坦々塾 呉善花先生講義(二)

 もう多くの日本人が気づいていることですが、韓国の歴代の大統領は支持率が落ちると反日をあらわにしてきました。毎回、同じことを繰り返しています。

 李明博前大統領も竹島で品のない反日発言、反日パフォーマンスをしましたね。がっかりしますが、この傾向は直りません。経済発展を遂げたら、多少は反日意識が変わるかとも思いましたが、教育によってつくられたものですから根が深い。日本のことがわからないまま、韓国では反日感情が沸き上がってしまうのです。韓国人が叫ぶ「正しい歴史認識」とは何ですか?いったい何が正しい認識だというのでしょう。

 ここから大事な話をしていきたいのですが、ふつうは「正しい歴史認識」という場合、互いに立場が異なるのですから、「正しい」とそれぞれみなしている問題について話し合いをはじめましょう、というのがあるべき順序ですね。ところが反日だけしか頭にない韓国人は「なぜ話し合いをする必要があるのか」と言います。未来に向きましょう、という意味は、「韓国は正しい」「日本は間違っている」ということを日本が理解すること、それ以外には話し合いもへったくれもないというわけです。そんなふうに感情が沸き上がっている。

 したがって日本統治時代の評価は一切できません。親日イコール売国奴なのです。もう既に、彼らは教え込まれている段階ではなく、すっかり頭がそうなってしまっている。じわじわと根付いてしまっている。

 さらには、韓国のマスコミは日本の評価が全くできない。マスコミが立ちあがらなくてはならないのに、何も言えないという状況になっています。

 私について言えば、親日派の代表であり、イコール売国奴という烙印を押されています。

 日本統治時代は良いことも悪いこともあったなどと言ったなら、韓国では袋叩きに会います。私は韓国人でありますが日本の国籍を持っています。真実を言わなければならないと思ってやってきましたが、去年入国拒否になって、私は韓国に入れません。

 朝日新聞の誤報というより捏造で明らかになってきた慰安婦問題。このことは皆さんが注視しておられることですが、たとえ捏造されたということがわかってきても、反日韓国の態度は一向にかわることなく、慰安婦と歴史問題を携えて日本憎悪を強めていくことでしょう。そんな中で、最近、新しい事実がわかってきました。韓国における米軍のための慰安婦、つまり米軍兵士のための従軍慰安婦問題がこれこそ確実な証言、証拠を揃えたうえで立ちあがっています。基地で何があったのか、韓国はどう協力したのかといった核心がこれから明らかになってきます。

 韓国は自壊していくのではないでしょうか。けれどもそんな危機感もなく、一本調子で日本人に対する憎悪と侮蔑を募らせています。韓国は何があっても日本人を貶めたい、賤しい存在であるかということを世界に広めたい。とにかく謝って謝って日本人は一生過ごすべきなのだというふうに思っているのです。朝日の捏造記事で曲げられてきた真実が是正されてきました。しかし、韓国はそんなことは関係ない。女性を卑しめた日本人はあくまでいやらしいのだ、と世界に喧伝します。そして原発事故を起こした日本の食べ物はすべて汚染されているのだ、とこれもまた世界に流布します。日本の産品はスーパーから消えてしまいました。日本の食品を食べるとからだが溶けてしまう、日本の若者が草食動物みたいにくねくねしているのもそのせいだと言っています。とにかく貶めたいのです。

 彼らは矛盾しています。こうして軽蔑していながら韓国から日本へ観光に押し寄せている。観光客は増えているのです。「日本はいいね、温泉がいっぱいあって」と全国各地の名所を訪ねたりしている。もともと韓国にはお風呂の文化はないのです。日本統治時代に日本式の銭湯をたくさんつくってもらった。そこからお湯の文化が始まったのです。

 温泉地に限らず、日本人の〈おもてなし〉の姿勢には感動します。懐石料理は韓国人には味が薄く刺激が少ないけれど、見ているだけでうつくしい。韓国では料理は大抵、大皿にどーんと盛ってまいります。食器も樹脂製だったり味気ない。日本は違います。旅館ではお小皿にこまごまと一品料理が色とりどりに並びます。これだけ芸術作品のような調理をするのは手間もかかるでしょう。一人にひとつずつ鉄鍋を用意してくれたり、ほんとうにすばらしいなあと感じます。

 意外とお思いになるかもしれませんが、韓国の人が日本に来て何が食べたいかというと、焼き肉なんです。焼き肉というと韓国の十八番でしょう。しかし、日本の牛肉、例えば松坂肉の美味しさといったら格別で、こんな口のなかでとろけるような肉は食べたことがないと感動して帰ります。勿論、国内でも和牛はあるんですよ。和牛といっても豪州産和牛ですけれども。やはり味が落ちます。日本の牛の旨さにはかなわない。私の友人もおいしい、おいしいと言って感激しておりました。
料理の美味しさ、おもてなしのすばらしさ、これを体験して韓国人は日本はすごい、日本人は親切だと感じて帰ります。なのに、帰国すると彼らはまた反日に戻るのです。

「坦々塾 呉善花先生講義(二)」への1件のフィードバック

  1. 呉善花氏の過去の歴史的証言は日本の遺産です。韓国への入国拒否されたそうですが、そもそも韓国では呉善花氏の著作は出版すらされてないのでしょう。
    韓国マスコミは呉善花氏の発言「子供の頃は慰安婦という言葉を聞いたことがなかった」を「従軍慰安婦はいなかった」と捏造して報道しました。とにかくボロクソにたたいて売国奴の象徴して韓国に伝えられているようです。
    なにより絶句するほどひどいのは韓国のマスコミのひどさです。日本のマスコミは反日のための捏造を平気でやりますが、韓国マスコミは愛国のために平気で捏造をします。どちらも時代の風潮に媚びて売り上げをあげるのが同じです。
    それをいうなら世界中のマスコミが売り上げ本位なのでしょうが、とくに日本と韓国のマスコミのひどさは悪質です。
    日本と韓国のマスコミが衰退していかないかぎり、滑稽なすったもんだが永久に繰り返されるでしょう。
    マスコミは国民性の反映ではありません。過去の日本のマスコミは日本の国民性が反映されていませんでした。日本の場合は左翼がマスコミを宣伝機関として手中におさめていました。
    韓国のマスコミの背景はよくわかりませんが、おそらく日本と同じように左翼が背後で悪知恵ばかり働かせてきたのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です