第 6 回 「西尾幹二全集刊行記念講演会」 のご案内(再掲)

 

       
  西尾幹二全集 第7巻 の刊行を記念し、下記の要領で講演会が開催されますので、是非お誘いあわせの上、ご聴講下さいますようご案内申し上げます。
        

演 題: スペイン、オランダ、イギリス、フランス、ロシアは地球をどのように寇掠したか  - そ の 概 要 と 動 機 ー 

日 時: 平成25年7月15日(月・祝) 開場:午後2時 開演:午後2時15分
    (途中20分程度の休憩をはさみ、午後5時に終演の予定です。)

会 場: グランドヒル市ヶ谷 3階 「瑠璃の間」 (交通のご案内 別添)

入場料: 1,000円 (事前予約は不要です。)

懇親会: 講演終了後、サイン会と西尾先生を囲んでの有志懇親会がございます。どなたでもご参加いただけます。 (事前予約は不要です。)

     午後5時~午後7時 同3階 「珊瑚の間」 会費 5,000円 

お問い合わせ  国書刊行会(営業部)
   電話 03-5970-7421 FAX 03-5970-7427
E-mail: sales@kokusho.co.jp

坦々塾事務局(中村、小川)
中村 電話 090-2568-3609FAX 0279-24-2402
              E-mail: sp7333k9@castle.ocn.ne.jp
小川 電話 090-4397-0908FAX 03-6380-4547
      E-mail:ogawa1123@kdr.biglobe.ne.jp

緊急告知

管理人です。西尾先生の承諾を得て、お知らせします。

 これは5月26日に放映された新報道2001の中から、西尾発言を主に取り出した映像です。ご覧ください。

 以下のお知らせがなでしこアクションから届いています。8,9日が山場のようですので、ご協力ください。

 緊急お願い!9日までに抗議メール送って下さい!
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

カルフォルニア州グレンデール市中央公園に韓国の日本大使館前にあるものと同じ慰安婦少女像を建てる計画があります。
市議会は7月9日(火)に特別委員会を開き少女像を承認しようとしています。

現地の仲間から緊急のお願いが届きました。
一通でも多く抗議メールを送っていただきたいとのことです。

韓国団体は、グレンデールをスタートに各地に同じ少女像を建てると宣言しています。
最初の計画で潰さなくては全米各地に広まりかねません。

最近、現地メディアも日本からの抗議に関心を持ってきました。
現地日本人も反対行動に頑張っています。

我々も出来る限りのことをしましょう!

メールは以下を参考にしてください。
グレンデール市長、市議へのメールは戻ってくる可能性があります。(gmailからは送信できます)
よって、CCの宛先も加えてていただけると効果あると思います。

御協力よろしくお願いいたします。

メール内容ここから*************************

【宛先】
To:グレンデール市長、市議
fquintero@ci.glendale.ca.us, lfriedman@ci.glendale.ca.us,
anajarian@ci.glendale.ca.us, dweaver@ci.glendale.ca.us,
sochoa@ci.glendale.ca.us, ZSinanyan@ci.glendale.ca.us,

Cc: 教育委員会 とメディア( 記念碑の記事を書いた記者と日系新聞 )
NNahabedian@gusd.net, MBoger@gusd.net, GKrikorian@gusd.net,
CWalters@gusd.net, AGharpetian@gusd.net, Brittany.Levine@latimes.com,
christina.villacorte@dailynews.com, info@nikkansan.com, gwen@rafu.com,
jjgoto@sbcglobal.net,

【件名】I am against Comfort Women Monument

【メール文例】
Dear the members of the City Council of Glendale,

I heard that the City Council of Glendale will have a special public
meeting to approve Installation of a Korean Sister City “Comfort
Women” Monument on July 9th. I also heard the monument will be
unveiled on July 30that a public event in Central Park.

The core part of the Korean claims is that Japanese officials abducted
about 200,000 Korean women and forced them into sexual servitude for
Japanese soldiers during World War II. It is a completely false story
or demagogy for political propaganda forged by anti-Japan people.

I haven’t heard of a single person in the world who could present
single verified evidence supporting the story. I have a strong doubt
whether or not you have got the verified evidence supporting the
story. If not, you are going to disgrace Japanese people without any
verified evidence.

We Japanese are strongly against “Comfort Women” monument.

I would sincerely and strongly request you to review the decision
about the “comfort women” checking the true and verified evidence and
rescind the decision to keep honor and dignity of Japanese people as
well as those of American people.

Sincerely,

ここに差出人の名前

メール内容ここまで***********************

メールが苦手な方には、お手紙を用意しました。
プリントして、日付、署名を入れれば完成します。是非ご利用ください。

<グレンデールへの抗議の手紙>
お手紙ダウンロード
http://sakura.a.la9.jp/japan/wp-content/uploads/2013/07/letter.doc

封筒宛先
Councilman Frank Quintero
the members of the City Council of Glendale
Glendale City Hall
613 E. Broadway
Glendale, CA 91206
USA

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

*上記お知らせ転載フリーです。拡散にご協力いただけますようお願い申し上げます。

*今後、なでしこアクションからのお知らせメールが不要の方は、件名に「メール不要」と書いて、このメールに返信願います。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

正しい歴史を次世代に繋ぐネットワーク
なでしこアクション http://sakura.a.la9.jp/japan/
代表 山本優美子
問い合わせ先 JapanNetwork1@gmail.com

第 6 回 「西尾幹二全集刊行記念講演会」 のご案内

 

       
  西尾幹二全集 第7巻 の刊行を記念し、下記の要領で講演会が開催されますので、是非お誘いあわせの上、ご聴講下さいますようご案内申し上げます。
        

演 題: スペイン、オランダ、イギリス、フランス、ロシアは地球をどのように寇掠したか  - そ の 概 要 と 動 機 ー 

日 時: 平成25年7月15日(月・祝) 開場:午後2時 開演:午後2時15分
    (途中20分程度の休憩をはさみ、午後5時に終演の予定です。)

会 場: グランドヒル市ヶ谷 3階 「瑠璃の間」 (交通のご案内 別添)

入場料: 1,000円 (事前予約は不要です。)

懇親会: 講演終了後、サイン会と西尾先生を囲んでの有志懇親会がございます。どなたでもご参加いただけます。 (事前予約は不要です。)

     午後5時~午後7時 同3階 「珊瑚の間」 会費 5,000円 

お問い合わせ  国書刊行会(営業部)
   電話 03-5970-7421 FAX 03-5970-7427
E-mail: sales@kokusho.co.jp

坦々塾事務局(中村、小川)
中村 電話 090-2568-3609FAX 0279-24-2402
              E-mail: sp7333k9@castle.ocn.ne.jp
小川 電話 090-4397-0908FAX 03-6380-4547
      E-mail:ogawa1123@kdr.biglobe.ne.jp

5月26日(日)放送『新報道2001』

5月26日(日)フジテレビ 午前7時30分~8時52分頃まで

ゲスト:中山泰秀氏(自民党国防部会部会長)
    渡辺 周氏(元防衛副大臣)
    橋下 徹氏(大阪市長、日本維新の会の共同代表,大阪維新の会代表)
    笠井 亮氏(共産党拉致等特別委員)

コメンテーター
   :西尾幹二氏(ドイツ文学者)
    宮家邦彦氏(キャノングローバル戦略研究所研究主幹)
    古市憲寿氏(社会学者)

<「歴史認識」と国益の守り方と外交姿勢のあり方とは>

■ 慰安婦問題を巡る波紋

■ 慰安婦問題の本質と日本政府の役割とは

■ 歴史認識とは、どうあるべきか

『WiLL』6月号・チャンネル桜お知らせ

zenwill6.jpg

 『WiLL』6月号には意見陳述と質疑応答とすべてが終わった後の私の若干の感想が報告されています。

お知らせ

『自ら歴史を貶める日本人』(徳間書店)に参加したグループ現代史研究会を中心に、次の討論が行われます。

番組名: 闘論!倒論!討論2013

テーマ: 現代史研究会スペシャル
     「反日の米中連携の実態と行方」

放送日: 平成25年4月27日(土曜日)20:00~23:00
     日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
     インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp)     「Youtube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト

パネリスト:50音順敬称略
      柏原竜一(ジャーナリスト・情報史研究科)
      加藤康男(編集者・近現代史研究家)
      西尾幹二(評論家)
      福井雄三(東京国際大学教授)
      福井義高(青山学院大学教授)
      福地 惇(高知大学名誉教授)
      馬渕睦夫(元ウクライナ大使)

司 会: 水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)

三つの講演のお知らせ

AとCはできるだけ内容が重ならないように致します。

A 3月9日(土)15:00~17:00
 講演:「アメリカは日本をどのように『侵略』したか、また、今どのように『侵略』しているか」
 場所:豊島区医師会館 TEL:3986-2321
    (池袋西口、芸術劇場前人通り反対側、ローソンの横道を入って突き当たり)

 主催:日本の伝統と文化を語る集い
 TEL :080‐6722‐5670 ¥1000
 運営:「新しい歴史教科書をつくる会」東京支部
    担当 島崎氏 TEL:080-6722-5670

尚、講演の終了後15分ほど時間をいただき、「新しい歴史教科書をつくる会」の本年正月以来の事態について、私の認識と判断を語ります。

B 3月20日(春分の日)14:00~16:30
講演:青木直人さんの定例講演会 「安倍政権と新帝国主義の時代」
場所:文京シビックホール3階会議室

青木直人BLOG参考のこと。
二人の対談です。 ¥3000

C 3月23日(土)13:30~16:00(開場13:10)
講演:「20世紀前半に日本はどのように『侵略』されたか――尖閣騒ぎからまざまざと連想されること――」
場所:文京区民センター2F(2A会議室)
TEL : 3814-6731
主催:士気の集い百回目記念講演 ¥1500←訂正しました。
   代表 千田昌寛氏 
TEL: 090-3450-1951
   事前申し込み必要 FAX 5682-0018

1月19日のお知らせ

 1月19日(土)NHK教育テレビ0時00分から(金)深夜にかけて、私が1983年4月に出演した『ETV特集、日本を作った日本人~新島襄・自由の構図~』が再放送されます。今年の大河ドラマで新島の妻の物語が放送されることにちなんで、昔のアーカイブから新島に関連する番組を再現するものと思われます。私は48歳でした。

 0:00時から三本流すので私の出演する番組は1:00頃の放送かもしれない、との報せがありました。私が新島襄に取り組んだことはうっすらと覚えていますが、何をどう取り組みどう語ったか、まったく覚えていません。

 あの頃私はNHKによく出ていました。「日本を考える」という正月討論番組にも何度か出ていて、若き日の麻生太郎財務大臣ともあの北岡伸一氏(『日中歴史共同研究』の主査の)ともその昔同席しました。

 それぞれの内容をある程度覚えているのですが、どういうわけか新島襄はまったく覚えていないのです。

 だから再放送は楽しみですが、少し恥しいような怖いような気もあります。とりあえずお知らせします。

 尚この1月19日は私の記念講演の日です。プログラムは次の通りです。

   

    西尾幹二全集刊行記念(第5回)講演会のご案内

 西尾幹二先生のご全集の第5回配本「第4巻 ニーチェ」 の刊行を記念して、下記の要領で
講演会が開催されますので、是非ご聴講下さいますようご案内申し上げます。
 
                        記
 
演 題: ニーチェの言葉「神は死せり」 -日本人としてどう考えるかー 

日 時: 平成25年1月19日(土) 開場:午後2時 開演:午後2時15分
                  (途中20分の休憩をはさみ、午後5時に終演の予定です。)

会 場: グランドヒル市ヶ谷 3階 「瑠璃の間」 (交通のご案内 別添)

入場料: 1,000円 (事前予約は不要です。)

懇親会: 講演終了後、西尾先生を囲んでの有志懇親会がございます。どなたでもご参加
     いただけます。 (事前予約は不要です。)

     午後5時~午後7時 同 「珊瑚の間」 会費 4,000円 

お問い合わせ 国書刊行会 (営業部)電話 03-5970-7421
FAX 03-5970-7427
E-mail: sales@kokusho.co.jp

平成24年坦々塾忘年会報告・お知らせ

中村敏幸さんの報告です。

 
 12月15日、午後6時より「ホテルグランドヒル市ヶ谷・真珠の間」に於いて、「坦々塾忘年会」が開催され、40名の会員の方が参加されました。

 会は、当日が衆院選投票日の前日ということもあり、西尾先生の「時局展望」に関する御講話から始まりました。

 その中で先生は、中国が福建省に大規模な空軍基地を建設して戦闘機と部隊を移動させたが、今後尖閣をにらんで広範囲な海域で攻撃訓練を展開し、或いは核兵器をちらつかせるかもしれない。そして、習近平がどのような人物かまだよく分かっていないが、胡錦濤ほど抑制が効かず、中国に通じている知人は「冒険主義」に出る可能性があると言っている。わが国は相変わらず核兵器の保持について一切語らないが、石原慎太郎氏は選挙戦で「核武装のせめてシミュレーションでもすぐに始めよう、実行は先の話でもいい」と主張したが、この問題は選挙戦の争点に全くならなかった。彼は国防意識は最も優れている。しかし、とてもその器ではない長男伸晃氏の自民党総裁就任を望む等私心は拭い去れない人物である。それに対し、安倍晋三氏は精神的に弱いところがあり、その点が心配でおるが、一番私心の無い人であると評され、橋下徹氏に対しても「柔軟で実行力に優れた人物である」と評されました。そして、いずれにせよ、この選挙を経て新しい政権による国家運営が始まると結ばれました。

 続いて西尾先生と司会者から、今年文筆出版活動に於いて活躍された会員の紹介が行われました。紹介された方々は以下の通りです。

1.中村敏幸氏:アパグループの第五回「真の近現代史観」懸賞論文に於いて、応募
論文「日米百五十年戦争と我が国再生への道標」が「優秀賞」を受賞
2.渡辺 望氏:著作「国家論・石原慎太郎と江藤淳」を出版、総和社
3.河内隆彌氏:パトリック・ブキャナン著「超大国の自殺」の翻訳を出版、幻冬舎
4.馬渕睦夫氏:著作「感動的な日本の力」を出版、総和社
        著作「国難の正体」を12月末に出版予定、総和社
5,溝口郁夫氏:編著「南京『百人斬り競争』の虚構証明」を出版、朱鳥社
        編著「秘録・ビルマ独立と日本人参謀」を出版、国書刊行会
6.西尾幹二、福地惇、福井雄三、柏原竜一氏の対談「自ら日本を貶める日本人」
        12月中出版予定、徳間書店
7.松木國俊氏:著作「本当は『日韓併合』が韓国を救った」を昨年出版、ワック社
8.伊藤悠可氏:「正論8月号」に論文「田中先生、それを詭弁と言うのです」を投稿
        *女系天皇容認論者の首魁、皇学館大学元学長田中卓氏を論駁
9.佐藤春生氏:総和社の編集者として渡辺、馬渕両氏の著作の編集出版に携わる

 続いて新会員4名の方の紹介があり、また、会員のお一人である林千勝氏が、今回の衆院選に、日本維新の会の公認で千葉7区から立候補されたことも紹介されました。(結果は圧倒的な組織力を誇る自民党の斉藤健氏に当選を譲ることになりましたが、孤軍奮闘、民主、みんな、未来、共産、社民の各候補を押さえて第2位の29,665票を獲得されました)

 続いて島崎隆氏の乾杯の音頭で懇親会に移りましたが、会は大いに盛り上がって談論風発、お開きになった後も、西尾先生を中心に二次会、三次会へと続き、漸く11時過ぎに再度のお開きとなりました。

 西尾先生は、昨年10月から始まった「西尾幹二全集」も予定どおり第五回配本を終えられ、それに伴って合計4回の記念講演を催され、また、各種月刊誌への投稿と単行本の出版をされ会員一同驚嘆するばかりの御健筆を揮っておられますが、多くの会員の皆様も各分野で活躍され、今年は実り多い一年であったのではないでしょうか。

 今回の衆院選では「憲法改正」を選挙公約に掲げる政党が大きく躍進しましたが、これはかつては全く想像も出来なかったことであり、「憲法改正or自主憲法制定」も愈々現実味を帯びてまいりました。来年は、我々会員も更に気合を入れなおし、西尾先生を中心にして、我が国が一日も早く本来の姿を取り戻すべく眦を決して戦う年であると思います。(文責中村敏幸)
 

       西尾幹二全集刊行記念(第5回)講演会のご案内

 西尾幹二先生のご全集の第5回配本「第4巻 ニーチェ」 の刊行を記念して、下記の要領で
講演会が開催されますので、是非ご聴講下さいますようご案内申し上げます。
 
                        記
 
演 題: ニーチェの言葉「神は死せり」 -日本人としてどう考えるかー 

日 時: 平成25年1月19日(土) 開場:午後2時 開演:午後2時15分
            (途中20分の休憩をはさみ、午後5時に終演の予定です。)

会 場: グランドヒル市ヶ谷 3階 「瑠璃の間」 (交通のご案内 別添)

入場料: 1,000円 (事前予約は不要です。)

懇親会: 講演終了後、西尾先生を囲んでの有志懇親会がございます。どなたでもご参加
     いただけます。 (事前予約は不要です。)

     午後5時~午後7時 同 「珊瑚の間」 会費 4,000円 

お問い合わせ 国書刊行会 (営業部)電話 03-5970-7421
FAX 03-5970-7427
E-mail: sales@kokusho.co.jp

新論文と新刊本のお知らせ

 間もなく12月の声を聞きますが、12月に入ると私の次の仕事が公開されます。

 『正論』新年号に、「救国政権の条件と保守の宿命」(35枚)と、前回につづく青山学院大学の福井義高さんとの対談「アメリカはなぜ日本と戦争をしたのか」(第二回)が出ます。前者は石原、安倍、橋下の三勢力への応援歌ですが、三氏にはそれぞれ注文もつけました。後者は重要な新鮮情報が満載です。

 次に新刊書は竹田恒泰氏との対談本『女系天皇問題と脱原発』です。内容は以下の通りです。

目次
はじめに                                

PART Ⅰ
天皇後継をめぐる政治的策謀

基準は歴史である

女系容認は雑系につながる/皇室改革という名の謀略/彬子女王の明確な発言/旧皇族末裔たちの覚悟/六〇〇年離れても血は強めてる/薄れてきた藩屏を担う意識/皇太子妃だった美智子様へのいじめ/皇太子殿下の「守る」という言葉の意味/鳥肌が立つような迫真の祈り/「祭り」をどうやって引き継ぐか

PART Ⅱ
女系天皇容認論の黒幕

天皇の原理とは何か?

文献史学の誤ちと皇室信仰/三輪山信仰が明かす「男系継承」/「万葉一統」という言葉遊びの結論/古代史は考古学とは違う!/「天皇制」という言葉の策謀/尊皇思想を浮上させた光格天皇/いまだ続く占領軍史観/神話は史実を反映しているか?/皇室を言祝ぎながら貶めるレトリック/真に皇室を守護するのは誰か?

PART Ⅱ
雅子妃問題の核心

雅子妃をめぐる諸情勢

「火葬」と「埋葬」の簡素化問題/昭和神官の創建を!/身の毛もよだつ皇太子殿下の”祈り“/皇族における自由と不自由/宮内庁はきちんとした病気の説明を/「開かれた皇室」の犠牲者か/皇太子殿下に求められる責務/天皇になって初めて見える景色/いまの宮内庁は「宮外庁」/それでも殿下は苦しい中で耐えている/天皇信仰の最大の敵は“世間の無関心”/公民教科書は「天皇について」たった三行/天皇を「自分流平和主義」に利用する人

PART Ⅳ
皇室を戴く国の「原発問題」

現実に学ぶということ

路上生活者に教えられた原発の矛盾/新規建設には三〇年かかる/被曝がノルマとされる作業員/判定が難しい放射線被害/テロの危険をなぜ放置しておくのか?/IAEAとNTPは日本、ドイツ封じ込め政策/GTCCで全原発をカバーできる/安全神話と平和主義の陥穽/親子三代で責任のとれないものに手をつけてはいけない/科学技術の“ありがたさ”の限界/TPPは“手負い獅子”アメリカの策謀/フードマイレージという新しい発想/親日国を足蹴にし、反日国家に頭を下げてきた日本

おわりに

お知らせ3件 追記有り

1、 講演  

 西尾幹二講演会
日 時:11月11日(日)午後1時開場 1時半開演
演 題:小林秀雄と福田恆存の「自己」の扱いについて
場 所:ホテルグランドヒル市ヶ谷
参加費:¥2000
主 催:現代文化会議(電話03-5261-2753に事前に申し込んでください。座席数が限定されているためだそうです。)

2、 対談  

 西尾幹二 VS 福井義高(青山学院大学教授)
  『正論』12月号(11月1日発売)
  徹底検証対談 アメリカはなぜ日本と戦争をしたのか(上)
――世界救済国家論とオールドライトの思想――

3、 新刊 

  西尾幹二・青木直人『第二次尖閣戦争』
祥伝社新書
11月2日店頭発売
1章 正念場を迎えた日本の対中政策
2章 東アジアをめぐるアメリカの本音と思惑
3章 東アジアをじわじわと浸潤する中国
4章 やがて襲いくる中国社会の断末魔
5章 アメリカを頼らない自立の道とは

追記

 10月31日(水)路の会が開かれ、講師の孫崎享氏が新刊のベストセラー『戦後史の正体』と同じ題のテーマでお話して下さった。参集した会員は桶谷秀昭、高山正之、冨岡幸一郎、宮崎正弘、黄文雄、川口マーン恵美、西村幸祐、田中英道、藤岡信勝、伊藤悠可、倉山満、入江隆則、尾崎護、三浦小太郎、山口洋一、福島香織、北村良和、木下博生、大島陽一、佐藤松男、仙頭寿顕(文春)、小島新一(産経)、力石幸一(徳間)ほか徳間関係者数氏。

 孫崎氏はGHQが戦後日本語をやめて英語を公用語に、円をやめてドル(軍票)を通貨にせよと対日要求したことに身をもって抵抗し、日本を守った外相重光葵(まもる)、以下愛国者の系譜を強調して語ったが、これはとても共感をよんだ。

 総じてアメリカに対し主体的であろうとした日本外交の物語は共感をよぶ。たゞ鳩山由紀夫の「せめて県外移転」を同じ主体外交と氏が捕らえるのには少し違和感があった。

 孫崎視は領土問題に関して「先占の理論」(先に占領している方が勝ち)はもう古く、国際司法ではこれは植民地時代の名残りとみられていて、今では決め手にはならない。決め手は条約にどう書かれているかであるという。

 日本の戦後の領土問題はポツダム宣言受諾から始まる。同条約第8条で日本政府はカイロ宣言を受諾している。同宣言には日本周辺の諸島の帰属は連合国が決めると書かれていて、しかも「日本が中国から盗んだ領土」という文言があり、今後中国が有利であり、尖閣も北方領土も日本固有の領土という言い方は国際的に適用しないことになろう、等々。

 当然ながら会員から異論が続出した。

 日中間での「尖閣棚上げ論」はもともと日本に有利な考え方で、日本が率先してこれをくつがえすのは愚かであり、武力紛争になってもアメリカは介入しない、という氏の持論もくりかえされた。「棚上げ論」に立ち戻りたいというのは氏だけではなく、多分外務省の総意だろう。

 しかし「棚上げ論」は日本が壊したのではなく、中国が日本襲撃の機会を狙っていて、ことここに至ったのだと私は解釈している。私はそういう見方だとこのときにも述べた。

 孫崎氏と私とはアメリカへの不信と警戒において共有する側面があるが、中国観ではほとんど一致しない。中国を巨大市場とし、未来は中国にあるとの経済人に似た考えが孫崎氏にあるが、私はそう考えていない。

 尖閣問題についての私の考えは、昨日刊行されたばかりの西尾幹二・青木直人『第二次尖閣戦争』を見ていたゞきたい。

 路の会の今日の参集者は二十二名を越え、活発な論争が展開された。

追記の追記

 孫崎氏との間でオスプレイをめぐる論争もあった。彼は沖縄の米基地反対運動と同じタイプの考え方を述べたので、私や西村幸祐氏や高山正之氏らが反論した。

 私が沖縄にオスプレイが配備されたことは尖閣対策の一つであろう、と言ったら、孫崎氏は色をなして反駁し、オスプレイは尖閣防衛のためにあるのではなく、アメリカの世界戦略のためだけにあるのであって、尖閣のために使われることは絶対にないと断言した。

 私がなにかで読んだのだが、と断って、沖縄のオスプレイ配備で自衛隊は中国の上陸部隊よりも30分以上早く尖閣に着くことができる、と書いてあったと述べたら、福島香織さんが中国側がいまそのように計算して、オスプレイに脅威をかんじているのは事実、と言った。

 沖縄本島における、中国の侵略に対する警戒心や恐怖心のなさに私はつねづね驚いている、とも言った。沖縄県庁は中国のスパイに支配されているのか、それとも沖縄住民は血統的に中国系が大半で、中国領になった方がよいと思っているのか分からない、これは謎だ、と私は言ったが、孫崎氏のそれへの反論はなかった。

 沖縄人が全員オスプレイに反対で反米闘争は全土を蔽っているといわんばかりの孫崎氏の見解に対し、現地を見て来た西村幸祐氏はそんな事実はなく、反米闘争は沖縄の外から来た左翼運動団体に牛耳られ、メディアが押さえこまれているだけで、住民はまったく違う自由な考え方を持っていると証言した。