GHQの思想的犯罪(六)

お知らせ(本日です!)

日本文化チャンネル桜出演(スカパー!216チャンネル)

タイトル :「闘論!倒論!討論!2008 日本よ、今...」
テーマ :「オバマ政権と米中同盟」
放送予定日:前半 平成20年12月18日(木曜日)19:30~20:30
       後半 平成20年12月19日(金曜日)19:00~20:30
       
パネリスト:(50音順敬称略)
      青木直人(ジャーナリスト)
      加瀬英明(評論家)
      日下公人(評論家・社会貢献支援財団会長)
      西尾幹二(評論家)
      西部 邁(評論家)
      宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)

GHQ焚書図書開封 GHQ焚書図書開封
(2008/06)
西尾 幹二

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◆日本の「力」を埋めてきたもの

 失った力、奪われた力が何かによって補完されない限り国家は成立しません。ロシア人は石油の力とプーチンの力により、わずか5年で力を取り戻しました。一方、ドイツは完全に取り戻すことはできないでいるのですが、日本の方がまるでさらに駄目なんですね。

 日本はどのように「力」を補ってきたか。皆さん知ってのとおり、その力はアメリカによって埋められました。つまり一切の力をアメリカに委ねた。これは日米安全条約というものが憲法9条とワンセットになっているということで明白です。憲法が発効した日に日米安保条約が効果を発揮して、有効になっています。

 では、そのアメリカの方針がどのように変わってきているのか。アメリカは今日本に、「もう外交と軍事のお手伝いはしませんよ」と言っているわけです。もし尖閣が襲われた時のことを考えても、「日米安保条約が発動される」なんて言っていますけど、そんなことはあり得ないんです。

 私はアメリカが我が国に持つ「力」を手放してくれたらいいと思っています。これは逆にチャンスです。米軍撤退してくれよ、それで日本列島独立できますよ、と。

日本保守主義研究会7月講演会記録より

つづく

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