平成23年(2011年)10月13日、刊行予定日に西尾幹二全集第五巻(第一回配本)が無事に刊行されました。大手書店の店頭には17日に現われます。ご予約いただいている方には17日の週より宅送されます。地方は遅れますが、月末までには届くとのことです。ありがとうございました。
多数の方々からご予約いたゞけたことは大変に嬉しく、光栄に存じております。
内容見本は版元に電話(03-5970-7421)して下されば送ってもらえます。まだの方はどうかよろしくお願いします。
西尾幹二全集刊行記念講演
「ニーチェと学問」
講演者: 西尾幹二
入 場: 無料(整理券も発行しませんので、当日ご来場ください。どなたでも入場できます。)
日 時: 11月19日(土)18時開場 18時30分開演
場 所: 豊島公会堂(電話 3984-7601)
池袋東口下車 徒歩5分
主 催:(株)国書刊行会
問い合せ先 電話:03-5970-7421
FAX:03-5970-7427
全集発刊を心待ちにしていたところ、予約していたアマゾンから、何時届けられるか不明の通知。今日19日、東京に出た機会に大手書店と思われる八重洲ブックセンター、丸善に寄ってみましたが、いずれも置いていないことを確認。どうなっているのでしょうね?
>上妻さま
国書刊行会に問い合わせてみました。
お返事があると思いますので、お待ち下さい。
国書刊行会からの返事です。
準備が整い、 明日より 予約者に、弊社から宅配で発送となります。
アマゾンやジュンク堂、丸善丸の内本店等は、日販やトーハン等の取次ぎを経由して行きますから、間もなくかと思います。取次ぎ業者の都合になりますので、発売から1週間前後には大手書店で発売されると思います。弊社の新聞等の宣伝もその頃に集中します。
本屋の流通は意外と旧式で複雑なため、こちらもいつも困惑します。
何卒、今しばらくお待ちください。
国書刊行会
西尾先生 お疲れ様です。
昨今の政治経済状況の劣化等で先生の知的活動が阻害され、
本来の研究に差し障りがあるのではと危惧しておりました。
さすがは、西尾先生、しっかりと全集が刊行ということに
なったようで、安心しました。
おめでとうございます。そして有り難うございます。
このことにより、日本の知的空間がより拡がり、高度になるだろうと
思っています。(人類史的にも)
西尾幹二先生
全集刊行誠におめでとうございます。本日版元から送られてきて、そのずしりと重たい大冊を
手にして、我がことのように喜びをかみ締めています。何という立派な装丁、そして先生の筆
になる題字の美しさも際だっております。
書棚に置いたときに、輝くような存在感を発揮する書物をほとんど目にすることがなくなった
昨今ですが、先生の全集にはその佇まいにも内容に劣らない気品を感じることができました。
今年1月8日のお正月、坦々塾の新年会で先生の個人全集刊行のことを初めてお聞きしてから、
この日の来ることを長く待ち続けておりました。
これから足かけ6年、季節の巡りに合わせて先生の全集が届くということが、何よりの楽しみ
になるものと思います。
平成19年4月4日、「江戸のダイナミズム」出版記念パーティーの折りに配られた西尾先生
の「謝辞」をここに引用させていただきます。
『私は28歳のとき、ドイツ文学振興会賞という学会関係の小さな賞をいただいたことがあります。
「ニーチェと学問」と「ニーチェの言語観」の2篇が対象でした。もうこれでお分かりと思います。
「学問」と「言語」は『江戸のダイナミズム』の中心をなすテーマです。若い頃の処女論文のあの日か
ら一本の道がまっすぐに今日にまでつづいて、そしてそのテーマを拡大深化させたのが、今日のこの本
だといっていいのかもしれません』
こうした言葉を読み返して見ると、全集の刊行をあえて第五巻のニーチェ論から始められたのも、納得
することができます。
思想家としての西尾先生は、難解な事象を解りやすく伝える名人でもあります。言葉は伝わらなければ
意味がない、という先生の思いがそうした表現に繋がっているのだと思います。上等なお酒を味わうように、じっくりと堪能させていただきます。浅野正美
読んでみたいと思います。