宮崎正弘氏を囲む――中国反日暴動の裏側(十三)

以下の3点において日録をリニューアルします。

(一)[ブログとしての日録本体]
1)西尾幹ニのコラム 
2)新人のコラム(不定期・週1回予定) 
3)海外メディア記事の紹介(不定期)
日本に関する海外メディアの記事をピックアップして日本語に翻訳して紹介

という3部構成でお届けしたいと考えております。

1)は今まで通りの西尾幹ニの日録
2)についてですが、既存のメディアでまだ十分にご活躍になっていない方を対象とします。
その中には、日録の読者も含まれます。
西尾先生による選考の上、一定のレベルをクリアしている方に日録への参加権を認めることも視野に入れることとなりました。

そこで、我こそと思わん方の参加をお待ちします。

応募要綱
2)については特にジャンルを定めませんので800字程度のブログエントリとしてのコラムをnishio@hz.sub.jpまでメールにて送付してください。

※採否の発表は当日録において行ないます。個別のお問い合わせには応じられませんので、悪しからずご了承下さい。
※下記のような場合は、審査対象から除外させていただきますのでご注意下さい。
・住所、氏名等の情報が明記されていない場合

西尾先生による選考の上、このエントリ上で該当者を発表し各々1回ずつ日録上に文章が掲載されます。
その後の評判により、2)については専用カテゴリーを設け、定期的な継続をお願いする予定です。

(二)[会員制サイト設置]
これは全く新しい試みです
実名、プロフィール公開を原則とした会員制サイトを設け、より深く掘り下げた論考を展開したいと思います。
ここでは、西尾先生以外に西村幸祐氏遠藤浩一氏他何人かのプロの書き手の方にも参加いただく予定です。
何度かの議論を行なった後、西尾先生を含む可能な限り全員での飲み会を予定しています。
やはり、直接会って気心の知れたほうが議論に身が入り実りあるものになるだろうとの考えからこうなりました。
とは言え、人となりがわかりませんので当初は推薦制とさせていただきます。
メンバーの推薦により広げていくつもりです。
ソーシャルネットワーキングのようなものとお考え下さい。
まずはパスワード制の専用掲示板を設けます。
先述の2)のライターさんはもちろん当初より参加していただきます。

(三)[オピニオン掲示板について]
上記の変更により、オピニオン掲示板は日録のコンテンツから外れ一般リンクへの組み入れとなります。
つまり、西尾幹ニの公式サイトの扱いではなくなるということです。

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宮崎正弘氏を囲む――中国反日暴動の裏側(十三)

西尾:それでは話は最初に戻りますが、2プラス2の理由でもってデモをやった。中国政府はコントロールしたデモをやったつもりが、そうはいかず、ちょっと不安になった。であるならば、コントロールできてよかったなという山口さんの、最初の発言は、私はおかしいと思う。コントロールできなくて、中国政府が慌てれば慌てるほど、それみたことかと、日本の立場からはいえる。

 日本を恫喝する為にやったのですから、それでまた、日本が謝罪をするなんていうのは、バカな話で、謝罪をしたことで静めたというなら、大損をしたのは、日本だけになります。やっぱりそれはおかしい。私たちとしては、中国が冷や汗をかくどころか、泥汗をかいてほしいわけですよ。そういう状態になって初めて、少し彼らも反省をするわけで、下手な手は使えないぞとなる。そうでなければ、また日本をいじめるデモをやって、又日本がどんな反応をするかを見てやれという話になってくる。

L:よくわからないのは3月の全人代の時にね、対日三原則を出しましたよね、あの時は一応少し靖国なんかを後に置いていこうという方針だったと思うのですよね。それが2プラス2が出た後に、そういう方針を確認したらしいんですよね、全人代の協議会かなにかで。そのあとひっくり返って、今度はまた靖国がケシカランというような話を持ってくるということになると、真ん中にはいった3月の、文藝春秋なんかはそれを取り上げてやっていましたが、胡錦濤政権が靖国を諦めたとか、放棄したとかいうタイトルでなんとかという人が書いていましたよね、そうすると胡錦濤政権は、しょっちゅう変るということですね。なぜ変るんでしょう。

西尾:盧武鉉みたいだね。

L:それは内部での突き上げがあって、変ったんじゃないかなぁと、確証はないけれど、そういう感じを私は持っています。

西尾:靖国を一回我慢しようという姿勢を見せた。ところがまた元に戻ったというわけですね。

L:どこかから、そんなのはけしからんという声があがった。ネットから起ったというんだけれど、ネットだけではそういうのは起るわけはないので。

宮崎:今先生がおっしゃったのは、慶応大学の国分○○が言っているわけですがね、要するに靖国問題を一時的に引っ込めるというのを、3月の温家宝の全人代最終日の記者会見で対日三原則を出している。そのさなかに、胡錦濤を中心に特別な討論会が開かれたという、この二つの情報なんです。

 全人代というのは、2000人からの会で、その最中にそういう重要な基本路線を策定するかどうかは、疑問だと思います。それから外交に関して言えば、胡錦濤さんは外交はあまり慣れていなくて、誰がブレインかというのが問題だと思いますが、前は(せんきしん)がいましたけれど、彼が引退しので、今はどうやら唐家セン、この人は例の日本に靖国神社に行くなと厳命しましたと、えらそうなことを言ったあの人ですが、どうも影の宮崎:そう、あれは非常にうまくいったと言っていましたね。

西尾:今年短期的に見て、このデモが5月、6月、7月どうなるのか、それから経済やその他の要因とからめて、中国大陸の行方はどうなるのか、そのあたりで宮崎さん、もう少しご示唆いただければと思います。

宮崎:年内の可能性は小泉さんが靖国に行くかどうかで変わる。行かれればもうちょっと大規模な反日デモがあると思いますね。それこそ今度は火炎瓶あたりが飛んで、けが人ももう少し出るというようなことにもなりかねない。

西尾:やっぱりそうですか。官製デモだったんだから、私はそうならないと思う。

宮崎:いえ、それはやりますよ。今まで言ってきたことで、靖国に行かないということが勝利だと言ってきているのだから、靖国に行ったら向こうのメンツがつぶれますから。ただ、それがまずい時には、小泉さんが靖国に行ったということをいっさい報道しないでしょうね、今度は。そうするとデモは避けられますから。

B:中国が報道しない?それはやるでしょうね。

宮崎:そういうことは平気でやりますから。

B:でも、日本や世界のテレビに出れば・・・

宮崎:出てもアクセスがないんですから。携帯電話でわかりますけれど、人民日報が言わない限りは国民は動きませんから。

B:教科書採択はどうですか?やはり6月以降、7月、はっきりしてくると・・・・韓国はやろうと・・・・

宮崎:採択というよりは、検定が通ったことがけしからんということでここまでやったんですから、採択の問題はそんなに大きな問題にはもうならないんじゃないかな。むしろ韓国でしょう。

B:韓国はね、来るっていいますからね。

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