九段下会議の「国家解体阻止宣言」を2月初旬に『Voice』3月号に掲示し、一般読者に訴え、その後小冊子も作成して、約2000部を各方面に配布した。感動した、賛成だと言ってくれる人は多いが、それ以上のものではない。
このマニフェストは従来の同種のものと異なり、賛意と署名を求めていない。類似の意見も求めていない。投稿することの好きな人の投稿も期待していない。自ら参加し、活動し、行動することだけを期待している。
何に参加し、どんな活動をするのか――それはまだ何もきまっていない。それは参加する人たちがきめる。そういう宣言文である。
とりつく島もない内容と思われるであろう。時代がそこまできているということは前から言っている通りである。ただの意見の交換の時代は終った、という認識である。この認識は本日録においてもいくたびも掲示して訴えてきた。
今日までに本部に約100を越える文書が届いている。私個人あてにもきている。何を勘違いされたか自分は何をするかも書入れず、会のメンバーに入れて下さい、と葉書に署名してきた方もいる。そういう会ではないのである。
5月12日午後執行部会を開いた。最大の問題は自民党政府の各省庁の審議会の全ての委員がリベラル左翼にほぼ100%握られている事実である。自民党は間抜けでそのことに気がついていない。
内閣府、外務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、防衛庁のすべての審議会の委員リストを作成してよくよく見た。驚くべき人名である。これらの委員を誰がどうやって決めているのか。
日本の国家という屋台骨は毎日のように内側から白アリに食い亡ぼされている。九段下会議は「白アリ退治委員会」である。ターゲットはそこに絞られつつある。
ただし、具体的にそれをどうやって処理するのか、いまだ確定していない。具体的な名案をいまこそお寄せいただきたい。
※※※ 国家解体阻止宣言 ※※※
「平成の革命勢力」を打ち砕いて日本の大本を改めよ
≪≪≪ 九段下会議 ≫≫≫
伊藤哲夫(日本政策研究センター所長)
遠藤浩一(拓殖大学客員教授)
志方俊之(帝京大学教授)
中西輝政(京都大学教授)
西尾幹二(電気通信大学名誉教授)
八木秀次(高崎経済大学助教授)
***** 緊急政策提言 *****
国家基本政策 //////////////////
1 憲法改正はまず9条2項の削除を
2 歴史認識の見直しは「村山首相談話」の撤廃から
3 8月15日の首相靖国神社参拝を慣例化せよ
4 国産技術の防衛と育成に国家戦略を
5 政府審議会から左翼リベラル勢力を一掃せよ
外交政策 ///////////////////////
1 対北朝鮮経済制裁の即時断行を
2 朝鮮半島の「中国化」を阻止する対中政策を確立せよ
3 インド・ASEAN・台湾重視へ対アジア外交政策を転換せよ
4 対米依存心理から脱却した日米関係の再構築を
5 竹島・尖閣をめぐる日本側主張を国の内外に向け鮮明にせよ
防衛政策 ////////////////////////
1 専守防衛体制から「防衛の開国」へ
A 敵ミサイル基地への攻撃を含めた対ミサイル防衛態勢の整備
B 自衛隊による「領域警備体制」の確立
C 自衛隊武器使用基準の見直し
D 自立的な情報機関の確立
2 集団的自衛権の行使の意志確立を
教育政策 ////////////////////////
1 教育基本法の改正は愛国心書き込みだけに留めるな
2 教育責任の不在を生む「教育委員会制度」を廃止せよ
3 ゆとり教育は「見直し」ではなく「全廃」へ
4 国語教育の総点検を
5 教科書問題は「教科書法」制定から
6 「子供の権利条約」の弊害是正を
7 文部科学省の「日教組化」を阻止せよ
社会政策 /////////////////////////
1一連の「家族つぶし政策」を見直せ
A夫婦別姓の阻止
B少子化対策の見直し
C税制・年金における改悪の再検討
2ジェンダーフリー政策の駆逐を
A男女共同参画基本法の廃止
B過激な性教育の一掃
C男女共同参画の予算の大幅削減
3ヒステリカルな政教分離要求にまどわされぬ伝統・慣習の擁護政策を
九段下駅(半蔵門線)
Posted by nishio_nitiroku at 21:32 │Comments(3) │TrackBack(1)