

  7. sinさんに同じく、西尾先生のおっしゃることはよく分かるのですが、しかし先生は大衆を見下していらっしゃいますね。

    民衆が退屈していると、確かにそうかもしれません。そして退屈した民衆はドラマを待ち望んで、馬鹿馬鹿しいことをやってくれた。まるで愚民だな。先生の文章からはそのような内容しか伝わってきません。

    僕にはまだ選挙権がありません。でも今回の選挙にはかなり注目していました。確かに僕も、国民が複雑なことに対しては思考停止してしまい、単純な二択クイズなら面白いほうに投票しようというような愚か者になりかけているように思います。しかしながら得票差が1.3倍ということは、国民はそこまで馬鹿じゃないと思っていますし、もし馬鹿者になったとして、それこそ先生のような方がもっと国民を導いていかなければならないのではないでしょうか。

    先生は今度の選挙で相当、国民と日本に失望したろうと思います。しかし、今こそ先生らのような方の力が必要でしょう。

  8. 小泉総理を狂人と言うのは簡単ですが、その狂人すら総理になれる日本とはなんなのでしょうか?
    民主は野党を安易に吸収し、一枚岩となれません。社民などもっての外。共産は、まぁあそこは名前で損してるとしか言いようが無いのですが。
    そんな政党、野党を許してきたのが国民で、マスコミではありませんか。
    彼らは自民の対抗馬となることを拒否した。議会の片隅で野次り、牛のように投票することを選択し、自分のことを棚にあげて、国会で喜劇を演じた。自民を野党に落とそうとする努力を怠ったのです。そこで、小泉氏という内側からの対抗馬が現れてしまった。違うでしょうか?
    今回の選挙でも民主は「郵政民営化は反対だけど・・・改革はしたいなぁ」「消費税増税は反対だけど・・・年金はもらいたいでしょ?」などとホザいて有権者をあきれさせました。それだけのことです。

    今の民主なり、他の新党(今回の馬鹿共ではない)なりが、真に与党たらねば自民の政権は又長期になり、日本はボロボロになるでしょう。今の「一番よい選択」はせいぜい「下から数えて」なのですから。

  9. 小泉に対するおべっか使いが急に増えたようである。
    また、女子議員の媚びた姿勢のおぞましさ。
    自己愛の塊の小泉にとっては、嬉しくてしょうがないだろう。

    この程度の連中が政治家でございと、偉そうにしている。

    何の判断力も無いから、官僚やアメリカの言いなりになるしかない。

    真面目に国政を考えたり、国家のありようを考えている心ある人々が
    虚仮にされているわけだ。

    このままでは、マネー敗戦国の悲惨な末路を座して待つことになる。
    我が国民の生命と財産を守るため、戦う覚悟をしなくてはならない。

    まず、内なる敵からやっつけよう。

  10. > てっく様
    では、言葉遊びは省きまして・・・

    確かに自民党は勝ち過ぎだと思いますが、
    民主党があの体たらくでは投票しようが無いので
    仕方の無い結果ではありませんか。
    それなのに、この状態を呼び込んだ責任を「馬鹿な有権者」に押し付けられても、
    「自分たちが馬鹿だったのか」などと納得できるわけがありません。

    郵政民営化法案の審議から民主党がやってきたことと言えば
    「審議拒否」「酒気帯びの言い掛かり」「対案の後出し」
    「ろくな検討もしていない郵政縮小案」
    「郵政民営化は100%政府企業という言い掛かり」
    「政策説明より先に出る小泉自民批判」
    などなど、自民党の対抗勢力というよりも、ただの総会屋にしか見えませんでした。

    自民党だって100%優等生ではありませんが、
    だからと言って代わりに民主党をなどとは、
    とてもじゃないですが言うことはできません。

    それでも自民党に投票した有権者は馬鹿だとおっしゃるのでしょうか。
    賢い有権者なら民主党に投票するべきだとおっしゃるのでしょうか。

    私個人としては、有権者は賢い選択をしたと思っています。
    自民党を圧勝させたことだけでなく、民主党を大敗北させたことに関して。
    民主党がこれを機に、自民党に対抗できるような政党に生まれ変わってくれれば、ですが。

  11. sin様

    問題は、直近にではなく、スタートアップの時点にまでさかのぼるのかもしれません。
    今までの政治家を選んでいたのも、過去に投票をしていた有権者ですから。
    今回はたまたま争点が「経済問題」でしたが、外交、国際政治等々と「よく分からない問題」について大多数の有権者が投票してきたわけです。
    とどのつまりが「政策」でなく、知名度による「美人投票」的な側面(はっきり言うと毒にも薬にもならない税金の無駄遣いである芸人)や「今より良くなりそう」な、「改革という言葉」に有権者は飛びついたり、あるいは投票しなかったりしてきたわけです。

    No one pretends that democracy is perfect or all-wise. Indeed, it has been said that democracy is the worst form of government except all those other forms that have been tried from time to time.
    民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。

    これは、ウィンストン・チャーチルの言葉ですが、代替手段が見つからないとはよく言ったものです。

    この問題の原因は、投票した「自分」にあり、さらには投票に行かなかった「自分」にあったわけです。

    しかしながら、今回は若干の無党派層の新たな投票に加え、今まで投票してきていた人たちにとっても「分かりやすい争点」で投票でき、結果としての2/3議席というのは、今後の政治に反映しやすいと言えるわけです。
    今まで以上に注視する事にしましょう。

    最後におっしゃった部分は全く同感です。
    付け加えるならば、民主党やいわゆる造反組、そして自民党の中の人々、さらには有権者である我々国民も良い教訓を得るのかもしれません。

    どんな制度であれ、その制度の「仕組み」が広く伝わらなければ、その制度の持つ利点は生かされないわけです。

    代償が高くつかないことを祈るばかりです。

    話は変わりますが・・・
    英米が今回のことを祝福するのは当たり前。
    では他の西欧諸国はというと・・・
    libération(リベラシヨン)にはこう書かれています。

    Après que la démocratie lui a été imposée, il s’est vite modernisé. La croissance de son économie mixte a été spectaculaire. Le Japon est devenu peu à peu la société du peuple. Pour autant, ses fondations ne sont pas solides. Car à l’inverse de la France, qui a fait sa révolution, le changement, chez nous, a été imposé de l’extérieur. Résultat: les décisions sont prises de façon naïve. Les Japonais n’ont pas la maturité politique des Français. Ils votent pour des politiciens qui n’ont à la bouche que slogans et phrases toutes faites.

    民主主義が押し付けられた後、日本はすぐに近代化された。高度経済成長には目を見張るものがあった。日本は少しずつ市民の社会となっていった。それでもなお、土台は根強く残った。革命で自ら社会を変えたフランスと違って日本の近代化は外部から押し付けられたもの。その結果、無邪気に物事が決まっていく。日本人はフランス人ほど政治的に成熟していない。だからお決まりのスローガンやフレーズしか声に出さない政治家に票を投じるのだ

    «Koizumi n’a rien changé. Il n’a pas le pouvoir de changer quoi que ce soit. Avec Koizumi, on est simplement entré dans la société du spectacle. Il faut lui reconnaître le génie de savoir manipuler les médias et la télévision. Alors qu’il n’a pas d’envergure intellectuelle.»

    「小泉は何も変えなかった。小泉には何も変える力がないのだ。小泉とともに、私たちはスペクタクル社会に突入しただけのこと。小泉がメディアやテレビを操作する術に長けていることは認めなければならない。知的なものは何も持っていないが」

    «Koizumi n’est pas le partenaire de Bush. Il en est l’esclave. Qu’il soit aussi ferme avec les Chinois et aussi faible avec les Américains en dit très long».

    小泉はブッシュのパートナーではなく、奴隷だ。それは・・・

    «Koizumi est un bon comédien qui joue au samouraï».

    小泉はサムライを演じるコメディアンだ

    まあ、かの国は辛辣な皮肉が好きな国ではありますが・・・
    それを割り引いたとしても・・・

    この見通しを外れさせて、毛唐よふざけるな!「刮目して見よ」と 言って見せようではありませんか。

  12. > バカバカしいがしかしまた恐ろしい結末である。左翼が逆の方向へ向けて同じことをやればまた人々は大波を打ってその方向へ走って行くだろう。退屈の余り何かが起こることを待望している国民の心が問題である。

    このような現状認識は本当でしょうか?
    西尾さんの主張の根拠は小泉さんは頭がおかしくて、国民は印象操作、情報操作など、他者からの影響で動いていて自らの意志を持たず時間を持て余しているバカだと読み取れます。

    私は今回の選挙をふりかえると、今まで感じたことのない国民のもつ権力を国民自身が体験したのではないかと思います。自民支持者も、そうでない人も。
    今日本で動いている民主主義の仕組みを今までにないくらい最大限に使って。
    もし西尾さんの根拠が正しく、これを危険でただ煽動された結果だとおっしゃるのなら、この民主主義という仕組み自体を何らかの頭を使って変えていかないといけないことになります。
    西尾さんの目指している世界は、今日本にある仕組みでは達成出来ない世界なのではないでしょうか?

  13. >郵政民営化法案の審議から民主党がやってきたことと言えば
    「審議拒否」「酒気帯びの言い掛かり」「対案の後出し」
    「ろくな検討もしていない郵政縮小案」
    「郵政民営化は100%政府企業という言い掛かり」
    「政策説明より先に出る小泉自民批判」
    などなど、自民党の対抗勢力というよりも、ただの総会屋にしか見えませんでした。
    自民党だって100%優等生ではありませんが、
    だからと言って代わりに民主党をなどとは、
    とてもじゃないですが言うことはできません。
    それでも自民党に投票した有権者は馬鹿だとおっしゃるのでしょうか。

    そうです。
    理由はそれだけですか?
    それで自民党に決めたとしたらIQが低すぎます。
    あなたの言ってることは中身が空っぽ

    具体的に自民と民主の政策の良し悪しについてきちんと語れないのですか?

    自民党の郵政民営化法案が可決すれば、国民生活や経済がこういう理由でこういうふうに良くなるから自民党に投票したのだということを論理的に説明できないのですか?

    それができなければ馬鹿と言われても仕方ないでしょう

  14. とんぼの国さん
    再度、書きますが・・・
    どんな制度であれ、その制度の「仕組み」が広く伝わらなければ、その制度の持つ利点は生かされないわけです。

    あなたのおっしゃるように今回の結果が「仕組み」の中身、あるいは恐さをはじめて知ることになるのかもしれません。
    忘れなければの話ですが・・・

    であるならば、仕組みの「生かし方」を身につけるのも、「欠陥の指摘」も、これから起こってくる出来事を見てから・・・つまりこれからはじまったばかりということになりませんか。

    小泉さんは信長でも竜馬でもなく、彼こそが我々日本人に対する「黒船」だったのかもしれませんね。

    さて、信長なんかは御免こうむりたいのですが、本物の現代の竜馬や西郷さんは・・・またそれを支えた人々はいずこにいるのでしょうか。
    トリックスターが目を覚まさせてくれた後は、本物の出番のはずです。

    案外と、あなたの近くにいるのかもしれませんし、あなた自身かもしれません。

  15. > nsw様
    政策比較をとおっしゃいますが、
    民主党の掲げる政策は検討するだけ無駄だと考えています。
    なぜなら、今までの民主党の有権者に対する不誠実な振る舞いから、
    それらの政策が実行に移されるとは思えないからです。
    以前、民主党が選挙後に公約を白紙撤回したことは、よく記憶しています。
    また、今回の選挙で掲げた郵政縮小案が口から出任せであったことも記憶に新しいです。

    誤解のないように申しますが、
    私はここで民主党批判をしたいわけではありません。

    ただ、これだけ民主党への投票を躊躇う理由が存在するのに、
    自民党に投票した有権者を馬鹿だと断言することに納得できないのです。

    それでもこれらはただの素行であって、
    比べるべきはあくまで政策であるとおっしゃられるかもしれませんが、
    これらの素行を見る限りでは、民主党が政治を行うことすら疑わしいのです。

    これに対して自民党は間違い無く政治を行っています。

    政治に詳しい方に言わせれば、
    自民党の政治は、数値で表すと小さいのかもしれません。
    0.1かもしれませんし、0.0000000001かもしれません。
    しかし、それでも零よりは遥かに大きいのです。

    政策については、残念ながら郵政民営化に関してしか検討していませんが、
    郵政民営化は小さな政府を作るための手段であって、
    郵政資本が民間に流れることによる経済効果は2の次で良いという認識を持ちました。
    財政についても、郵政が民間として国債を買う限りは現状と変わらないことも知りました。

    以上のことから、郵政民営化には賛成しても構わないと考えました。

    もしかすると、郵政民営化法案には、私の見落としている問題点があるかもしれません。
    しかし、そのようなものは、郵政民営化反対派の方の声を聞いても聞こえてきません。
    聞こえるのは取るに足らない理由と、小泉自民の悪口です。批判ですらありません。

    どうやって反対すればいいのでしょうか。

    反対理由を自分で勉強して探さなければ「馬鹿な有権者」になってしまうのでしょうか。
    政治のプロである政治家の先生方が説明してくれないことを、
    自分で勉強して探さなければ「馬鹿な有権者」なのでしょうか。

    それなら私は馬鹿で構いません。
    賢くなれと言われたら、その前に税金の支払い拒否をさせてもらいたくなります。

  16.  通りすがりで申し訳ないですが、読んでてNHKのインタビューで亀井静香議員が「こんなやり方は民主主義じゃない」とか「有権者はマインドコントロールされてる」とかをおもいだしてしまいました。
     確かに、小泉首相自身が経済の専門家だとは思いません。が、しかし指導者たる者は人を見る眼を持っているかが重要だと思っています。そしてこれだけの支持を得た自民党ですから期待に応えられなければ当然リバウンドも大きいことでしょう。だからこそ私は注視してるのですが。
     冒頭で言いたかったのは、後向きな批判だけでは今後生き残れないと言うことです。そんなブログはゴロゴロしてますし。西尾先生も西村真悟議員もいわゆる保守な私としては好きなのですが、岡田党首の靖国観、対中対韓観、沖縄主権委譲論を考えると、怖ろしくてとても民主に入れる気にはならんかった訳で、その辺のお考えを聞きたいところです。でなければ今後単なる「民主党宣伝ブログ」と色眼鏡を掛けてみることになるのですが。どうせなら岡田や管の批判もしませんか?

  17. nswさんのような他人を罵倒するだけのコメントが書き込まれるようになれば終わりですね。健全な場所でなくなります。
    あのようなコメントを削除するなどの管理ができないのであれば、コメントは受け付けないようにするべきです。

  18. てっくさんこんばんは。
    >あなたのおっしゃるように今回の結果が「仕組み」の中身、あるいは恐さをはじめて知ることになるのかもしれません。
    忘れなければの話ですが・・・
    であるならば、仕組みの「生かし方」を身につけるのも、「欠陥の指摘」も、これから起こってくる出来事を見てから・・・つまりこれからはじまったばかりということになりませんか。

    私もそう思っています。

    >トリックスターが目を覚まさせてくれた後は、本物の出番のはずです。
    案外と、あなたの近くにいるのかもしれませんし、あなた自身かもしれません。

    トリックスターの連続だけは困りますね。(笑)
    今までの政治家たちのつくってきた政治の文化にどれだけの奥行きがあるのかが、つぎの選挙までの期間見えてきそうです。
    そして私たちの社会の持つ奥行きも。

  19. 良薬は口に苦し。真の保守の言葉は、小泉首相という似非保守の改革革新派を支持する者にとっては、耳が痛いのは当然。

    今回は、自民党に入れるべきではなかった。民主党がいやなら、比例は国民新党か新党日本に入れ、小選挙区は造反候補者がいない選挙区では、白票でも良かった。

    結局、小泉氏のプロパガンダにだまされただけ。なぜだまされたかと言うと、国民の多くが、保守でもないのに勝手に自分を保守だと思い込み、実は戦後日本を憎み、飽き飽きしているからだ。戦後日本はだめだ、腐っている、俺が作り変えると言う言葉を、多くの日本人が待ち望んでいたからである。現実に作り変えるかどうか、改悪になりはせぬかなど、どうでもいいのである。戦後日本を憎むからこそ、それを潰すと言う人間を、根拠なく信じているのである。どうみても、第二次世界大戦前のドイツである。

    わたしは、戦前の日本より、戦後日本のほうが好きだし(戦前は祖父などからの伝聞しか知らない)、戦前の道徳などは復活させないといけないが、戦後生まれや戦中生まれの小泉さんは、戦前生まれの政治家とくれべれば、小粒で、力不足に見えるので、今後、戦後社会を破壊してつくられる社会に、まったく期待がもてない。改悪するなら、何も変えないほうが良いと言う心境だ。
    何度も言うように、自民党に入れた国民は、自分の心の中の破壊衝動を、見つめなおすべきである。それが続く限り、第二、第三の小泉さんが出てくる。自民党だけとも限らない。民主党や公明党から出てくるかもしれない。ヒットラーは、ドイツ国民の圧倒的支持のもと、民主的に選ばれたことを忘れてはいけない。

  20. だいぶ理解できてきたように思えます。

    「小泉が馬鹿な有権者を扇動した」という意見に私が納得できなかったのは、
    「馬鹿な有権者であれば反小泉側でも扇動できたはずだ」
    と考えたからです。
    「郵政民営化はここが危ない」という流れを作って対抗できたはずだと。

    実際に「民営化すると地方の郵便局が無くなる」というデマは
    最後まで浸透し続けていました。

    しかし、通用はしませんでした。
    何故かと言えば「郵政民営化は必要だ」という言葉にある程度の根拠があるのに対して、
    「地方の郵便局が無くなる」という言葉がデマだということは、
    少し調べれば分かることだからです。

    解散前の採決で、民主党はあれだけ強固に民営化(自民案?)に反対しました。
    自民党造反議員たちも、自民党を追い出されるほどの覚悟で反対しました。
    つまり、郵政民営化にはそれほどまでに反対しなければならない理由があったということです。

    ならば、その理由を旗印にしてくれれば良かったではありませんか。

    郵政民営化にそれほどまで危機を感じていたのだから、
    そこにはよほどの反対理由があるのでしょう。
    それを旗印にすれば「馬鹿な有権者」を逆扇動することなんて
    簡単に出来たはずではありませんか。
    逆転とまではいかなくても、50対50くらいには出来たのではないでしょうか。

    それなのに、その理由を教えてくれません。
    ついこの前に反対票を投じたばかりなのに、
    「何故、反対票を投じたのか」という理由は教えてくれません。

    出てくるのは取るに足らない理由ばかりです。
    もしかすると、その中に見落とすべきでない重要な理由があったのかもしれませんが、
    霞んでしまいました。

    同じ口から、それよりももっと大きな声で、
    小泉首相の悪口が飛び出してくるからです。

    他人の悪口しか言わない人間はイメージが下がるというのもありますが、
    イメージだけが問題ではありません。
    郵政民営化の反対理由よりも小泉首相の悪口の方が大きいと、
    彼らが反対するのは郵政民営化法案に問題があるためでなく、
    ただ、小泉首相が嫌いだからなのだ、
    つまり、郵政民営化法案には特に反対する理由は存在しないのだ、
    と考えることが出来てしまいます。

    馬鹿な有権者の馬鹿な判断でしょうか。
    馬鹿な有権者だから、馬鹿なりに法案反対者に反対理由を求めたのですよ?
    なにしろ彼らは、つい先日まで同法案に対して真剣に議論して、
    その結果として反対票を投じた人たちなのですよ?
    どうして反対すべきなのか、その理由を教えてもらうのに、
    これ以上の先生はいないはずです。

    それが、あの有様です。

    それとも、政治家の先生方は本当は絶対的な反対理由を知っていて、
    それを有権者に教えてくれなかっただけなのでしょうか。
    有権者は教えてもらおうなんて楽をすることを考えずに、
    自分で勉強して反対派の政治家の先生と同じ理解に達しろと言うのでしょうか。

    では、政治家の役割って何ですか?

    私は選挙について「国民による政治家の採用試験」という面もあると認識しています。
    仕事をしない人を採用する義理がどこにありますか?

    以上が私の認識であり、
    最初に「理解できてきた」と言った「有権者は馬鹿」と断じる皆様との認識の違いは、以下のようなものではないかと考えます。

    ・小泉首相は存在そのものが大きなマイナスであり、
    たとえ仕事をしない零の政治家であっても、
    マイナスである小泉自民と比較すれば遥かにプラス側である。

    ・政治家が政治を考えてくれるという認識がそもそもの間違いであり、
    政治は有権者一人一人が考え、選挙は有権者が政治家に道を示すものである。
    それに対して政治家に道を示してもらおうと考えるのが
    「馬鹿な有権者」である。

  21. はじめまして。
     あえて今回の小泉劇場について賛成派として書かせていただきます。
     うちの地元は旧社会党地盤で社会党(公明支持)-共産党の2択しかありませんでした。社会党が崩壊して名前が民主に変わっても、です。そんな理由からか自民党もろくな人材を送らないまま、民主独裁が続いていました。

     前職の議員は若手民主候補と言う売りで党副幹事長職と言う重職についていながら、人権擁護法案作成に一役買い、某学会参与の疑惑が強い地元市議会議員の不明瞭な死の揉み消しをし、挙句朝鮮総連のパーティだの総連が参加する労働組合パーティに入り浸っていました。

     しかし、今回の選挙には、郵政民営化という別の理由ですが、自民から公募候補がやってきました。
     この候補だけが公約で国民主権を護ると書いてくれました。

     そして、この小選挙区で民主候補を打ち破りました。しかし、民主候補は比例で当選してしまいましたけど・・・
     このことが非常に大きな意味があると個人的には感じています。
     早速、人権擁護法案にしっかり戦えとのメールを送りました。
    取り組むとの前向きな返事を頂きました。

     確かに実績のある議員さんが落選している姿を見て、非常に残念な気持ちでならないのですが、民主の人権擁護賛成派の駆逐と若手新人候補の中から人権擁護法案反対派が多く出せる可能性もあるのではないか、という気持ちを今感じています。

     そういう見方は、楽天的すぎるでしょうか。

  22. >確かに実績のある議員さんが落選している姿を見て、非常に残念な気持ちでならないのですが、民主の人権擁護賛成派の駆逐と若手新人候補の中から人権擁護法案反対派が多く出せる可能性もあるのではないか、という気持ちを今感じています。
    そういう見方は、楽天的すぎるでしょうか。

    甘いですね。今の自民党は多様な意見を出せない党になっています。小泉さんが、興味のないことは好き好きで言っていいのですが、小泉さんがこうと決めれば、批判できない党に成り果てました。わたしは、与党三分の二を利用して、人権擁護法や外国人地方参政権など、どんどん通すと思います。

    >実際に「民営化すると地方の郵便局が無くなる」というデマは最後まで浸透し続けていました。
    しかし、通用はしませんでした。
    何故かと言えば「郵政民営化は必要だ」という言葉にある程度の根拠があるのに対して、
    「地方の郵便局が無くなる」という言葉がデマだということは、少し調べれば分かることだからです。

    根拠を示しても、民間崇拝原理主義、市場経済原理カルト教を信仰している人間には、通じないのです。デマ、嘘と言ってね。小泉さんのデマを信じるのに、どうしてなのでしょうか?きっと、素直で素朴な人だからでしょう。
    ニュジーランドでも、ドイツでも、郵便局は減っているのに、小泉さんが減らさないとひと言、嘘を言うと信じるのですから、話になりません。教祖の言うことが絶対の信者だから、脱洗脳しないと無理なのですよ。

    >解散前の採決で、民主党はあれだけ強固に民営化(自民案?)に反対しました。
    自民党造反議員たちも、自民党を追い出されるほどの覚悟で反対しました。
    つまり、郵政民営化にはそれほどまでに反対しなければならない理由があったということです。
    ならば、その理由を旗印にしてくれれば良かったではありませんか。

    理由を言っても、ばかばかしいデマと言うだけでしょ。
    300兆円がハゲタカファンドに牛耳られると言っても、嘘だ。民営化したほうが、赤字になってしまうと言っても、今は税金払っていないからだ。民を圧迫するなでしょう。同じ話を百万回しても、理由がないでは、健忘症にでもかかっているのでしょうか?わたしは、同じ話を最低三回はしたはずです。

    sinさんは、団塊ジュニア世代だろうと思います。

  23. > M78様
    小泉信者のように断じられてしまってはどうしようもないのですが・・・

    > 小泉独裁が始まる

    自民党公認を外されるのが怖くて刃向かえなくなるためだと思いますが、
    それには「自民党が国民に支持されている」という土壌が必要です。
    自民党が民意に背くことをすれば、自民党公認には何の価値も無くなります。
    その場合はむしろ、自民党造反の方が価値を持つことになるでしょう。
    民意に背いてまで小泉首相のイエスマンに徹することに価値があると思いますか?

    また、不思議なのですが、
    「人権擁護法案」「外国人地方参政権」を推し進めていたのは民主党も同じであったはずです。
    また、自民党でこれらを推し進めているのは党の異分子と言っていい勢力だったはずです。
    (+公明党ですね)
    政権選択という意味では今回の選挙では自民党か民主党しかありませんでした。
    このような条件で「小泉独裁がこれらの案件を通す」と言われると、
    「民主党政権であればこれらの案件が通る心配は無かった」と言っているように聞こえるのですが。

    > 「地方の郵便局が無くなる」という意見をデマと言った件

    下記URLで紹介されている付帯決議の一が根拠です。
    余分な郵便局が減るのは避けられないでしょうが、必要なネットワークの維持は明記されています。
    http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2005_seisaku/hayawakari/contents/05.html
    「国民の貴重な財産であり、国民共有の生活インフラ、セーフティネットである郵便局ネットワークが維持されるとともに、郵便局において郵便の他、貯金、保険のサービスが確実に提供されるよう、関係法令の適切かつ確実な運用を図り、現行水準が維持され、万が一にも国民の利便に支障が生じないよう、万全を期すること」

    少なくとも「小泉首相がそう言ったから」という理由ではありません。

    > 理由を言ってもばかばかしいデマというだけ

    私個人だけであれば私が頑なな態度を取っているだけと言って納得してもいいのですが、
    今回の選挙結果からお分かりのように、国民の大半が反対派の言う理由を支持していません。

    「有権者は馬鹿である」と仮定して「馬鹿が小泉の中身の無い扇動に乗せられた」と分析するのであれば、
    その「馬鹿な有権者」が「中身のある反対派の意見に乗せられなかった」のは何故でしょうか。

    「小泉首相が卓越したパフォーマーだったから」で片付けていいものでしょうか。

    ハゲタカの危険については、法案より、
    民営化後の新会社に出来ることは資金の運用だけであり、
    損益が出ても被るのは新会社で、郵政資金には傷が付かないようになっています。
    (運用権を奪われるだけでもダメージかもしれませんが)

    郵政の黒字については、
    現状で黒字なのは100%焦げ付かない運用、
    つまり、国債と特殊法人への融資、によるものなので、
    民営化して他の運用を始めれば赤字になることもあるでしょう。
    ですが、それは問題なのですか?

    私は別に、自民党絶対を訴えたいのではありません。
    手近に手に入る材料で普通に考えた場合、今回の選挙結果は妥当なものだと考えられるのに対して、
    「馬鹿な有権者」だけを原因とする意見に納得できないだけなのです。

  24. >民意にそむいて、

    民意など一晩で変わります。選挙は毎晩するわけではないのですよ。

    民主党の主流派の政策と、今の小泉自民党の政策は、ほとんど変わりません。自民党は名前だけです。もう保守政党ではありません。だから、都市部の浮動票が飛びついたのです。
    民主党が政権を取った場合、おそらく、公明党などとくっ付いてもぎりぎりでしょうから、危険な法案が成立する確立は、今の状態より低いのです。おわかりでしょうか?三分の二の与党の数及び、言うことを聞かない自民党員はすべて追放する小泉ファシスト党になった今が、どれほど危険かわからないのですか?

    付帯決議で納得するから、素直な人だろうと言っているのです。今までどのくらい、政府自民党にだまされてきたか?若い人は興味がないし、だまされた経験がないからわからないのでしょうね。

    不満のある国民は、その不満を解消してくれる「甘言」を待っているのです。口に苦い良薬を望んでいるわけではないのです。そのために、第二次世界大戦前、ドイツ国民の不満を正面から扱い、無茶苦茶なことをしたナチスが人気になったのです。

    民営化して赤字になれば、ユニバーサルサービスなどできないでしょう。矛盾ばかりですね。大丈夫ですか?

    運営権が問題なのは、西尾先生が指摘したとおりです。結局、団塊の世代ジュニアは、所帯くさくなく、生活感がないから、実際にひどい状態になることが想像できない。怖いもの知らずなのですね。単なる、議論上、言葉上のものしか想像できない。実際の底辺の人など、見たことがあるのでしょうかね。

    アメリカの要望書どおりに、郵政の資金を差し出す売国奴政権に、絶対多数を与える国民が利口であるなら、アメリカの市民権を取り、アメリカ政府に働きかけて、日本を良くするほうが、現実的かもしれませんね。

    手近に入る情報が、自民党が勝つ様に捏造されたものです。わたしの口癖ですが、日本のニュースを見るな。スカパーでBBCとCNNを見れば、世界の情勢はわかります。マスコミの洗脳から抜け出せます。

  25. > M78様

    さすがに極端ではないでしょうか。
    民意が変わりやすいのは分かりますが、民意がどんなに変わったとしても、
    国民の過半数以上が「人権擁護法案」や「外国人地方参政権」を支持するようになるとは思えません。
    そして、これらを通すようでは自民党に対する国民の支持は消失しますから、
    これらに反対して小泉独裁にノーと言って自民党から追放されたとして、
    いったいどんなデメリットがあるというのでしょうか。

    それとも、また小泉首相が国民を騙して、
    これらの案件に賛成する世論を作り出すということでしょうか。

    民主党は「外国人地方参政権」を党の基本政策に掲げています。
    はっきりと明記されています。
    たとえ公明党と手を組まなくても、審議で公明党が味方するのは確実ですから、
    民主党政権であれば確率は高くなったと思うのですが。

    付帯決議に法的な拘束力が無いのは理解していますが、
    それをもって「全く守る必要が無いもの」として扱ってしてしまうことには疑問を感じます。
    また、付帯決議の無意味さは国鉄民営化時の廃線の例と共に語られますが、
    国鉄の廃線は付帯決議を無視したものではなく、
    国鉄再建法に従ったものです。

    民営化すると赤字になると言ったのは、
    今まで100%黒字経営ができていたものに対して、
    赤字になる可能性が発生するという程度のものです。
    100%赤字になるというわけではありません。
    そこは民営化後の郵便局員の方に努力してもらうしかありませんが。

    アメリカの陰謀論については、失礼ながら省略させていただきます。
    お許しください。

    私が「手近に手に入る材料」と申しましたのは、
    各政党のHP、政府のHP、それとwikiなどです。
    最初に知るきっかけがニュースやブログだということはありますが、
    元となる資料も、出来る限りですが、確認しています。
    これらにはさすがにマスコミのバイアスはかかっていないと思います。

    最後に、私も熱くなりすぎてしまったのですが、
    私がこちらに参加させていただいたのは、
    今回の選挙結果から「馬鹿な有権者」を断じる皆様が、
    どんな根拠をもってそう判断するのか知りたいという好奇心からでした。

    そして、この辺りの感覚の違いもだいたい理解できました。

    私は政治家に責任を押し付ければそれで良いというもので、
    小泉政権が危険だとしても、その危険を指摘できないような反対派に投票する義理は無い、
    それで損をしたら、反対派の不甲斐無さが悪いのだという感覚でした。

    しかし、皆様の場合は、そうやって他人に責任を押し付けたとしても、
    損をしたという事実は変わらないのだから、
    最初から他人を頼らず、損をしないように自分で考えるしかないのだという感覚のようですね。

    なるほど、馬鹿な有権者と言われても仕方がありません。

  26. とりあえず、城内さんが落ちてしまった代わりに、稲田さんが入ってくれた。
    彼女は必ず反対派に回ってくれるはず。

    あと反対派で、落ちちゃったのは森岡さんと小池百合子に食われた小林興起ぐらいかな。
    平沼、古屋、古川の各氏は健在だし、亡くなった長岡氏の奥さんも比例で復活当選。
    (亡夫と同じスタンスで反対してくれるでしょ、当然。)

    こう眺めてみると、反対派の主要メンバーはほとんど減ってないんだわな。

    むしろ敵の総大将・古賀のほうが、「衆院採決を敵前逃亡→恥も外聞もなく公認欲しさに小泉にゴロニャ~ン」で
    自民の中では信用も発言力も落ちたでしょ。

    あと、自民が単独過半数を遥かに超える超・圧勝となったため、選挙協力でキンタマ握られてた中立派が
    公明に気兼ねする必要が薄れたのがよい傾向。
    だから大丈夫!いままでどおりやれば、絶対に潰せるよ、この法案。

  27. 今回自民党に票を入れた人は、http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2005/08/post_fbad.html
    にあるようにIQが低いと思われても仕方が無いと思います
    けれども、社会党の土井たかこの駄目なものは駄目のときも
    このような感じでしたから、若い人を非難できません40代以上の人は、いろいろ経験し彼の拉致の人に対する態度や根拠の無い靖国参拝{政治信念の無い}アメリカの災害は、すぐ支援
    九州は無視{どこかの国とよく似ています}内閣支持率ばかり気にしている姿に気がつかず、賛同したのは頂けないと私は思います。あの時は野党{社会党}でしたから、さほど影響はありませんでしたか今回は、いろいろあるでしょう。増税や、社会格差の肯定をするでしょう
    民主党を含めて野党を非難するのはたやすいですが、党の中で議論できる党と違う意見の人は除名刺客とどちらが幾分マシか分かると思うが。。片山さつき 堀江 小池 料理人? 竹中この人達に庶民の生活や、国を守って行けないと思うのは私だけでないでしょう。大体彼らの発言聞いていたらおかしいと思うのが普通ですから。けれども、それでも劇場に酔い劇場で終わっていると思っている人たちが後で責任取るのですよ・反対した人も含めて。。。そして、彼は歴史に名を残して9月にやめます。責任残したまま・・・

  28. sinさん一つつけ加えておきますが法案訂正無ければ
    2009年頃からポストがなくなり、郵便局もなくなりますから・JRもそうである様に民間=利潤追求ですから当然です
    サ-ビス良くなりますよ。町の人と金持ちだけね。当然ですよ
    利益の範囲でサ-ビス良くするのですから。
    その時、小泉さんいませんから。竹中さん公演料と印税で
    議員やめてどこかの大学教授になっているでしょうね
    現役大臣の時本出して儲ける人ですか公共の意味の官と民の考えなんてないと思いますよ。なぜって彼らは、勝ち組肯定の人ですし成れない人は、努力が足りないだけと思っているから。。。

  29. > 某市民様
    民間=利潤追求は理解しています。
    郵政の中でも郵便部門なぞは特に必死にならないと生きていけないでしょう。

    しかし、それをイコールで郵便局が減らされる、という意見には疑問を感じます。
    ポストについては尚更です。

    郵便局とポストは、収入源である郵便物を集める拠点です。
    減らせば減らすだけ郵便物が集まらなくなるのですから、
    利益が減って自分の首を締めるだけです。
    これは明らかに利潤追求と反しています。

    そう考えると、立てておくだけで人件費のかからない(回収の手間はありますが)ポストを減らすメリットがいったいどれだけあるでしょうか。

    郵便局の方は経費削減のためにひとつの郵便局がカバーする範囲を広げて、
    その分だけ郵便局が減らされる可能性はあります。手紙はポストで出せても、小包は直接郵便局に持ち込まなければならなくなるため、不便になりますね。
    しかし、ここにヤマトなどが割り込んでくる可能性もあります。
    荷物回収サービスの手を広げてくる可能性があります。
    そうすると、郵便局の需要が横取りされるわけですから、
    やはり利益低下に繋がってしまいます。

    利潤追求は当然としても、利潤追求ならなおさら、
    郵便局やポストをおいそれと減らせないのではないでしょうか。

    所得によってサービスに差が出ることは承知しています。
    郵政民営化とは、今まで税金から払っていた郵便サービス料金を、
    利用者が個人の財布から出せということなのですから。

    最後に、小泉信者は低IQであるという意見に対して、ひとつだけ質問を。
    自民党以外に投票する人は、その動機が反小泉だけであってもIQが高いのですか?

  30. SINさん、お返事有難うございます
    まず、郵便局についてですが、民営化とは今まで税金で支払った分と言いますが、郵便局は独立採算でしているはずです。
    ここに書いている意見の人もその事は十分承知のうえで議論していると思いますし西尾教授もそのように言っていると私は思うのですが{私の思い込みの場合指摘して下さい}
    ですから民営化議論の基本に考えてもらわなくていけません。
    で、小包と手紙は基本的に違うのです。当然ご存知でしょうが
    今回の公社法では小包は、あまねく公平という法律がないです
    それは、すなわち自由に金額を決めていいですよと言う事です
    これで何が起きたと思いますか?首都圏や人口密度の高い所が出すのは、{大口もより安くなり、}過疎のひとが出すのは高くなっているのですよ。そして、その競争に勝つため公社はコンビ二にクロネコよりも好条件{手数料}にしているから公社のほうにコンビニの契約{専属。平行含めて}流れているのです。{クロネコさん裁判に訴えていますが公社にどんどん流れていますよね}これって何を言っているかお分かりでしょう。別に過疎{コンビニがないか、遠いところにある人}人は出してもらわなくてよいと言う事ですよ。又民業圧迫なっています。でも、郵便局も生き残りに必死なりますよね。法律に書かないとこのようになっています現場では。でPOSTですがPOSTは原則一地域に{部落}1つか2つあるはずです。空けても10枚程度のところもたくさんあります。しかも確かPOSTのあるとこには税金はかかっていませんが、民営化になればかかるかもしれません。そうなれば当然POSTの中に少ない所は切るに決まっているでしょう。又空函するのも、そのようなとこは車で2時間{すべて空けるのに}程度かかります。
    集めて普通局に持ってこなければ仕分けやトラックに乗せれませんから{これは特定局はしていませんから}町の事は言っていませんよ。あしからず・・そのような場所は税金かからなくても経営者として切るのは当然の判断です{ですから、竹中は経営者の判断と言うのですよ}それになによりそんなにPOSTで儲かるなら民間がしていますよ。ですから局も少ないところはなくなるのは小包の例{POSTも含めて}で分かると思います{ですから私は法律に書きなさいと言うのです}そしてこの危惧は事実ニュージランド。ドイツでもなって元に戻すために又莫大な補助金が使われました。アメリカは郵便は国営です。イギリスも大変苦労しているはずです。ましてや、4事業分割なんかすれば赤字の郵便はすぐに実行します。{2兆円は特定局のみ運用出来るのでねその金もすぐになくなりますがね}そのときは民間ですから政府の指示は受けませんよ。仮に受けてもそのような税金のUP受け入れますか?ですから、地方の議会や首長は反対したのです。JRに対していろいろ文句言うのと一緒ですよ。利益でないから走らないと言われたら黙るしかないでしょう。もう少し身近に言うと転送サ-ビスや農苗郵便 盲人者郵便 学術郵便 等の比較的弱者の制度もなくなる可能性高いです。これを維持するため補助金使う?今0円なのに・・・これも当然おかしいですよね今使っていないから。。。貯金が莫大と言いますがこれも財務省が実際は握っています。ちなみにドイツも郵貯に似た組織がありここもアメリカに開放せよと言われています{名前度忘れしましたすみません}郵貯に対しては、ほかの人{M78さん等}の意見があるので私は身近なところから言います。福祉貯金ていうのは社会的{障害者等}に有利な金利の貯金です。ですが300万までだったと思います。又振込み手数料が郵便局が安い理由も当然ご存知ですよね。またどの方でも少ない方も金利は一緒です銀行は違いますよね。{今は、低金利で儲けていて一緒にしていますが又格差つけますよ}又100円からでも口座作れますが欧米の銀行などは口座手数料が要ります。これは、巷に言われている金融弱者を作る事になりますこれもすべて、民営化すればなくなる方向に検討されるでしょう。ですから、庶民にとってあまり良くない事と公共としての役割がなくなる危惧がお分かりいただけたでしょうか?
    IQが低いと言ったのは言い過ぎですが私が言ったのではないのですよ。小泉竹中のPR会社言ったのですよ。
    ちなみにこれはご存知だと思いますが国会で追求されましたし彼らは否定はしていないです。
    私は、そのように思われているのに入れるのはIQが低いと彼らに思われても仕方がないといっているのです。説明不足は、
    申し訳ないです。
    反小泉だからIQ高いとも私は言っていません。
    ただ、私は民営化すればすべてうまく行き世の中良くなると言うのはおかしく思うし、選挙で総理大臣が一般公務員を捕まえCM.ポスターでレッテル貼るのはいささか首をかしげますが。。。それよりなにより財政再建にもならないからね。税金使っていないのだから。。。
    私は、ちなみ団塊Jr世代です
    長い文章及び狭い視野の話ですみませんでした

  31. >某市民さん

    長文ご苦労様です。
    ご意見、同意します。

    それと、改行をもっと頻繁になさり、改行のあと、一行空けると読みやすくなり、ご意見が伝わり易くなると思いますよ。
    (老婆心・・・・そのまま?ながら)

  32. 長谷川様
    ご指導有難うございます
    急いで打ったものですみません
    以後、気をつけます

  33. > 某市民様
    税金で~のくだりは言葉違いをしてしまいました。
    言いたかったのは「政府が保護してくれなくなる」ことです。
    政府保護下ではサービス充実>採算だったものが、
    民営化によって採算>サービス充実になることを言いたかったのですが、
    あれでは全然違いますね。失礼しました。

    そういうわけで、郵政民営化に賛成という時点で、
    (郵政事業による)弱者保護が無くなることには納得済みなのです。

    郵便ネットワークについては、保持するとしている付帯決議を信用します。
    さすがに「車で2時間」という状態で「ネットワークは保持されている」などとは言わないでしょうから、
    そこまでの状態にはならないものと思います。
    (代わりに全体的な郵便料金の値上がりがあるかもしれませんが・・・)

    あと、私が郵政民営化賛成の意見を述べていたのは、
    手に入る情報から「考えた結果としても」民営化賛成という結論は導き得るということを示したかっただけで、
    個人的には、実は、郵便が単独でやれるかどうかは疑わしいと思っています。
    そして将来的に、郵便だけは国営に戻ることになるのではないかと考えています。

  34. sinさん、お返事ありがとうございます。
    郵政事業による弱者保護?がなくなることが納得と言われていますが、なぜ納得するのですか?私小泉竹中のこのような見当違いの改革に納得できませんが、sinさんは、何を持って支持しているのですか?
    明らかに、意味のない改革と言うのは、sinさん自身読む限りにおいては認めているように思えるのですが?
    将来の値上げもあるかもと言いますが首都圏大都市においては黒字の為、民間が参入しています。値上げしたらその人たち
    郵便局に出すでしょうか?いくらネットワーク保持と言っても{地方のJRの在来線が上がったように}安いところに出すの
    が当然でないでしょうか?
    考えた結果、導き出せて、郵便は維持無理なら導き出せないでしょう。これは欠陥法案となりますよね。
    4事業で黒字なのですから・・・
    ですから、造反した人の報道に危惧を私は持っています。ただ単純に公務員が憎かっただけの選挙と思いますが。。その裏に奥田経団連会長の影があるのが妙に気になるところです。
    ですが、sinさんの反対意見の中に賛成の意見を述べる
    勇気は、個人的には立派と思います

  35. 余り池に落ちた犬に意見を言いたくないが、
    早くもしだしたでしょう。http://news.fs.biglobe.ne.jp/politics/
    これって、公社もポスト減らしていいですよ
    {民間ですからね。利益出さないとね。}
    と言うサインですよ。強者は弱者のことなんて考えませんよ
    ですから、造反者の人たちもレッテル貼られても頑張ったんですよ。投信もこれからバンバンしますよ。責任ないですから
    潰れたら責任取りませんから…

  36. 後もう一つ、今の国会の答弁で郵便局税金使っていないの質問に総理は、赤字の場合税金で補填せざる得ない。
    公社は法人税も払っていない国民に見えない負担がある。と答弁した。なぜか刺客女性?の答弁ばかりで余り報道しないが、実際は、こういう結果です。
    又金融サービス義務付けなしとも答弁しました。
    これは、金融弱者の始まりです。
    これでみなさんの危惧も分かったでしょう。
    個人の思い込みの強い人に権力持たし周りの御用学者に任せると大多数の国民が結局被害を蒙る事を・・・

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