原発事故のこと

 福島原発のことが気がかりで私も何となく気が晴れない。春の陽気になって、街にはとりどりの花が咲いているが、心が沈み勝ちである。

 原発に関しては14日に日本文化チャンネル桜の討論会に出て、考えを述べた。メンバーは次の通りである。

番組名  :「闘論!倒論!討論!2011 日本よ、今...」
テーマ  :「原子力発電の未来を問う」
 この度の福島第一原子力発電所の問題を検証しながら、これからの日本がとるべき原子力発電の未来について、様々な観点から議論していただきます。

放送予定日:平成23年4月16日(土曜日)
       20:00~23:00
       日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
       インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/)

パネリスト:(原発推進)50音順敬称略
      齋藤伸三 (前原子力委員会委員長代理・元日本原子力研究所理事長)
      竹内哲夫 (前原子力委員会委員・元日本原燃社長・元東電副社長)
      林 勉   (エネルギー問題に発言する会代表幹事・元原子力メーカー技術者)
      兵頭二十八(軍学者)      
       
      (原発反対)50音順敬称略
      菊池洋一 (元GE技術者・福島第一原発施工管理担当)
      鈴木邦男 (作家・政治活動家)
      西尾幹二 (評論家・文学博士)
      前田有一 (映画評論家)
     
便宜上、推進と反対に分けておりますが、単純な対立的議論ではなく、それぞれの立場から日本のエネルギー問題として、原子力発電の未来を考える議論ができればと考えております。
      
          
司 会 :水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)

 福島第一原発の設計者であった元GEの技術者の菊池さんという方はユニークな個性の方である。ひとりで人の三倍も喋って司会者を当惑させていたが、この方の人生の物語りが私には面白かった。

 放送後に日本文化チャンネル桜のホームページの左側にあるニコニコ動画とかYou Tubeとかを開くと見られるそうである。第二回目の最後の私の発言の場面で私は自分の一番言いたかったことを語った。第三回目では原子力安全委員会などを代弁する方の余りに型通りのきれいごとに、私は少し強い調子で疑問を述べた。

 今度の事件が人災かどうかは別として、日本社会の官僚化の欠陥が表面化したのだと考えている。それから、日本は非核三原則などといってこわいものは逃げてきた。原子力潜水艦ひとつ建造していない。そんな国が「平和利用」だけやろうとしてうまくやれるはずがない。いいとこどりだけやろうとしてうまくできるはずがない。何か根本的に間違っているのではないか。

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