西村幸祐氏の新刊

 西村幸祐さんが新刊を出された。今日9月22日が店頭発売日だそうだ。私が推薦文を寄せている。表紙と推薦文は次の通りである。

mediasho.jpg

最近知らぬ間にある言葉が使えなくなり、魂が管理され、数年前まで普通だった「考え」が無意識のうちに統制される恐ろしさが感じられる。昔はアメリカ占領軍の、今は特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)の工作に、NHK・朝日・日経などメディアの中枢、大手のテレビが連動し、日本国民を麻痺させている。西村氏はすぐに忘れられる日々のニュースの連続する底流から矛盾を見抜き、日本の主権侵害への国民の無関心とメディア関係者の道徳心の麻痺に憤りをにじませる。そしてメディアが構造的に現実を捉えられないことを明らかにした。この儘いけばわが国の独立は間もなく危ない。本書は現代史を書く人にとって将来、資料の宝庫と見られるに違いない。

 目次もついでに紹介しておく。

【第一章】状況としての民主党政権
●民主党政権とメディア・コントロール──菅談話への道と隠された権力維持装置
●『1Q84』でなく『一九八四』の世界を迎えた日本
●中川昭一氏の死。誰が「政治」を殺したのか?
●報道されない亡国法案――外国人参政権は氷山の一角、夫婦別姓と「国会図書館法改正法案」を見逃すな
●メディアの暴力と弁証法的民主党解党論──旧体制(アンシアン・レジーム)からの脱却と変革の時代へ

【第二章】混迷する北東アジア情勢
●捏造・改変なんでもあり! やっぱり変わらない韓国メディアの「反日無罪」
●韓国滅亡へ導く「トンマッコル症候群」
●戦後日本の鏡、「人間動物園NHK」
●かつて世界を愛した日本と、NHKの犯罪
●毒餃子テロと「媚中地球儀」。二十一世紀冊封体制の構造
●横田滋・早紀江夫妻の三千八百日の闘い──「諸君!」で読む、横田夫妻五年間の軌跡

【第三章】メディアの暴走
●情報統制と報道テロリズム
●米国製・反日映画「南京」誕生の舞台裏──日本の 〈情報力〉は反日プロパガンダに対抗できるか?
●反日スプリンクラーとして歪曲・偏向報道を世界に撒き散らす、ニューヨークタイムズ東京支局
●亡国の防大校長、五百旗頭真
●日本人に問われている国のカタチ
●なぜ、日本人は記憶喪失になったのか?

【第四章】メディア症候群
●〈慰安婦〉情報戦争の真実──反日ファシストたちの情報ロンダリング
●反日プロパガンダと日本の情報発信力
●〈いま・ここ〉 にある危機
●メディアの自殺――ネット言論の可能性と「WEB3・0
●情報戦争としての「靖国問題」 特別収録
●メディアの解体(『反日の構造』PHP研究所より)
 あとがき

 尚、この本を、アマゾンで買った人には西村さんと私との1時間の自由対談をネットで見ることのできる特典が与えられる。私はスタジオでそのために彼との1時間の対談をした。新手の売り方のようだ。こういう遣り方があるとは知らなかった。

 ネット世界の若い読者が私との対談などに興味を抱かないだろう、と私が担当編集者に言ったら、いえそんなことはありません、ネット世界の若い読者に「日録」は広く知られていて有名なんです、との答えをいたゞいた。さて果して本当だろうか。

 当「日録」の管理をして下さっている長谷川真美さんのブログ「セレブな奥様は今日もつらつら考える」9月20日付に西村さんのもうひとつ別の本が紹介されている。『歴女が学んだホントの歴史』というのだそうである。私はこの本は見ていない。

 長谷川さんはブログの中で「西村幸祐氏は日本人大好き人間達に、ネットという武器を自覚させてくれている。いい仕事していますねぇ。」と応援の弁を語っている。

 ネットはたしかに私の生活からも切り離すことができなくなっている。私にネットの手ほどきをしてくれたのが長谷川さんだが、西村氏からも教えていたゞいている。

 ネットは情報と検索の二面で私をすでにとりこにしている。しかし、そのために毎日相当に時間をとられ、本が読めなくなっているのは苦痛でもある。私はあまり器用な人間ではないのである。

メディア症候群 メディア症候群
(2010/09/22)
西村幸祐

商品詳細を見る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です