今日沖縄は中国の海になった!

 24日午後出先で聞いた。尖閣で取調べを受けていた中国人船長がなにもなしで釈放される、とのことであるが、テレビのニュースはまだ見ていない。

 ほとんど信じられない話である。中国の言い分を認めたわけだ。尖閣海域は今日から中国領になったのだ。日本政府は日本の法律に従って粛々と進めると公言していたのだから、今日、自国の法律を否定し、法治国家であることを止めたわけである。

 中国は沖縄全部が中国領だとすでに言っているので、着々と手を打つだろう。尖閣を軍事占領することはあるまいと考えているとしたら、それは甘い。アメリカが安保条約に基いて抑止すると考えているとしたら、さらに甘い。

 安保条約は、領土をめぐる他国の紛争にアメリカは中立だと言っている。実効支配を承認すると言っている。軍事力行使はアメリカ憲法に基いて議会の承認を得る必要があると言っている。

 自衛隊が中国軍と一戦を交え、尖閣を死守するなら、アメリカはそれを精神的に応援し、事後承諾するだろう。安保条約とはその程度の約束である。

 今日は沖縄が中国の海になることを日本が認めてしまった日なのだ。何をされても忍従し、何でもありの平和主義はじつは最後に戦争になるのである。

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