26日午前8:00に法務部会が開かれた。今日の出席者は法案推進派は4人、反対派は16人で、明らかに大勢はきまったようだ。
けれども今日これで終りにするというのではなく、国会会期切れまで反対派は議論をしつづけて、政策審議会に上げさせないようにするということらしい。
与謝野政調会長は政策審議会に上げるようなことはしないと、25日党幹部に確約したそうだが、これは密室の確認で、正式には法務部会が審議を今後もつづけて、政策審議会に上げさせないように努力しつづけることが大切なのだという。
昨日と今日とで分ったことは、法務省の中でも人権擁護局がつっ走っているだけで、省内にもかなりの温度差があることである。人権擁護局以外の法務省の幹部は慎重になっている由。
人権擁護局はメンツもあって、いつもそうだが、今回も反論の文書を提出した。反対派からこんなのはダメだと一蹴された。
人権擁護委員を選ぶ任にある市町村長に対するヒアリングを行っているか、という質疑も出された。
平沢部会長は鮮明に反対派のサイドに立つようになった。
特筆すべきは民主党も同法案に反対する会を起ち上げたことだ。
国会会期ははたしていつ終るか。郵政がもめるので、7月まで会期延長も考えられるので、人権擁護法の反対運動の議員諸氏のご苦労もつづく。
古賀議員がこのまゝ引き下がるとも思えない。たゞ補選のための公明党への御礼という議論はもう使えない。
しかし明らかに法案の行方はコーナーを回り、危機は遠ざかりつつあるようにみえる。
以上は二方面の情報を総合して記述した。
まだ政調審議会と総務会が残ってるので油断は出来ません。
本日を凌いでも、郵政関連で結局国会の会期延長は不可避なので警戒態勢は解けません。それに、今国会で廃案になっても、差別利権に固執する勢力があるかぎり、何度でも法案提出の動きはあるでしょう。
自民党会議情報
ttp://www.jimin.jp/jimin/main/kaigi.html
4月26日(火)
◆政調、審議会
午後3時 第26控室
[1]平成16年度食料・農業・農村の動向(案)及び
平成17年度食料・農業・農村施策(案)について
[2]探偵業の業務の適正化に関する法律案(議員立法)
[3]動物の愛護及び管理に関する法律の一部を
改正する法律案(議員立法)
[4]人権擁護法案
○上のとおり、開会時刻を変更いたしました。
◆総務会
午後4時 第15控室
追加報告
http://www.amaochi.com/
再追加情報
えーと、あくまで噂レベルの話なんだそうですけど、どうも自民党執行部の方では、すでにこの人権法に関しては部会レベルでは「通っている」という認識を持っているとかいう話があるんだそうです。
つまりこの前の一任騒ぎで部会は通っていて、あとは政審と総務会をするだけ。
今日部会が開かれたけど、それは勝手にやってる勉強会ぐらいの位置づけとかなんとかいうコトだそうです。
ですから、すでに、あとは政審・総務にかけて、自民党として法案とするという作業が残っている段階である、という程度で、それは与謝野政調会長も認めているとかなんとか…。
うう、これは、なんでしょう、もうよく分かんなくなってきています。
ので、こういう噂もあるんだというコトだけに控えさせてもらいまして、ご報告とさせて頂きます(23:00)
東西南北さん
いつもコメント有難うございます。
もし、その噂が本当だとしたら、まったく民主主義の世の中ではないということになりますね。監視は緩められません!
嫌な噂ですが、なんか信憑性がありそうで怖いですね
昨日から各ちの人権擁護法反対ブログにトラックバックしている「若隠居の徒然日記」ですが、主宰の若隠居氏は取り巻きを引き連れては法案反対派のブログやサイトを「知的で理論的で冷静な説得」と称して荒らしまわる悪質な推進派です。
反対派がそれにのらないので、ついにこのように暴発しちゃったようです。
(荒らされてるブログのコメント欄)
http://plaza.rakuten.co.jp/h0123/diary/200504290000/
http://www.2log.net/bbs/zk1/comment.html
ご注意あれ。
>東西南北さん
そのようですね。
ご紹介のところ、読んできました。
はじめまして。若隠居と申します。
まことに失礼ながら。
>主宰の若隠居氏は取り巻きを引き連れては
わたしには、意見があう人はいますが、取り巻きなんていません。なにを根拠にしていますか?
>法案反対派のブログやサイトを「知的で理論的で冷静な説得」と称して荒らしまわる悪質な推進派です。
わたしが悪質な推進派であるとはなにを根拠にしているのですか。
>反対派がそれにのらないので、ついにこのように暴発しちゃったようです。
ちがいます。
てんこもり野郎が腹を割ったから、それ見ろと言っているだけです。
ちなみにわたしは、「法律を批判するならちゃんと法律読んでくれ」と主張しています。
詳しい経緯を抜きにして、このように判断されることは、きわめて心外です。
>しかし明らかに法案の行方はコーナーを回り、危機は遠ざかりつつあるようにみえる
残念ながらそうでなくなったようです。むしろ状況はゴールデンウィーク中に悪化したのだともいえます。
与謝野政務調査会長、今国会での人権法案の提出に向け調整へ
自民党内の調整が難航している人権擁護法案をめぐって、与謝野政務調査会長は、法案のとりまとめ役の古賀元幹事長と、慎重な姿勢の平沢法務部会長と、それぞれ会談しました。与謝野氏は「両者の考えの溝を埋める必要があり、場合によっては、古賀氏、平沢氏、法務省など関係者による協議の場を設けたい」と述べ、今の国会への提出に向け、調整に乗り出す考えを示しました。
05/09 18:08
ソース:NHK(動画参照)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/05/09/k20050509000110.html
協議会が行なわれた場合、この構成メンバー(古賀、与謝野、平沢の各氏と法務省関係者)では必ず押し切られしまいます。
部会で反対派若手議員を押し切れなかったから、協議会のメンバーから排除して、提出の結論を得るのでしょう。
平沢氏が折れる可能性は極めて高い。
関連記事として以下をあげておきます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050510k0000m010104000c.html
人権擁護法案:国会提出前に、自民党内の対立が先鋭化(毎日)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050509AT1E0900G09052005.html
与謝野政調会長、人権擁護法案で平沢・古賀氏と協議(日経)