河添恵子『中国人の世界乗っ取り計画』推薦文

 河添恵子さんが産経新聞出版から『中国人の世界乗っ取り計画』という本を出すので推薦文を書いてほしい、と頼まれ、送られてきたゲラ刷りの原稿を読んだ。河添さんには直接お会いしたことはないが、『正論』などでその健筆ぶりは拝見している。

 一読して驚いた。中国人の世界進出のすさまじさはかねて聞いていたし、先週号の『週刊新潮』でもどこかの公団住宅で起こったルール無視の生活態度、ゴミ出し・掃除の仕方で日本人社会に迷惑をかけっぱなしの中国人の暮らし方はすでに読んでもいたが、河添さんの筆は世界中に及んでいて、その比ではない。じつに驚嘆すべき実態レポートである。

 昨夜書きあげた私の推薦文をまずはご覧に入れる。

 ある移民コンサルタントが移民の相談をしに来た中国人に「卒業証明書は?」と尋ねたら、「どこの大学がいいか?明日準備するから」と言われて絶句したという話が書かれている。偽造書類作成は朝飯前のツワモノぞろいの中国人世界である。中国国内では人民元の偽札問題が日常化している。銀行のATMからも偽札が出る。銀行は回収してくれない。中国の全通貨発行量の20%は偽札だと囁かれている。

 賄賂による無税の収入と不動産と株売買で得た不労所得がメインとなった中国バブル経済で突如成金となった一部富裕層は、先進国に永住権を求めて世界中に飛び出した。彼ら中国人は中国人を信用していないし、中国を愛してもいない。あらゆる手段で他国に寄生し、非常識と不衛生と厚顔無恥な振る舞いのオンパレード。納税してもいない先進国で、教育も医療も同等の待遇を得ようと、がむしゃらな打算で欲望のままに生きようとする。自国との関係は投資目的だけ。自国の民主化なんかどうでもいい。

  私は非社会的な個人主義者である中国人がなぜ現在世界中から恐れられているようなまとまった国家意志を発揮できるのか今まで謎だった。しかしこのレポートの恐るべき諸事実を読んで少し謎が解ける思いがした。法治を知らない民の個々のウソとデタラメは世界各地に飛び散って、蟻が甘いものに群がるように他国の「いいとこどり」の利益だけしゃぶりつくす集団意志において、一つにまとまって見えるだけである。

 「ウソでも百回、百ヶ所で先に言えば本当になる」が中国人の国際世論づくりだと本書は言う。すでに在日中国系は80万人になり、この3年で5万人も増えている。有害有毒な蟻をこれ以上増やさず、排除することが日本の国家基本政策でなければならないことを本書は教えてくれている。

 本は4月8日発売予定だそうである。なによりも事実のもつ説得力には有無をいわせぬものがある。カナダはもとよりイタリアからアフリカまで世界各地の中国人の狂躁ぶりが余す所なく描かれている。

「河添恵子『中国人の世界乗っ取り計画』推薦文」への1件のフィードバック

  1. この紹介文はすばらしい文章ですね。こんなにわかりやすい日本語は久しぶりに読んだので感動しました。どこかの有名小説家によませてみたい

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