TLF初秋の講演会
講 師 西尾幹二氏
テーマ 「国家中枢の陥没」
と き 9月2日(火)午後6:30~8:30
ところ 東京ウィメンズプラザ・視聴覚室(1F)
参加費 男性2000円、女性1500円
申込み 予約不要(当日、会場にてお申込み下さい)
主催 “非営利&非会員制”の〔知的空間〕
東京レディスフォーラム 03-5411-0335
今年の夏は、この本を出すために、他のあらゆる仕事が押しのけられ、スケジュールが乱れてたいへんな思いをしています。
目次はご覧のとうりです。
まえがき
Ⅰ部 皇太子さまへの御忠言
第一章 敢えて御忠言申し上げます
第二章 根底にあるのは日本人の宗教観
第三章 天皇は国民共同体の中心
第四章 昭和天皇と日本の歴史の連続性
Ⅱ部 皇位継承問題を考える
第一章 天皇制度の「敵」を先に考えよ
第二章 「かのようにの哲学」が示す智恵
「WiLL」連載で言い残したこと
――あとがきに替えて
初出誌一覧
Ⅰ部の主な参考文献
29日ー30日の朝まで生テレビで、冒頭にこの本も紹介されました。31日に読売新聞に、3日に産経新聞に、この本の広告が出るそうです。
当ブログ管理人の長谷川真美さんがご自身のブログで、次のように朝生の感想と、この本の精神的位置を解説してくださっています。仲間ぼめではない内容なので、以下に掲載してもらいます。
朝生見ました
徹夜はきついですねぇ。
番組が終ったあとは、頭が暴走していて、なかなか寝付けず、
寝付いたら寝付いたで、夢の中で続きを見ていました。
(番組終了後に講演会が始まり、上杉氏が横からメモを渡してくれて、
眠いので帰ります・・・という夢だった)
番組冒頭で、田原総一郎氏がリベラルな人達から出演を断られた・・・とのこと。
それほど皇室問題に言及することは、
左右両方からの攻撃にあう可能性があり、
深夜番組とはいえ、生なので危険すぎる・・・・ということでしょうか。
そういう意味では、西尾先生は常に危険なことに敢えて言及するタイプです。
WiLL誌では西尾先生は今回珍しく一般の方から理解されています。
通常の先生の論文の指摘は、最先端を行くことが多く、なかなか理解されません。
人気絶頂の時の小泉首相批判も当然受け入れられなかった。
「皇太子殿下へのご忠言」、西尾先生、やはり左右どちらからも批判されています。
・・・・両方とも「言うな、騒ぐな、直るまで待て」というような内容。
案外に左の方も、真っ向から天皇制度がなくなればいい、という本心は言えないようでした。
売文だとか、ののしられながら、
最初に口火を切ることの危険を敢えて犯し、
攻撃の矢を一身に受けている先生がおっしゃりたいことは、
日本の天皇制度が危機に瀕しているから、
なんとかそれを救いましょう・・・ということ。
日本の国が大切であるからこそ、日本の究極の伝統である天皇制度が
風前の灯であると心配なさっている。
その意味では猪瀬さんも高橋さんも同じ認識でした。
それにしてもやはり戦後の日本は、
歴史認識の再構築から始めなくてはならないんですね。