石田賢司さんへ

 2022年10月23日(3:31PM)に石田賢司さんという未知の方から少し気になるコメントを頂いた。

両親を今年亡くして、心のざわめきや不安や後悔などの思いをどうにか抑えようとしたとき、西尾先生の著作をむさぼるように読むようになりました。
「皇太子さまへの御忠言」には感銘と戦慄を覚えました。
「陛下はこの著作をご覧になっている」のは最近の皇室を見ても明らかなのではないでしょうか。
先生にはこれからもっともっと教えていただかなくては私自身が困ってしまいます。

 拙著『皇太子さまへの御忠言』に「感銘と戦慄を覚えた」とあるのはただごとではない。「『陛下はこの著作をご覧になっている』には最近の皇室を見ても明らか」と書かれてあるのはさらに驚きを感じさせる。説明不十分で良く分らないのは困る。もう少し言葉を補って詳しい説明をして欲しい。それに応じてまた私が追加書きすれば石田さんはさらに書いてくれるかもしれない。

 幸い私は体力も少し回復して、ブログにも若干力を注ぐことが可能になりそうな情勢にある。

 それにつけてもひとこと申し上げたいことがある。ブログのコメント欄で少し節度を失った文章、自己抑制のない文章を気侭に書きまくっている人がいる。私はできるだけ新しい、若い人にブログへの関心をもっていただきたいと願っている。旧人がのさばると新人が遠慮で引っ込む。そういうケースもあったように思う。

 石田さん、あなたのケースがそうならないように、伸び伸びと意見を開陳していただけると有難い。

「石田賢司さんへ」への2件のフィードバック

  1. 西尾先生
    今から半年ほど前に「皇太子さまへの御忠言」(2008年)を読んだときの感想を書かせていただきたいと思います。

    「皇太子さまへの御忠言」を読んで

    「敗戦が近づいたときの昭和天皇こそ、「ゼロ時」の体験者のお一人であった。敗戦が死に直結する人だった」、そう書かれた後、昭和天皇から皇太子に届けられた当時の手紙が紹介されています。
    その手紙では明仁様への深い思いと、戦争の敗因が率直に、そしてきわめて明快に語られていて、私は胸に熱いものが込みあげてきました。
    大変失礼極まりない言い方ですが、皇室というものを私が生まれて初めて愛おしいと感じることができた瞬間でした。
    同時に、私がこの手紙の存在を58歳のこの年になるまで全く知らなかったこと、図書館をぶらついて何気なく手に取った書籍で初めて出会ったことに、とても不思議な気持ちがしました。
    これは例えば小学校の教科書に載り、日本人が日々の生活において常に忘れてはいけない、そういう万人が脳裏に刻むべき言葉じゃないのだろうか?
    たぶん敗戦の理由を正直に明かされた部分というのが、これまで大々的に公で語られてこなかった原因なのだとも思いました。

    私が戦慄を覚えたのは雅子様のご公務への不熱心さを憂慮され、病気の原因を断定され、能力主義が皇室にとって相容れない悪だと仰った部分です。
    「こんなことを言う人がいるのか!」と本当に本当にびっくりしました。
    「僕が一生全力でお守りします」や背の高いキャリアウーマンへのプリンスの熱烈なアタックは私のような皇室贔屓でない人間にとっても、心温まるドラマでした。週刊誌の騒ぎは多少は知っておりましたが、雅子様に覚悟がない、みたいな大それたことはこの本を読むまで思ったこともありませんでした。
    でも、この著者が言ってることはきっと正しいのだと直感し、同時に私の凡庸さと人間を見る目の無さも撃ち抜かれたような気がしました。
    感銘と申し上げたのは、この本の内容はきっと皇室の関係者も目にしたに違いない。御忠言は本のタイトルじゃない、リアルに違いない。
    そのように私、個人が勝手に確信して興奮して妄想してしまったということです。
    私の軽口が西尾先生を驚かしてしまった上に貴重なお時間を多少なりとも奪ってしまったことを申し訳なく思っております。

    沖縄に令和天皇皇后がお二人で訪問されたのは初めてのことだそうですね。
    また先日のエリザベス女王の葬儀への参列は皇后さまたっての希望だったと伺っております。当時ネットではバイデン大統領のあてがわれた席順の酷さをからかったり、気取らずにバスで移動される天皇皇后両陛下はご立派だというような論調が数多くありました。日本に皇室があることを誇りに感じる
    若い人が増えているような気もします。
    昨夜の皇后のワールドカップ日本代表へのコメントは国民の心をつかむような絶妙のタイミングでのご発言でした。
    国民の皇室への敬愛・興味が失われるような危機は脱していると思いたいです。

  2. 日録管理人・長谷川様
    メールありがとうございました。
    返信の内容ですが、一応こちらにも書かせて頂きます。
    2つありますうちの12月9日 9:30 PMの投稿の方を削除して頂ければと思います。
    お忙しい中、ご面倒お掛けして本当に申し訳ありません。

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