9月末から10月初旬への私の仕事

 私は今『三島由紀夫の死と私』(PHP新書)の最後の章の執筆と全体の整理に追われていて、他に書くゆとりはあまりなく、『Voice』10月号の後の仕事でご報告できるものは次のものになります。

 「静かな死の情景」――『撃論ムック』(西村幸裕責任編集)連載中の「思想の誕生」第3回。この一冊は「猟奇的な韓国」という題のムック本で、拙文とは別に、評判になっています。

猟奇的な韓国 (OAK MOOK 241 撃論ムック) 猟奇的な韓国 (OAK MOOK 241 撃論ムック)
(2008/09/19)
西村幸祐

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 テレビ出演「GHQ焚書図書開封」第26回「戦場の生死と『銃後』の心」
    日本文化チャンネル桜9月27日(土)午後23:00-24:00
  (特別番組のため、放送が延期されました。今後の予定は未定です。)

 テレビ出演、花田紀凱ザ・インタビュー。皇室問題への発言以後の反響その他について語ります。
    BS11 10月5日(日)午前9:00-9:55
    再放送 10月18日(土)午後15:30-16:25
 (花田紀凱ザ・インタビューは今後、発信局がBS11に移り、全国放送になるそうです。その第一回です)

 『WiLL』11月号に『正論』編集長と松原正氏に対する、私と『WiLL』編集部の連名による謝罪要求の短い文章がのっています。

 評論集『真贋の洞察』(文藝春秋刊)は10月7日に店頭に出ます。目次とあとがきの一部紹介を、近づいたら告知いたします。

 この間に『日本の論点2009』(文藝春秋)に皇室問題について寄稿しました。

 9月29日に財団法人日本国際フォーラムの国際政治懇話会で、数ヶ月前から頼まれていたテーマ「私の視点から見た日本の論壇」というユニークな論題での話をいたします。外交官、経営者、学者知識人等の集りですが、こんなきわどい題材で私に一席語らせようというのですから、当の私が少し驚いています。活字になったらきっと驚天動地ですね。

 9月21日の姫路市における私の講演を聴衆の中でまとめて下さった方がおり、長谷川さんのブログ「セレブな奥様は今日もつらつら考える」に掲示されました。以下に転載させていたゞきます。

 以下に述べられた以外のことも私はたくさん語っています。2時間ありましたから、当然です。以下はあくまで一つの要約です。しかし、概略こういう内容でした。むつかしい「まとめ」をして下さった聴衆の中のお一人(新聞「アイデンティティ」の葛目浩一さん)に御礼申し上げます。

昨日、姫路で行われた西尾幹二先生の講演を聞きに参りました。自民党総裁選を翌日に控え、生々しい話をされました。

民主党に政権を渡せば国が亡びるこれだけの理由 

西尾幹二氏特別講演 要旨
『国家中枢の埋没』 
-東アジア危機・国家観のない小沢一郎・外国人参政権と移民問題
 平成20年9月21日
 イーグレ姫路3階あいめっせホール
 主催 自民党兵庫県第11選挙区支部(支部長衆議院議員 戸井田とおる)

 (アメリカ帝国の崩壊) 
 今、100年に一回の大ドラマが展開されている。サブプライム問題に関連してリーマン・ブラザースの破綻など、今、アメリカ帝国は音を立てて崩壊している。数年後は米ドルは紙切れになる。では、中国はというと、バブル経済の破綻、経済格差による民衆の暴動でこの国の崩壊も近い。
 
 日本は、強力なリーダーのもとで国民が自信を持って立ち向かえば、今、世界で一番底力のある国は日本だから、世界を救う国となる。
 
 (麻生首相は政権を投げ出すな) 
 この非常時に、麻生氏は、来年9月の任期満了まで、石にかじり付いても解散してはならない。もし、次選挙で民主党が政権をとれば、日本破滅となる。
 
 民主党小沢一郎代表の国家観、国家主権意識、領土観がない。国連至上信仰は必ず国を亡ぼす。
 
 (国家滅亡への道、民主党の危ない政策)
 ①過度な国連信仰
  テロ特措法に反対だが、国連軍なら戦闘地域に自衛隊員を派遣すると言っている。武器使用基準で縛られている隊員をアフガンなど危険な戦闘地域に派遣できるのか。
 小沢氏は、国の安全を国連に委ねると言っている。わが国の南方諸島を中国から侵攻された際、わが国が安保理に訴えても、安保理の一員の中国が拒否権を発動するのは明らかだ。
 
 ②地方議会への外国人参政権付与
 小沢氏が熱心な地方議会に対する外国人参政権付与問題は自民党内の安倍、麻生氏ら保守系議員の反対で国会上程を阻止してきたが、民主党が政権を握れば民主党が国会に上程、公明党と自民党一部の賛同で一挙に成立する。その後に起こることは、対馬への韓国人、沖縄の離島への中国人の住民票移動によって、わが国の地方自治体の一部が敵性外国人によって実質的に支配されることになる。
 
 ③外国人移民一千万人計画
 自民党元幹事長中川秀直氏らの主張する移民一千万人計画は元々は民主党松本剛明氏らの一千万人移民構想が下敷としたものだ。
 少子化による国力の衰退、労働力不足を外国人労働者によって充足しようとするもので、財界一部の支持もある。民主党が政権を取れば、外国人参政権付与問題同様、一挙に可決される危険性が高い。
 そうなると、すでに、池袋で進んでいる中国人街計画が日本中に広がり、日本の底辺で行われている、フイリッピン人、ヴェトナム人との抗争が激化し、その牙が日本人に向けられる可能性が高い。
 日本は大和の国だから、外国人も文化も容易に同化できるというデマに騙されてはいけない。人口の1割近くも外国人を入れたらどうなるか。
 移民問題で内乱頻発のオランダの過ちを繰り返してはならない。
 
 ④沖縄を中国に売り渡す民主党沖縄ビジョン
 日本からの自立独立、香港のような「一国二制度」、中国語を始めとする外国語教育、地域通貨の発行、本土との時差、東アジアのエネルギーセンター構想など正気とは思えない沖縄を中国に切り渡す民主党の文字通り売国ビジョン。
 

 以上、どうしても自民党に勝って貰わなければならない。今、勝てないならぎりぎり任期一杯政権を保持し、その間得点を挙げて国民の支持を得るべきだと語っています。

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